データ
概要
第九世代から登場した技。ハカドッグの専用技と言われることが多いが実際はタマゴ技として、しろすじの姿のバスラオや、その進化系も覚える。
そのバトル中にひんし状態になった手持ちのポケモンが多いほど威力が上昇するという特殊な技で、バトルが後半になるほど強力になる。
特筆すべきは上昇分が1体に付き+50と破格に高い事で、最後の1体となれば3vs3のバトルでも威力は150、6vs6であろうものなら威力300ととんでもないことになる。
また、このわざは「ひんし状態のポケモンの数」ではなく「その戦闘中に味方のポケモンがひんし状態になった回数」に応じて火力が上がるため、さいきのいのりで味方を蘇生すれば更に威力を底上げすることが可能。
ちなみに検証された最大威力は味方が計100回以上倒された時の5050。流石にそこまでして使うようなことは無いが、なぜそこまで設定されているのかは謎である。
元の攻撃力がそこそこあるため、Lv50で威力150の場合、火力指数でいうとA振り補正なしで34,425、特化していのちのたまを持たせると49,227まで跳ね上がる。これがどれくらいの威力かというと、ランドロスのA特化じしんの威力をはるかに超え、カビゴンのじばくと大体同じ。
こんなもんをノーリスクで打てるのだから、どちらかというとお墓参りというよりお礼参りである(お墓がお礼参りするからこの名称になったとも解釈できる)。主人を思う気持ちの強さか。
これにテラスタルが加われば威力は更に倍化し、等倍かそれ以上のポケモンは、大抵が一発であの世行きであろう。
すなあらし+だいばくはつで自壊させて「すなかき」を誘発できるキョジオーンとの組み合わせがおすすめ。
ハカドッグ自身の耐久力や、通りの良いゴースト技ということもあって対策が難しく、海外でのコミュニティではフルバトルでの使用を自粛する動きや、弱体化または禁止ポケモン化の措置を求める声も上がっている程。
ただし、あくまでもゴーストタイプの技なので、ノーマルタイプや悪タイプには決定打足り得ず弱い事には注意するべし。
いざランクバトルが開始すると、発売当初界隈を騒がせたイッカネズミ対策としてゴーストタイプが投入されるのが大前提中の大前提となり、その流れでゴーストの一貫を切るのも当たり前の構築論になった。そのため、「おはかまいり」に依存した「すなかき」アタッカー型は初期環境の段階でもあまり使われない。
寧ろランクバトル上位層は、ハカドッグを使う場合「もふもふ」を活かした耐久型を主体に使う。HB特化の場合「もふもふ」込みで物理耐久指数が59786となる。これはHB特化クレベースの52318を軽く超え、初期ポケモンプールでこれを超えるのは「マルチスケイル」込みのHB特化カイリュー(63756)しかいない。
関連タグ
ふんどのこぶし…自らが被弾する程、威力が+50されるゴースト技。
そうだいしょう…倒された味方が多い程、攻撃力が+10%される特性。
かたきうち…こちらも味方が倒された時に威力が倍になるが、味方が倒された次のターンで威力が倍になるという仕様なため、使い勝手は悪い。