概要
スカイランドに古くから伝わる拳法。
スカイジュエルを探すべく、ソラがましろとエルを伴い虹ヶ丘家の近くにある裏山の散策に出かけた際、河原にあった自分より大きな岩に反応があった。
「この中にスカイジュエルがあるかも知れないが、さすがに割れないだろう……」と思われていた矢先、ソラは荷物を降ろすと唐突に腕をゆったりと回し、気を練るモーションをして正拳突きを繰り出し、見事に岩をかち割った。
……ただし、中にあったのはアンモナイトらしき化石であり、結果的にはハズレだった(目的のものではないのもあってか本人達は気付かなかったものの、中々の大きさだったので売れば良い値が付きそうな代物だったのだが……)
その様子を館で鏡を通して眺めていた虹ヶ丘ヨヨが「スカイランドに古くから伝わるスカイランド神拳!」と発言した様子から、相当古い歴史を持つ拳法で、ソラは何らかの経緯を踏んでこの拳法を修行していたと思われる。彼女が人間離れした体術を駆使できるのも、この拳法の影響が強いだろう。
なお第5話では、ヒーローを志した幼少期のソラが春夏秋冬と鍛練に励む姿が描かれているが、ソラは1人で修行しており師匠らしき人物は登場しなかった。まさか独学なのか……?
余談
スカイランド神拳の知名度
第3話ではこれ以外にもヨヨがスカイランド出身かつ、スカイランドでは「ハイパースゴスギレジェンド博学者」として敬服される博学者である事が判明し、そんなヨヨが驚きの声を上げた様から、スカイランドの知識人から見ても「既に途絶えて久しいと誤認されている武術」である可能性が高い。そんな秘術を、ソラが何故独学で知っていたかは謎。
気を練るモーションの元ネタ
放送終了後、有志による元ネタの調査が行われ、関連タグにも記述がある「キグナスダンス」の他に「ドラゴン怒りの鉄拳のブルース・リーの動き」と「宇宙刑事ギャバンの蒸着ポーズ」が複合されている事実が判明した。
アニメージュにて
『アニメージュ』2023年3月号の記事で明らかにされているのは「ソラの故郷のスカイランドはファンタジックな王国だが、ソラ自身は普通の人間で、不思議な力が使えるわけではない。」との弁である。
スカイランド神拳は「不思議な力」ではなく、人間が編み出した拳法らしい……。
しかし、14年前の時点で怪物と互角に戦った挙げ句、敵の弱点を見抜きプリキュアの勝利に貢献した一般人が居るので、見方によっては「ヒーローに大切なのは特別な力だけではない」とも示しているようでもある。
関連タグ
ひろがるスカイ!プリキュア 世紀末プリキュア セイントプリキュア
普通のホモサピエンス:普通の人間の定義とは何ぞや。
北斗神拳:元ネタと思われる拳法。石を割るだけでなく、手の残像まで再現している。スカイランド神拳も同じように一子相伝なのかどうかは現時点ではまだ不明。
ソラには弟がいるそうだが……?
また、あの救世主主人公のようにソラも「あなたはもう死んでいます」みたいな事を言うのかと、プリキュアファンから期待されている。⇒世紀末プリキュア
キグナスダンス:ソラのカラーリングや拳を突き出す前のモーションから、コレを連想した者も少なからずいた。
赤心少林拳:現在はニチアサの一角となっているシリーズに登場する架空の拳法。こちらも達人は素手で怪人を倒せるほどの威力を見せた。
獣拳:ニチアサにおける架空の拳法。
岩烈パンチ:丁度10年前のニチアサの主人公の使う必殺拳。こちらも変身前でも扱える上、岩をも砕く威力。
コスモ幻獣拳:同時期の別のヒーロー物に登場する架空の拳法。
ビスト神拳:こちらはニチアサで放送されたガンダムにまつわるネタ。
友奈神拳:ソラと同じくヒーローに憧れ、武術に覚えがありパンチを必殺技に持つ少女が駆使する技の通称。
愛をとりもどせ:冒頭の「YouはShock愛でソラが落ちてくる」が早速ネタ扱いされている。実際に第1話では、ソラが空(スカイランド王国)から下界(ソラシド市)に落ちるシーンがあり、文字通りこの歌詞通りとなった。