曖昧さ回避
他の「3号」と呼ばれるキャラクターや存在については → 3号
概要
『Splatoon』(初代)のヒーローモードの主人公の通称。New!カラストンビ部隊の隊員3号であることから転じて「3号」と呼ばれる。
作品を探す場合は「3号」で検索すると出やすい。海外名はAgent 3。
外見はプレイヤーのキャラクターが反映されるため決まった姿はないが、インクリング(イカ)であることは一貫している(『1』ではプレイヤーにオクトリングが選べず、インクリングで固定であったため)。
ファンアートが描かれる際はPVやパッケージに登場した長いゲソのイカガールで描かれる事が多い。
3号の着ている服装は「ヒーロースーツ」と呼ばれるもの。安全ベストのようなフクに、黒地に青白い光の散りばめられたヘッドホンとクツが特徴的だが、これはホタルイカをイメージしてデザインされているらしい。
アタリメ司令から渡された特製品である。 ……が、実態は先輩隊員の1号と2号のおさがりだったりする。サイズはぴったりのようだが。
公式のキャラクター相関図によれば「意外と責任感がある」という。2号に言わせると「シャイ」なのだそう。
また、とある事情から8号からは強い憧れを抱かれている。
アタリメ司令を信頼しているらしく、キャラクター相関図でアタリメの事を「このじじい、実はスゴい人なのかもしれない」と評価している。それでも自身を強引にスカウトしたこと(後述)は根に持っているのか、実質的な上司なのに「じじい」呼ばわりである。
だが信頼は確かなようで、『3』のヒーローモード終盤でアタリメが倒れた際は、倒れたアタリメを介抱しながら涙を流した。
時期は不明だがDJをやっているらしく、イイダと8時間にも及ぶノーミスDJバトルを繰り広げた。その時にアタリメ司令はヒメと紙面にも電波にも載せられないMCバトルを交わし、1号はDJ Octavioと組んで歌っていたらしい。やっぱりイカとタコって一周回って仲良いんじゃ......。
ストーリーでの活躍
『Splatoon』
14歳になってハイカラシティへ上京してきた際、イカスツリーの近くでマンホールから顔を出して周りを見渡している変な老人を発見。そのマンホールに入り、地下世界・タコツボバレーを訪れる。
その際、先ほどの老人......アタリメ司令から半ば強引に「New!カラストンビ部隊」の隊員3号に任命され、ハイカラシティの電力源である「オオデンチナマズ」を取り返すべく、なし崩し的にオクタリアンとの戦いに巻き込まれることになる。
戦場での経験が浅いながらも、3号はアタリメ司令や1号・2号の助けもあり、オクタリアンや彼らが誇る戦略タコツボ兵器を次々となぎ倒してゆく。
最終的には途中でさらわれたアタリメ司令を救出すると同時に、彼をさらったDJタコワサ将軍を撃破。イカ世界の危機を人知れず救った。
......とはいえハイカラシティの住人たちはNew!カラストンビ部隊の活躍に気づいていないようである。「誰も 感謝など してくれんがな」とはアタリメ司令の言。
しかし、同時にこの面々をはじめとして、多数のタコ達が地上に出るきっかけを作った。しれっと言うが、世界を変えた大功績である。
『Splatoon2』
本編にはアタリメ司令とともにパトロールに出ているとのことで登場しないが、有料追加コンテンツ「オクト・エキスパンション」にて動向が明かされる。
イカ、Splatoon2のオクト・エキスパンションのネタバレがあるため注意されたし。
前作ヒーローモードの通常装備に、大きく「3」と書かれたマントを羽織った姿で登場。
4つのアレを集めたことで絶体絶命の危機に陥ってしまった8号とアタリメ司令のところに救難信号を受け駆けつけ、天井をぶち破ってエントリーし体当たりで助け出す。
しかしその衝撃で気絶してしまい、8号は3号の介抱をするアタリメ司令と別れて単独で地上への脱出を試みることに。
だが......。
- 洗脳3号(仮称)
意識をデンワに乗っ取られてしまい、8号が地上に出る寸前で襲いかかってくる。顔の右半分にネリモノがついており、おそらく部分的に消毒されているのだろう。
BGMは前作のテーマ曲のリミックス版「Splattack!(octo)」。
テンポを上げたブレイクコア調のアレンジで、サイレンが鳴り響くなど焦燥と緊迫感を感じる熱い曲となっている。
オクトのBGMなので例によって編曲はDedf1shなのだが、どこから原曲の音源を入手したのだろうか。
この時の3号はイイダの分析によればリミッターを解除されているらしく、様々なチート仕様が存在している。
