CV:松井暁波
プロフィール
概要
ブラックチャンネルにおけるもう一人の主人公で、優中部小に通う小学生ヨーチューバー(アニメ版ではYouTuber)。
しかし、動画配信者としての企画力は壊滅的。
両親と暮らしている一人っ子で、苗字は不明。
勉強とスポーツが大の苦手で、テストの点数も0点ばかり。
クラスメイトの市井ひめちゃんに好意を抱いている。
原作とアニメで性格は多少異なるが、どちらにおいても『普段は冴えない人物だが大事な場面では義侠心と勇敢さを垣間見せる、特殊な力を持った相棒を持つ普通の人間』の典型のような人物。
アニメでは初回から登場しているが、原作では2話からの登場となっている(原作1話はブラックが単独で主人公)。
原作
遍歴
市井ちゃんとタピオカミルクティーを飲む動画を撮ろうとして失敗し、失意の只中にブラックと出会った。
人物像
『さとちゃんねる』という個人チャンネルでヨーチューバー活動をしている。
学校のクラスは5年1組。
若干お調子者な所はあるが基本的には友達想いなどちらかというと常識人で、勉強が極度に苦手な点を除けばごく普通の普通の小学生である。
後述するアニメ版と比較すると考え無しな面は少なく、ブラックの動画制作に巻き込まれている不運体質でもあり、怪異等を引き寄せる一面もある。しかし、酷い目に遭いながらもブラックと一緒に行動する事は楽しんでおり、悪友のような関係となっている。
作品の性質上、基本的には自己中心的な契約者とその狂言回しであるブラックや、突如現れた怪異に対する常識的な目線からの巻き込まれ役といえる立ち位置。
しかし、ブラックや世界がピンチの時には、強敵相手に立ち向かう勇気を見せる。
契約に対する姿勢
ブラックのデビルツールに頼ろうとして『クリエイターの端くれとしてそれ(デビルツールの使用)は出来ない』と拒まれたり、逆にブラックから契約を持ちかけられて「おれは契約しないぞ!」と拒否するなど、当初は契約する事は無かった。
その後、31話で優中部町の子供達全員との同時多発契約(ウルトラディール)という形で初契約。続けて32話では初の単独契約、さらに33話でもE.T.のパロディのように人差し指を合わせ、カメラちゃんも交えて契約(こちらは契約書無し)。…と3話連続で契約している。
とはいえ、原作で契約書を交わした人間の中では、唯一魔界に落とされていない。一方で、他の契約者が契約違反して魔界に落とされた際には、何故か炎タメ会場の観客席に連れて来られて公開処刑を見せられる事が多い。
契約違反者に対する制裁を何度も目の当たりしているのに加え、ブラックの撮影に同行して何度も危険な目に遭っている事もあり、契約に関しては慎重であると考えられる。
アニメ版
初登場:『【YouTubeアニメ】人間の本性を暴く!悪魔系YouTuberブラック登場!』(2020年8月31日UP)
遍歴
花瓶を割った担任に濡れ衣を着せられていた時にブラックと出会った。
人物像
当初はYouTuberではなく、ブラックから誘われてブラックチャンネルの共同運営者という形で活動を始めた。
学校のクラスは5年2組。
勉強も運動もゲームも苦手でテストは0点ばかりな怠け者だが、一方で常識人的な視点と優しい心の持ち主というどこかで聞き覚えのある落ちこぼれ。
実は超人的な元ネタと違い、基本的には真の意味で何の取り柄も無いが、実はブラックが認める程の強運の持ち主でありステータスチェッカーや運可視化回における測定では運の数値が図抜けて高かった。
しかし、その運可視化回にて正確には良い事も悪い事も含め、極低確率でしか起こらない事象を引き寄せるという能力だった事が判明し、以降の回では『運が悪い』と称される事も多くなった。
