※エメゴジとは法的にも別キャラクターです
データ
身長 | 90m |
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全長 | 不明/180m(一部媒体) |
体重 | 不明/20000t(一部媒体) |
X星人の侵略用の手先として登場。
外見はハリウッド版ゴジラによく似ているが、目の上から首にかけて細い棘がある、喉袋にトゲが生えていないなどの差異がある。
設定によると1997年にニューヨークを襲撃した怪獣と同一種かどうかは不明とのこと。鳴き声は、象に似ている。なお、強酸を含んだ火炎を吐くことが可能という設定があり、一瞬だがこの火炎が路上の人々を薙ぎ払っていると推測される場面がある。
他の怪獣が、着ぐるみや操演モデル等が造形されていたのに対し、ZILLAのみフルCGで描写されていた。
なお、ヘドラ、エビラ、クモンガ(モンスターX(=ギドラ族の帝王)と同様に、作中で名前を呼ばれる事は1度も無かった(エビラやクモンガは直接的に名前を呼ばれてないだけで、音無杏奈やモブキャラクターが呼んでいるシーンがある)。
劇中での活躍
オーストラリアのシドニーを襲撃し壊滅させる。このシーンはZILLAが逃げ惑う人々を火炎で焼き殺したり恐怖に慄く一般市民を捕食したりと、凄惨な描写が多い。
いったん他の怪獣共々X星人に回収されたが、新・轟天号によって眠りから目覚めたゴジラが南極から東京(X星人統制官が拠点として居座る場所)へと北上を始めたため、ゴジラの力を確かめるべく、ガイガンに続く第二の刺客として差し向けられる。
そして迎えた中盤、X星人の円盤によって再度シドニーへと投下され、上陸してきたゴジラと数秒にわたって睨み合った後、ゴジラに体当たりを仕掛けるべく突進する。直後、ゴジラの放った放射熱線をジャンプで回避し、飛びかかり噛みつこうとするも直後に尻尾の一撃でオペラハウスに叩き付けられてしまう。再度放射熱線を浴びせられ、僅か10秒で瞬殺されてしまった。
これにはさすがのX星人統制官も呆れてしまい、(激しく地団駄を踏んだ後で)「やっぱりマグロ食ってるようなのはダメだな」とぼやいていた。
- ただ、ゴジラの首に鎖をかけて優勢になったかと思った瞬間にいきなり悲鳴を上げる間もなく頭部を吹っ飛ばされたガイガン、ジャイアントスイングであっけなく地平線の彼方へと消えたクモンガ、碌な抵抗さえできず電柱に突き刺さりトドメさえ刺されなかったカマキラスなど、この映画では他の怪獣もあまり健闘できていない。故に、今回の強すぎるゴジラの攻撃を一度でも躱せた事を評価する声も無くはない。
- 尤も、統制官は最終決戦で「ゴジラとやらの相手はコイツだ!」とモンスターXを差し向けているため、彼にとってモンスターX以外の怪獣は捨て駒に過ぎなかったのかもしれない。
『Godzilla: Ruler of the Earth』版
体高 | 60m |
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2013年にアメリカで発売されたコミック作品に登場した個体。
オーストラリアミズオオトカゲの変異体と推測されている。人間をも襲う可能性も示唆されている。ゴジラの皮膚をも引き裂く爪が強力。
怪獣島におけるゴロザウルスの様な立ち位置にいる(ゴロザウルスも棲息)。ゴジラと勝負し、終始不利であったが形式的にドロー(というか決着付かず)に終わる。怪獣島に近寄れないのか近づかないのか曖昧な状態でいたが、最終決戦では地球産の怪獣連合に加わり、ジェットジャガーを助けたり敵相手に一騎当千のような戦いを繰り広げるなど活躍した。後に、連合の正式なメンバーになる。
喉袋のトゲがある他、出版社の公式Twitterでは「アメリカ版ゴジラ」とも表記されているなどエメゴジとアメコミ版ジラの境は曖昧になっている模様。
『Godzilla:Oblivion』版
他の怪獣達と共に、ほんのチョイ役で出てきた(参照)。
『GODZILLA 怪獣黙示録』版
アニメ版『GODZILLA』の前日譚に登場した種。
元ネタ同様、一個体としては怪獣の中でそれほど強い方ではなく、通常兵器の集中砲火で撃破は可能(しかし、このシリーズの怪獣は通常兵器で対処できない方が珍しいだけでなく、小型の怪獣は難民が食糧にしていた事も判明している)。
恐ろしい俊敏性を持ち、幼体も生身の人間では歯が立たない程度には強力である。これが単為生殖で繁殖するため、脅威を取り除くためには卵一つたりとも逃さない徹底した殲滅が必要となる。
単純な物量だけでも恐ろしいのに、彼らは「幼体が囮となって成体の奇襲を補助する」といった高度な集団戦法を使いこなす。そのため群れ全体での脅威度は非常に高く、市街戦ともなれば機甲部隊でも全く油断ならない戦力となる。
欧州奪還軍がフランスのルーアン近郊で初遭遇、メーサーやレールガンの一斉射撃でこれを撃破するが、二足歩行・背びれなどゴジラに類似する部分があったため、「ゴジラ撃破」との誤報を流し世界中をぬか喜びさせてしまう。
誤解はすぐに解消され、「ジラ」という別種の怪獣として対処されるが、繁殖力と集団戦法のために完全撃破は困難を極め、核使用すら検討されるほどであった。
- 核使用が案として出される点は、1998年の映画と対称的である。
- フランスは、1998年の映画においてゴジラ誕生のきっかけとなった水爆実験を行った国である。
- 「ゴジラとして間違えられる」という状況は、『GMK』において語られたハリウッド版ゴジラおよびバラゴンのそれらに似ている。
関連項目
ファイナルウォーズ X星人 やっぱりマグロ食ってるようなのはダメだな