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概要

救急戦隊ゴーゴーファイブ』第12話で登場するゴーゴーファイブ2号ロボにして、スーパー戦隊初の列車ロボ

5両の巨大列車ゴーライナーが合体する。ゴーライナーは元々99マシンを運搬する役目を持つマシンだが、ビクトリーロボでは対処できないゴレムサイマ獣に対抗するため、急遽改造が施され、合体可能になった経緯を持つ。

急ごしらえで完成されたためか、当初は必殺技の際に余剰エネルギーが逆流してコクピットに電磁波があふれたり、99マシンを搭載していなければ合体できない欠点があったが後に改良されている。

番組後半ではマーズマシンの輸送も可能になり、マックスシャトルとの合体で宇宙まで飛んでいくことも可能になった。

ただしグランドライナーとしては、その攻撃が実体を持たない死霊サイマ獣にほとんど効果がないことから、中盤にゴレムサイマ獣が出現しなくなり、マックスビクトリーロボビクトリーマーズが登場してからは全く登場していない時期があった(ファイブライナーやスペースゴーライナーとしては登場している)。

1号ロボの活躍のための作業分担が、逆に彼から登場機会を奪ってしまったともいえる。

必殺技は右肩のライナーガトリングと左肩のライナーホーミングを両拳に装着し、「怒りの拳よ、灼熱の嵐を呼べ!」の掛け声とともにガトリングとミサイルの一斉射撃からのパンチを繰り出すグランドストーム

玩具

発売されたDX品では単体でファイブライナー、グランドライナーとして遊べるだけでなく、ライナーボーイ(マックスライナー&シャトル)との連結やビクトリーロボ(99マシン)、ビクトリーマーズ(マーズマシン)の収納&運搬を劇中通りに再現されており、

ファイブライナー形態では全長1.3m、グランドライナー形態では全高384mmにも及ぶ大型商品として発売された。

TVCMのオチもビクトリーロボとの比較映像となっているが、実は第20話でのグランドライナーとビクトリーロボの共闘の伏線もかねている。もっと言うならオープニングのラストでゴーゴーファイブが横一列に整列して敬礼するカットで「ファイブライナーが5人の前を横切り、その後敬礼する5人の背後で空を飛ぶ」という、後で真実を知って驚愕するタイプの伏線も張られていた(第1話では翌回以降で使用されるものとは異なるやや長めの冒頭シーンが存在するが、ラストは同じ)。

つまり、実は知らず知らずのうちに初回から「グランドライナーに関する壮大なネタバレ」が咬まされた事になったのであった

因みに、中古品では高確率でゴーライナー1と2の屋根にあるパンタグラフパーツが欠品している事が多い。

また2020年、プレミアムバンダイにてスーパーミニプラ版のグランドライナーが受注販売された(2月17日受注開始、7月発送)。

DX版にあった車両同士の連結や99マシンの格納はすべて再現しており、その大きさはファイブライナー形態では全長0.91m、グランドライナー形態では全高270mmと戦隊のスーパーミニプラでは一番でかい(スーパーミニプラ全体ではガオガイガーのキングジェイダーが28㎝と僅かに優っている)。

加えてミニプラらしく可動域が大幅に拡大しており、格納状態でも頭や手足がガンガン動いてポージングできるほか、未格納状態限定だが追加パーツで肘可動までできる。もう箱とは呼ばせない。

余談

ビクトリーロボやサイマ獣の2倍近いサイズのために、それらと一緒に登場する際はCG合成されていたのだが、終盤では合成の手間か予算の問題なのかは不明だが、普通に着ぐるみで他のロボと共演している(さすがにグランドライナーが少し大きいが)。

当時、艦載機を格納するいわゆる「母艦ロボ」「箱ロボ」としては規格外の売り上げを記録し小売や問屋などから黒いダイヤと賞されたことがある。その一方で海外版である「パワーレンジャー・ライトスピードレスキュー」では、日常的に鉄道に接することが少ない土地柄が災いし、日本とは逆に深刻な売上不振に陥ったという。

関連タグ

救急戦隊ゴーゴーファイブ 戦隊ロボ ファイブライナー

隠大将軍:歴代でも希少なレッドの操るメカが合体時に片腕を担当している戦隊ロボという共通点を持つ。

歴代スーパー戦隊の列車ロボ

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