- 登場時に挨拶代わりのスーパーチャクチ。
- 体力はおよそ300(通常の3倍)。もちろん普通のイカタコと同じく自動回復搭載のためもたもたしていると押し負ける。
- インク残量無限。回復補給なしで永遠に撃ち続けられる。
- シューターの癖にマニューバーよろしくスライド移動する。
- 持つシューターは前作(『1』準拠)仕様で射程がこちらより長い。一方でスペシャルは『2』仕様。
- 形態ごとに使ってくるスペシャルを変えてくる。対してこちらはスペシャル無し。
- 使用スペシャルはカーリングボムピッチャー→イカスフィア→ハイパープレッサー→スーパーチャクチ3連打。ラストのスーパーチャクチは8号がいる場所に降ってくる。
メタ的なことを言えば、2から始めた人に対する措置だと思われる。まあそれを抜きにしても『1』準拠でスーパーショットやダイオウイカなどを連発されたりしたら勝ち目がないが。
3号を倒すと、オンライン対戦と同じように「3号をたおした!」と表示される。
ネリモノをはがすと再び気絶してしまい、その後はエンディングまで起きない。なお、エンディングでは頭に絆創膏がついている。
イカ、オクト・エキスパンションの更に重大なネタバレがあるため注意されたし。
全ての駅をクリアし、地上に脱出してからの閲覧をお勧めします。
よみがえる あこがれのキミ その勇姿 シオカラ節の グルーヴに乗せて……
心のなかの ヒーローを超えろ!
- 心の中の3号
オクト・エキスパンションのステージを全てクリアすると、中央駅の8番ロッカーを調べる事で戦える。
かつて8号が目にした3号の姿を基に、「8号が思い描く理想のヒーロー」として昇華した心象風景の存在。BGMはもちろん「シオカラ節」。
......要するにオクト・エキスパンションの裏ボスである。
いわば8号流の「ぼくのかんがえたさいきょうの3号」であるため、その強さは洗脳3号を大幅に凌駕し、尋常ではないレベルに達している。
優れたエイム精度はもちろん、曲射や偏差撃ちで壁裏や移動撃ちもカバーし、プレイヤーと同じような回避行動もきちんとするため隙が非常に少ない。
さらに恐ろしいことに洗脳3号よりもチート仕様が強化されており、具体的には
- スーパージャンプがすべてスーパーチャクチに強化(洗脳時は開幕と第4形態のみ)。
- ロボットボムを投げてくるが索敵範囲を出さない嫌がらせ仕様。
- ロボットボムなしでもセンプク先がバレる。
- 洗脳3号を超えたスペシャル使用頻度。対してこちらは相変わらずスペシャル無し。
- 第5形態追加。もちろんノーミスで連戦する必要があり救済措置は一切無し、やられたら最初からやり直し。
- 使用スペシャルも洗脳時と変化しており、ジェットパック→バブルランチャー→ロボボムピッチャー(普通のロボットボムとは別枠)→マルチミサイル→スーパーチャクチ3連打の順。
......しかも8号はこれにオクタシューターとスプラッシュボムのみで挑むことになる。思い出補正ありとはいえ、「前作主人公が馬鹿みたいに強い」を全力で疾走するとんでもない鬼畜っぷりである(そしてそれに縛りプレイで挑む8号も大概である)。
勝つためには非常に高いAIM力、立ち回りなどが要求される。
......が、凄腕の8号たちや一部のスプラシューター系統使いは1分以内に全形態を撃破したり、「師匠」と呼んで練習相手として活用しているとか。
ちなみにインク色だが、3号がオレンジ、8号はブルーで固定。
これは『1』のパッケージイラストや、『2』の第19回フェス「ヒーローvsヴィラン」の配色と同じ。ヒーローがオレンジ、ヴィランがブルーだった。
倒すと、最後の特典ギアである「金のつまようじ」を入手できる。
『Splatoon3>スプラトゥーン3』
『2』から5年後の世界。
アタリメ司令からギアと使命を引き継ぎ、New!カラストンビ部隊の新司令として活動している。
新司令としての活躍は個別記事を参照されたし。→新司令
そして空いた3号の席には…
今作のヒーローモードの主人公が入り、3号の意思は受け継がれることになる!
直接言葉を喋る事はないが2号曰く「シャイなだけ」らしく、2号の通訳を介して新3号に助言をしたりする。曰く「何度倒れても起き上がる、それがヒーローだ」とのこと。
関連タグ
4号(Splatoon)…後輩。但し面識があるかは不明。
8号(Splatoon)…憧れられている。3号からは「やるじゃん」とコメントされている。
新3号...後輩その2。