概要
2005年から原則毎年開催される。正式名称はAnimelo Summer Live。「アニサマ」の略称で親しまれている。
2008年からはさいたまスーパーアリーナを開催地とし2daysに、2013年からは同じ開催地で3daysとなった。
特徴としてレコード会社やレーベルの枠を超えて様々なアーティストが出演し、アニソンだけでなくゲーソン、特撮、オリジナル曲まで幅広い曲が披露される。
主にアニソンを歌う声優がメインになるが、愛内里菜、中川翔子、T.M.Revolution、GACKT、氷川きよし、鈴木雅之などアニソンを歌ったことのある一般アーティストも出演する。
しかも2022年には、アニソンを歌った実績が皆無のはずの松平健がなぜか出演した。
2020年に関しては、COVID-19の影響で中止に追い込まれた。このコンサート史上初の出来事であった。
その代替企画として同年8月30日に横浜市内のライブハウスで「Animelo Summer Night in Billboard Live」なるイベントが行われたが、ニコニコ生放送を活用した(有料)リモートコンサートと言うスタイルを取った。
翌年2021年は、観客5000人という動員制限の中ではあったものの、例年通り開催された。
テレビ放送
2009年にキッズステーションおよびTBSにて、2010年にアニマックスおよびキッズステーションにて、いずれも前年開催分のダイジェスト版が放送された。特に2009年のTBSは、長らく地上波で放送された唯一の例だったりする。
2013年から2017年までおよび2019年にはNHKBSプレミアムにて年末(または11月中旬から12月)に録画放送を行っているほか、2016年にはBSスカパー!でも放送された。また、2014年以降、BSフジでは出演アーティストやスタッフのインタビューを中心とした構成の番組を放送しているが、2018年は「本編」の放送も12月に実施した。また、BSプレミアムでの放送「再開」PRの為、2019年11月30日深夜にNHK総合でダイジェスト版が放送された。地上波での放送は10年ぶり。
2021年開催分以降に関してはBS11で翌年1月1日に、3日間を放送時間6~7時間分にまとめたハイライト版という形で放送されている。
映像ソフト
第2回目に当たる2006年開催分から2013年開催分まではDVDソフトが販売された。また、2009年開催分以降はブルーレイソフトが販売されている。
開催実績
タイトルは「Animelo Summer Live (開催年)-サブタイトル-」の順で表記されている。
開催年月日 | サブタイトル | 会場 |
---|---|---|
2005年7月10日 | THE BRIDGE | 代々木第一体育館 |
2006年7月8日 | OUT RIDE | 日本武道館 |
2007年7月7日 | Generation A | 日本武道館 |
2008年8月30,31日 | Challenge | さいたまスーパーアリーナ |
2009年8月22,23日 | RE:BRIDGE | さいたまスーパーアリーナ |
2010年8月28,29日 | evolution | さいたまスーパーアリーナ |
2011年8月27,28日 | rainbow | さいたまスーパーアリーナ |
2012年8月25,26日 | INFINITY-∞- | さいたまスーパーアリーナ |
2013年8月23,24,25日 | -FLAG NINE- | さいたまスーパーアリーナ |
2014年8月29,30,31日 | - ONENESS- | さいたまスーパーアリーナ |
2015年8月28,29,30日 | -THE GATE- | さいたまスーパーアリーナ |
2016年8月26,27,28日 | 刻-TOKI- | さいたまスーパーアリーナ |
2017年8月25,26,27日 | THE CARD | さいたまスーパーアリーナ |
2018年8月24,25,26日 | “OK!” | さいたまスーパーアリーナ |
2019年8月30,31日,9月1日 | “STORY” | さいたまスーパーアリーナ |
2021年8月27,28,29日 | “COLORS” | さいたまスーパーアリーナ |
2022年8月26,27,28日 | “Sparkle” | さいたまスーパーアリーナ |
2011年から中国・上海公演「Anisama in Shanghai」を開催し、2012年も10月27日に上海・メルセデスベンツ・アリーナで開催予定であったが、尖閣諸島を巡る日中間の対立を受け、延期。そしてそのまま事実上消滅した。
2014年3月には台湾・台北公演「ANISAMA WORLD 2014 in Taipei」を開催している。
2020年に関しては先述の通りCOVID-19の影響により開催を断念した。ただしその年のサブタイトルであった「“COLORS”」に関しては2021年開催分に引き継がれた。
多く出場している人物の例
初回から2011まで、水樹奈々・奥井雅美・JAM_Projectが7年連続出場して、トリ・大トリを必ず務めており、初期のアニサマの顔的な存在だった。
三森すずこは2010から、何らかの形(ソロ・ミルキィホームズ・μ's・スタァライト九九組)で、2021まで11回(12年)連続出場していた(中止となった2020も出場予定だった。2022は自身の出産予定日と重なったため出場断念)。
また、2018の三森すずこ、2019の大橋彩香・佐藤純一、2021の岩田陽葵は3days全日出場している。
その他、プリキュアシリーズやウルトラシリーズの出演者も多いが、これには歌手活動をしている声優が選ばれやすい事が理由である。さらに言えば後にプリキュア役やウルトラマン役を射止める人も確認出来る。実際に両シリーズの曲が披露された事もある。