もしかして:日本テレネットによるSFC用ゲーム→ダークキングダム(ゲーム)を参照
概要
『美少女戦士セーラームーン』第一期に登場する悪の組織。
太陽の闇から生まれた魔女クイン・メタリアを崇め、世界征服を企む暗黒の王国。北極圏のDポイント内に居城を隠している(実写版では洞窟)。
人間界に送り込んだ怪人・妖魔達に人間達の生命エネルギー「エナジー」を集めさせ、セーラー戦士やタキシード仮面と敵対した。
真の目的は遥か昔に月の女王に封印されたメタリア復活に必要なエネルギーの入手で、エナジー収集と平行して世界を支配する力を持つアイテム「幻の銀水晶」を探している。
実は下部組織に芸能事務所を抱えている。『コードネームはセーラーV』に登場する「ダーク・エージェンシー」および同社が改組して成立した「エースベックス」がそれである。
構成員
首領
クイン・メタリア |
---|
CV:上村典子/松岡洋子 |
太陽の黒点から生まれた暗黒のエネルギー生命体。数千年前に月の秘宝「幻の銀水晶」を求めて地球の王国ゴールデン・キングダムを乗っ取り、月の王国シルバー・ミレニアムを破壊してクイーン・セレニティに封印されたが、20世紀に封印が緩んで復活した。 |
クイン・ベリル |
CV:潘恵子/渡辺美佐 |
首領格。暗黒の女王。黒い水晶玉による透視能力や魔術を使う。実は地球の王国に仕える女官だったが、地球の王子であるプリンス・エンディミオンへの秘めた恋心を利用されてメタリアに取り込まれた。 |
メタリアに忠実なように見えるが、内心ではメタリアに取って代わってエンディミオンと地球の両方を手に入れようと企んでいる。 |
四天王
作戦司令官。妖魔を人間界に派遣してエナジーを収集する。実はエンディミオンの守護騎士がメタリアの力で洗脳された姿。
ジェダイト |
---|
声:小野坂昌也(旧作アニメ)、岸尾だいすけ(Crystal) |
金髪碧眼、冷酷な典型的美形キャラ。推定年齢18歳。対応戦士はセーラーマーズ。 |
原作版・Crystal版:ダークキングダム極東支部長。忍耐と調和の騎士。イメージカラーは青。火野レイに一目惚れしていた。化身の宝石はレッドジェダイト。 |
旧作アニメ版:変装の名手。イメージカラーは赤。肩の飾りは装備しない。人間に化けた妖魔に大衆の欲望を刺激させ、エナジーを集める作戦を指揮した。プロデュース能力が無駄に高い。ラジオDJに扮した際の偽名はジェイ・大東。ベリル直属の妖魔テティスに想いを寄せられた。 |
ネフライト |
声:森功至(旧作アニメ)、鳥海浩輔(Crystal) |
天然パーマの茶髪の青年。偉そうな直情派で、自分の影を操る。推定年齢19歳。対応戦士はセーラージュピター。 |
原作版・Crystal版:ダークキングダム北米支部長。知恵と安らぎの騎士。イメージカラーは赤。手袋は装備しない。化身の宝石はグリーンネフライト。 |
旧作アニメ版:イメージカラーは黄色。褐色の肌を持つ。青年実業家の三条院正人を名乗り、スポーツカー(フェラーリ512TR)と屋敷を所持。占星術を操り、必殺技は「スターライトアタック」。口癖は「星は何でも知っている」。人間のエナジーを高めて吸収する作戦を指揮するが、野心から幻の銀水晶を探していた。月野うさぎの親友・大阪なるに好意を寄せられる。カセコレでのラジオネームはネフ・来島。 |
ゾイサイト |
声:難波圭一(旧作アニメ)、松風雅也(Crystal) |
金髪のポニーテールの青年。イメージカラーは緑。推定年齢16~17歳。対応戦士はセーラーマーキュリー。女っぽい性格の持ち主で、姑息な攻撃をする。 |
原作版・Crystal版:ダークキングダム欧州支部長。浄化と癒しの騎士。クンツァイトの弟分。女装による実働作戦を行う。化身の宝石はブルーゾイサイト(タンザナイト)。 |
旧作アニメ版:花吹雪に紛れて移動するスピード戦士。肩の飾りは装備しない。術の使用時に必ず「ゾイ!」と叫ぶ。オネエでクンツァイトとは恋仲。カセコレでのラジオDJ時の偽名はゾイ・斎藤。幻の銀水晶捜索作戦を指揮し、「黒水晶」の力で銀水晶の欠片・虹水晶を奪いながらその持ち主を最強妖魔七人衆に覚醒させた。地場衛とうさぎを暗殺しようとしてセレニティ覚醒に立ち合う。 |
クンツァイト |
声:曽我部和恭(旧作アニメ)、竹本英史(Crystal) |
四天王のリーダー。アラブ王風の銀髪の青年。唯一マントと短靴を装備し、軍服の胸元を開けている。推定年齢25歳~26歳。対応戦士はセーラーヴィーナス。 |
原作版・Crystal版:ダークキングダム中東支部長。純潔と慈愛の騎士。イメージカラーはシルバー。色白の肌、白に近いセミロングの髪を持つ。手袋は装備しない。タキシード仮面の命を奪った後でベリルの命令で拉致するが、幻の銀水晶の光で正気に帰る。ベリルに化身の宝石を分離されて再洗脳される。化身の宝石はホワイトクンツァイト。 |
旧作アニメ版:イメージカラーは青。褐色の肌、水色に近いロングヘアを持つ。バイセクシャルでゾイサイトと恋仲。カセコレでのラジオDJ時の偽名はクンツァ・伊東。強大な妖力で人間を妖魔に変身させ、セレニティ=セーラームーンの正体を探る作戦を指揮するが、ダーク・エンディミオンに邪魔されてしまう。 |
実写版:洋館の青年・シンに転生していたが、覚醒後は自らダークキングダムに身を投じる。髪を人間に絡めて妖魔化させたり、亜美の心の闇を暴いてダークマーキュリーに覚醒させた。実は前世の世界を滅亡させたエンディミオンとセレニティを恨み、前世に関わる全てを破壊して死ぬつもりだった。 |
怪人
妖魔 |
---|
一般兵。実務担当。というか雑魚敵。原作漫画ではドロドロに溶かされ、90年代版テレビアニメでは灰にされて倒されているが、正体について「メタリアに取り込まれた地球の王国の人々が怪人化した姿ではないか」という恐ろしい説がある。 |
90年代版テレビアニメでは四天王直属の四軍に分かれ、ベリル直属の妖魔テティスや北極圏Dポイントを守護するDDガールズも登場した。 |
ダーク・エージェンシー |
『コードネームはセーラーV』に登場する下部組織の芸能事務所。デパート出店からゲーム制作など手広い事業を行う。人々を洗脳したり欲望を利用してエナジーを収集した。後に「エースベックス」に改名。 |