「幻獣に認められて契約できるように、修練に励もうじゃないか。俺達は兄弟弟子なんだからな」
DATA
概要
宇宙を渡り歩く武術家で、コスモ幻獣拳の強さに憧れてマスターアルーデの門下生となった。
スピカ曰く、何度断られてもしつこくアルーデやインストラクターフォロスに頼み込んだ結果、両者が折れて弟子入りを許されたというものらしい。
角の付いた兜に甲冑を身に着けた、どこかウルトラ戦士を思わせる外見の持ち主。
ウルトラマンレグロスとは、同じ時期にD60星に来た兄弟弟子同士であり、スピカも含めた3人で特に親しい仲を築いていた。
一方で、アルーデが宿すコスモバッファローの力に執着めいた興味を抱くなど、何やら危なげな様子も見せている。
マグマ星人侵略軍との交戦時は、宇宙を歩き渡ってきただけあり、マグマ星人の集団にも臆する事なく渡り合っている。
余談
演じる石田氏は、本作への出演を以て三大特撮出演を制覇する事となった(またスーパー戦隊シリーズでは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』にてバエを演じているが、奇しくもコスモ幻獣拳はあちらと同じく動物をモチーフにした拳法である)。
スーツは、ウルトラマンオーブ・バーンマイトの改造と思われる。
裏切りの幻獣闘士?
名前や外見の類似点等(特に角の部分)から、情報解禁時からその正体は本作の登場が事実上確定しているあのキャラクターがコスモ幻獣拳を会得する前の姿、或いは彼の意を受けたあの連中のスパイではないかと疑われている(ただし、彼に比べると身長が10m低く、体付きも大きく異なっている)。
本作のスーツアクターも、彼が初登場した時と同じ大村氏となっており、どことなく戦い方や動きの切れも彼に酷似している。
中の人がやたら裏切り者キャラを演じる事に定評のある石田氏である点も、さらにこの説を強めているとも言える。
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さすらいの武道家を待ち受ける結末(以下ネタバレ注意)
「すまない……俺は、マスターアルーデを……守り、切れなかっ……た……」
増援を呼び、再び攻めてきたマグマ侵略軍からアルーデを護衛すべく、修練場の塔内部にやって来たディアス。
しかし、それでもマグマ侵略軍提督ヴォルカンの猛攻から守り切れず、レグロスとスピカが駆け付けた時には、息絶えたアルーデの傍らで既に虫の息であった。
そして、使命を果たせなかった事を2人に懺悔すると、そのまま力尽きてしまったのだった。
以下、更なるネタバレにつき要注意
その後、多くの犠牲を払いながらも、マグマ侵略軍に勝利したレグロスとスピカ。
師匠や兄弟子達の想いを胸に、コスモ幻獣拳を再興させる事を誓う中……。
「継承おめでとう。レグロス」
何処からか不意に聞こえてくる声。
2人がその声のする方向へ顔を向けると……
そこには、死んだはずのディアスが立っていた。
直後、ディアスは拳から光弾を放ち、スピカを殺害してしまう。
怒るレグロスは、「ディアス……貴様どうして!?」と問いかけるが、それに対しディアスは、声色を変えながら答えた。
「ディアスなどこの世に居ない……。弱者を演じるのもストレスが溜まったぜ」
「俺はザ・キングダムの戦士、アブソリュートディアボロ!」
(やはりと言うか)ディアスの正体は、ザ・キングダムから時間を越えてやって来たアブソリューティアンの戦士・アブソリュートディアボロであり、マスターアルーデから剛力破牛拳を奪う為に変装していた仮の姿だったのだ。
当初はマスターアルーデに弟子入りする事で隙を窺っていたが、ディアス=ディアボロの悪意に気付いていたのか、アルーデは中々隙を見せなかった。
そこで策を変えたディアボロは、正史においてコスモ幻獣拳が途絶える元凶となったマグマ星人侵略軍をD60星に誘き寄せて利用し、その混乱の中でアルーデを護衛するフリをして殺害したのである(アルーデはこれすらも見抜いており、返り討ちにしようとしたが、ディアボロには「アブソリュートハート」という特殊なコアが幾つかあり、それがある限り倒せない為、抵抗虚しく殺害されてしまった)。
……つまり、ディアス=ディアボロこそが本作における真の全ての黒幕であったのだ。
そうして真実の全てを明かし、剛力破牛拳を手に入れた事を嬉々として豪語するディアボロ。
当然、自分や仲間達の何もかもを踏みにじったその外道さにレグロスは怒り狂うが、「おやおやおや……『感情に飲み込まれるな』って言われただろ?」と師匠からの言葉を盾にディアボロに挑発された上、アブソリュートタルタロスの横槍もあって敗北。
そのままアブソリューティアン達は、研究材料として彼を連行し、元の時代へと帰還。
物語は『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズへと続いていく…。
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