私利私欲の為に深く考えずブラックの企画契約書にサインし、調子に乗りすぎた結果自業自得で酷い目に遭うというオチが多い。撮影がきっかけで改心するも翌日には飽きてしまう…というオチもある。
ブラックとの契約で人に悪戯するのはまだ可愛い方であり、物を盗むなど犯罪行為に走る事もある。手に入れた力で調子に乗った結果友達から拒絶され、逆ギレする事も。中には死亡してしまった回も存在する。
しかし、良識の無い根っからの悪ガキという訳では決して無く、心優しい一面や勇敢な姿を垣間見せる事も多い。他キャラに対して正論を説き、彼らが立ち直ったり改心したりするきっかけを作る事もある。
また、特に悪事を働いていないにもかかわらず一方的に巻き込まれるだけの回も多い。世界屈指のブラック企業で職場体験させられたり、5億年ボタンを押させられたり…等々、マトモな人間には荷が重すぎる企画を小学生の身でありながらやらされることも多い。
…自業自得な回込みでも原作以上の不幸体質かもしれない。
普段は勉強が苦手なボケ担当ポジションであるため強調されないが、ブラック含め変人や悪人が数多く登場する作中の人物としては常識的な部類で、彼らへのツッコミ担当でもある。
その為、ブラックがさとし以上に悪質なキャラと契約する回、アカネ等の準レギュラーが主役となる回やコラボ回などでは原作に近い役回りとなっており、場合によっては登場すらしない(OP以外)回も存在する。
対人関係
ブラック・・・言わずと知れた相棒。ブラックの企画に軽々しく契約しては、幾度と無く散々な目に遭っている。しかし、撮影外ではブラックを気遣う描写もあり、また不仲説のデマ動画に対してはあからさまな不快感を示すなど、原作同様に悪友のような関係といえる。
ひめちゃん・・・さとしが好意を寄せている女の子。異性関係のブラックの企画では大体登場しているが、相思相愛にまで発展する描写は無い(その辺のラブコメ要素は、主にブラックとアカネが担当している)。
また、ブラックとひめちゃんが協力してさとしに逆ドッキリを仕掛ける事も多々ある。
Plott他作品のキャラとの関係
- パンダ・・・初テイペンコラボの前編では、輝かしい経歴を持つパンダに憧れの眼差しを向けるが、ブラックとの契約で得た偽の経歴だと判明してからは掌を返した。後編では、前編での出来事のせいで会社に来なくなったパンダの代理として某企画へ職業体験に行くも、ブラック企業の実態を知り就職は断った。
- モブ男・・・小学生になった彼とクラスメイトとして接する。しかしコラボのモブ男は基本的にクズの上に中身は大人なので見下されるような扱いを受けてしまい、印象は良くない。別のコラボではモブ男から身を挺して庇われ、「モブ男お兄ちゃん」と呼ぶようになる。
- フラグちゃん・・・初対面は『絶海孤島の刑務所からの脱獄』。彼女の事は「死亡フラグのお姉ちゃん」と呼んでいる。
- 恋愛フラグ・・・カレコレ・フラグちゃんとの3チャンネルコラボ回にて対面。彼女の用意した小人化ジュースを飲んでしまい、巨大な美少女3人からお世話という名目で好き放題されてしまうという一部の視聴者が羨ましがるような展開となった。また、彼女とモブ男の関係性がブラックとさとしのそれに近い。
余談
ブラックチャンネルの原作者であるきさいちさとし先生がモデルだと思われ、
- 名前
- 誕生日
- キャラデザイン(きさいち先生の自画像はさとしそのまんま)
が共通している。
関連タグ
イマイチ先生 ???・・・さとしと同じく、きさいち先生をモデルとしたキャラクター。
モブ男・・・姉妹アニメのメインキャラ。アニメ版のさとしをそのまま大人にしたようなキャラクターであったが、回を追う毎にさとしの方がしっかりして来た。ヴィラン編やフラグちゃんとのコラボ動画ではさとしがモブ男にツッコミを入れたり、面倒を見たりする場面がある。