概要
スーパーこのはを取ることで変身できる形態で、マリオの帽子に狸耳、オーバーオールのお尻部分に尻尾が生えたような格好になる。
助走をつけてパワーメーターを溜め、その状態でジャンプすると一定時間飛べる。またジャンプ中にボタン長押し(『マリオ3』ではジャンプボタン連打)すると回転しながらゆっくり降りられるので、ジャンプしても届かないような場所や、普通に飛び移っても落ちてしまうような場所に移動したいときに便利。
また、ダッシュボタンを押すとその場で回転して尻尾をぶつける「しっぽアタック」もできる。有効な敵はファイアマリオと大体同じだが、ファイアボールが効かないトゲメットやほねパックンも倒せる。ただし至近距離でないと当たらないので、一瞬の差でダメージを受けてしまうことも。
水中コースでは得意のジャンプがあまり活かせないので遠距離攻撃のできるファイアマリオ等で挑んだ方がいいだろう。
タヌキマリオという名前だと誤解されることが多いが、リンク先の通り「タヌキマリオ」はこの姿の上位互換の別形態である。
なお、アメリカではタヌキが見慣れない動物のため、しっぽマリオは「Raccoon Mario」(アライグママリオ)、タヌキマリオは「Tanooki Mario」(タヌーキマリオ)となっている。
…というより、しっぽマリオの縞々模様のしっぽは実はタヌキではなくアライグマの特徴である。
また、パタパタの羽で変身したしっぽマリオは、常時助走が付いた状態であり、時間制限なしで空を飛ぶことができるが、一つステージをクリアすると通常のしっぽマリオに戻る。
その後はマントマリオやはねマリオなどが登場したため、『マリオ3』のリメイク版のみの登場だったが、2012年の『NEWスーパーマリオブラザーズ2』で24年ぶりに復活する。スーパーこのは自体は前年の『スーパーマリオ3Dランド』にも登場していたが、こちらはタヌキマリオのみの登場だった。
なお、『Newマリオ2』以降の作品でルイージが取ると狐の耳と尻尾が生えるようになるが性能は同じ(その点はタヌキスーツでも同様)。
2001年の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではフィギュアのひとつとして登場し、入手難易度は高め。2014年の『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo3DS/WiiU』以降はアイテムとしてスーパーこのはが登場したため、マリオシリーズ以外のキャラクターも狸耳と尻尾が生えた姿になる。
『ペーパーマリオカラースプラッシュ』や『ペーパーマリオオリガミキング』では敵との戦闘中にアイテムの「しっぽ」を使うとしっぽマリオに変身して敵の攻撃を跳ね返してカウンターできる。同じ効果の「しっぽ」自体は『ペーパーマリオスーパーシール』から登場していたものの、そちらではただしっぽがつくだけでしっぽマリオにはならない。
しろしっぽマリオ
『NEWマリオ2』に登場。同じコースで5回連続でミスすると出現する「アシストブロック」に入っている「無敵このは」で変身できる。
なんと常に無敵なのでどんな敵でも触れるだけで倒せ、ゴールドマリオでも倒せないガリガリ、巨大トゲ鉄球ですら普通に倒せる(ゴールドマリオも普通のトゲ鉄球は除去できる)。
さらにマメマリオのように水面ダッシュも可能で、普通のしっぽマリオより短い距離で飛べる(飛行可能距離は同じ)。
ゴール後は普通のしっぽマリオに戻る。
敵を気にせずひたすら突き進めるのでまさにやりたい放題と言えるが流石に欠点もあり、壁に挟まれる、穴、毒沼・マグマなどの即死系トラップまでは流石に無効にはならない。また、ほとんどの敵を倒せるとはいえテレドンは倒せない上に無敵マリオとは違って通常スコアで連続スコア1UPも狙えない。ただし、スーパースターを取った場合は従来の無敵状態と同様に連続1UPが狙える。
またこの状態の時にパワーアップアイテムを取ればストックに入るが、一番入ってほしいであろうゴールドフラワーのみアイテムストックに入らない(他には元々ストックできない巨大キノコや特殊な方法でしかストックに入れられないスーパースターくらい)。
そして最大の問題が、敵を踏んでのジャンプや敵を利用してのギミックが解けなくなってしまうこと。
おなじみのノコノコ階段1UPができないのはもちろん、一部スターコインも取れなくなってしまう。そしてこの状態で隠しゴールに到達しても隠しルートは開通しないので、しろしっぽマリオに頼りきりだと隠しコースには行けない点に注意(マメマリオ限定で元々しろしっぽマリオでは行けない隠しゴールもある)。
余談
アメリカで放送されたアニメ版『マリオ3』では、マリオとルイージのみならず、ピーチ姫やキノピオ、そしてクッパもしっぽ化している。そのうち、しっぽクッパは2011年の『スーパーマリオ3Dランド』でゲームに初登場した。
↑しっぽ化は2分30秒ごろから。
↑しっぽクッパは2分20秒ごろから。
また、漫画『スーパーマリオくん』でもスマブラでの登場の遥か昔にしっぽヨッシーが登場したことがある。