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18世紀の編集履歴

2022-12-11 20:25:40 バージョン

18世紀

じゅうはっせいき

18世紀は西暦1701年~1800年までを指す。

17世紀18世紀19世紀


西暦1701年から西暦1800年までの100年間を指す世紀。日本では江戸時代


西欧では近世から近代への流れが起こった時代である。この世紀の中盤にはイギリスで世界初の工業化である産業革命が始まり、19世紀にかけて続く。この世紀の後半には、アメリカ独立戦争フランス革命により、19世紀に至る市民革命の流れが始まる。


アジアの大帝国の腐敗、弱体化と、それに乗じたイギリスなど西洋諸国の進出が進んだ時代である。オスマン帝国は体制の硬直化が進みロシア帝国との露土戦争で敗北。他方で西欧技術・文化の吸収を図り、文化的には充実した時代であった。


ムガル帝国アウラングゼーブのもと最大領土を実現したが、その死後内乱が勃発、イギリス保護国化へ向かうきっかけとなった。清朝は康熙帝・雍正帝・乾隆帝のもと最盛期を迎えたが、中国本土の人口過剰問題が深刻化し(当時中国の人口はすでに3億人を超えていた)、乾隆帝の治世の後半には宮廷内外の綱紀はゆるみ、緩やかに腐敗と衰退へと向かっていく。しかしこの頃清朝の国力はまだ充実しており、半植民地化が始まるのは19世紀半ばになってからである。


日本は17世紀末に広まりを見せた元禄文化のように華やかな文化が栄えたが、江戸幕府では財政ひっ迫で徳川吉宗享保の改革のように幕政改革を迫られた。またこの時代は南海トラフを震源とする宝永地震や現時点で最後となっている富士山の大噴火など数々の災害にも見舞われた。


主なできごと

1702年 元禄赤穂事件

1710年頃 トマス・ニューコメンが初の実用的な蒸気機関を製作する。

1707年 ムガル帝国皇帝アウラングゼーブ死去、以降ムガル帝国は衰退に向かう。

1709年 生類憐れみの令を廃止。

1716年 江戸幕府の8代将軍に徳川吉宗が就任。

1721年 大北方戦争が終結(-1700年)。ロシアの勝利によるスウェーデン・バルト帝国の没落。

1733年 ジョン・ケイが飛び杼を発明。織機の効率が上がり、産業革命のきっかけとなる。

1738年 イランのムガル帝国侵攻。ムガル帝国は大敗を喫して衰退と解体が決定的となる。

1762年 エカチェリーナ2世ロシア帝国皇帝に即位。

1772年 田沼意次が老中となる。

1775年 ジェームズ・ワットが改良型蒸気機関の特許を取得する。

    アメリカ独立戦争勃発。

1776年 アメリカ独立宣言が採択される。

1781年 世界初の鉄橋コールブルックデール橋(現アイアンブリッジ)が開通。

1783年 イギリスがパリ条約でアメリカ合衆国の独立を承認。独立戦争の終結。

1789年 フランス革命(-1794年)。

1793年 ルイ16世マリー・アントワネットが処刑される。


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