概要
ヒーロー協会に属するプロヒーローの階級は上から順にS級、A級、B級、C級と別れており、その中でも最下級ランクにあたるのがこのC級ヒーロー。現在390名在籍。あまりに数が多いために足切りされることが多く、唯一「一週間活動しなければ名簿から除名される＝クビになる」制約があるため、自主的な活動を行わなければヒーローを続けるのは難しく、挫折して転職する者も多い。
だが、ランキングと戦闘力は必ずしも比例しない。一見低層にいる様なヒーローでも、認定試験を突破する程度の能力は持っており、一般人に比べれば肉体強度は遥かに高く、89位の赤マフでも、一般人よりは鍛錬などを積んでいると思われるヒーロー協会職員の5倍弱というレベルである。
また、ジェットナイスガイ、オールバックマン、ブンブンマン、無免ライダーも、深海王にやられこそしたが全員が生存している。深海王には明確な殺意があったため、手加減していたということにはならない。そのため、やはり低いランキングとはいえ肉体派のプロヒーローは一般人とはかけ離れた頑丈さを持つことを示唆させている。
- 無免ライダーは、身体能力が強い印象がないが、高速で自転車を長時間こいだり、タンクトップマスターがガロウを沈めるつもりで放ったパンチにも耐えている。
だが、単独で怪人を相手にできる者は少ない為、主に強盗や暴漢といった人間が関わる事件を担当している。仮に耐久力や持久力が常人離れしていても、怪人を倒せるだけの火力がないとキツいと思われる。そのため、ごくごく単純な人助けも活動にカウントされるため、怪人討伐でなくて積極的に社会奉仕を行う者も多い。
主人公であるサイタマもヒーロー協会に登録してから深海王を撃破するまではここに在籍していた。
村田版の番外編「数字」によれば、十字キーや喪服サスペンダーを始めとする一部のヒーローは「C級連合」と呼ばれるグループに属しており、常にグループ内のメンバー同士で行動を共にしている。
セキンガルによると、ヒーローのランキングと戦闘力は必ずしも比例しないとされ、怪縛のシェル、フードバトラーフトシ、ギアスパー、ポイズンのように、戦闘力を買われてヒーロー協会の最高戦力達も可能な限り参加を要される重大な任務にスカウトされることもある。また、意外なダイヤの原石を内包することもある。
該当者
1位：無免ライダー
サイクルウェア姿のヒーロー。自転車「ジャスティス号」を愛用している。
サイタマとは学生時代の同級生だったらしいが大した面識はなかった模様。
C級1位及び昇格してB級になりたいのであれば彼を超える人柄か実力が無ければならない
3位：怪縛のシェル
ロープを投げて、怪人を一瞬で縛り上げるマッシュルームヘアーのヒーロー。縛った後は放置する。
衣服の下では自身にも亀甲縛りを施している。
セキンガルによって、ワガンマ救出作戦にスカウトされた。
13位：タンクトップタイガー
タンクトッパーの一人。B級81位タンクトップブラックホールの弟。
虎柄のタンクトップを着ている。
22位：十字キー
※右が十字キー、左が喪服サスペンダー
ゲームの十字キーを象った仮面をつけており、衣服にも十字があしらわれている。
テレビゲームで鍛えた動体視力と指筋力を武器に戦う。
十字キーがサスペンダーを掴み振り回す合体技
【サスペンダーストリーム】がある。
40位：喪服サスペンダー
常に喪服姿なのは被害者への哀悼の意を込めているためである。
秘密裏に発見したが彼はスマホの3Dゲーで自分より大きい岩をロープのような物で掴んで投げ飛ばすという化け物地味た力を見せつけている。武闘派のC級はみんなこんな奴らばっかなのだろう…単純で強力だが見た目に反して意外と脳筋気質な可能性あり
66位：フードバトラーフトシ
初登場は22話。
ダイエットも兼ねてヒーロー活動を行っており、脂肪燃焼率表示機能付きの眼鏡をかけている。
見た目に反して、意外と素早くアクロバティックな動きができ、セキンガルからワガンマ救出作戦にスカウトされた。
85位：電池マン
巨大な電池を背負ったサイボーグのようなヒーロー。
89位：赤マフ
装甲服を纏った20歳の青年。その名の通り赤いマフラーが特徴。
童帝の開発した肉体強度計測機『オカメちゃん』の実験では、彼を「100」として計測が行われた。結果、ヒーロー協会一般男性職員で「22」、熊の成獣で「905」という値が出ていたことから、「生身で正面から熊に勝てるほどではないものの、一般人よりは遥かに強い」ということが判明した。
初登場時には、B級のダークネスブレイド（笑）と院卒とともに出撃し、385位の赤鼻と見間違えるような見た目になって撤退した。
111位：アーマード係長
自作の装甲を纏った中年の男性。胃薬を携帯している。
133位：ギアスパー
「ESP」と書かれたヘッドギアをかけている小柄な男性。
超能力者だが、ヘッドギアで超能力を制御しているため、その力はなかなか発動しない。
ワガンマ救出作戦の際、怪人達と対峙した時に手を触れずに怪人達が倒れ、超能力が発動したと思い込んでいたが、実際は近くにいたオカマイタチとブシドリルに倒されただけだった。
その後、怪人協会の幹部ニャーンが地上に現れた際に本当に超能力が発動し、ビルの瓦礫を操って攻撃することができたが、タツマキ・フブキ姉妹の様に自力で超能力を制御することができずに力尽きて倒れた。
141位：ガスマスクカウボーイ
ロープを駆使した捕縛術で怪人を捕獲する。怪縛のシェルとは戦い方が似ているのかもしれない。
174位：グレイブエイト
ショットガンや日本刀、謎の薬品等といったあらゆる道具（全て曰く付きのもの）を持ち歩いている。
179位：エコロ爺
原始人の様なルックスの髭もじゃのヒーロー。武器は石斧。エコロジーな森林王と戦ったのが皮肉。
203位：モノクロス
十字架をあしらった服装が特徴。
キャラ付けで髪を伸ばした結果、女性ファンが少し減ってしまったらしい。
221位：ダイナマイトマン
「火気厳禁」と書かれたヘルメットをかぶり、身体にダイナマイトを巻き付けている。
その名の通り、ダイナマイトを投げて戦う。
255位：アングリーマン
不愛想ブラザーズの三男。20歳。武器は巨大なベーゴマ。
283位：ウマボーン
馬がスーツを着用したような姿をしている。
295位：スタッドレス
車のタイヤが大好きで、タイヤの跡が刻まれたスーツを着ている。
300位：ポイズン
ドクロのパーカーを着込んだヒーロー。
色黒。
「怪人は生物なので、派手な攻撃を加えれば良いという訳じゃない」という思想を持ち、猛毒を塗ったナイフの鮮やかな剣術で僅かな傷を負わせ、効率よく怪人の息の根を止める。
セキンガルからワガンマ救出作戦にスカウトされた。
331位：ブンブンマン
己の拳のみを武器に戦うヒーロー。
アフロヘアーに、胸に大きく「拳」と書いた服を着ている。
当初はその髪型から「アフロマン」という案もあったらしい。
347位：ひょっとこ
その名の通りひょっとこのお面をかぶっている。ちなみにお面は金属製。
359位：土星マン
当初は「グランドクロス」を名乗っていたが、顔の輪から現在のヒーローネームを与えられた。
385位：赤鼻
24歳。
その名の通り赤い鼻が特徴。目立ちたがり屋にしてお調子者な性格で、身に着けているプロテクターは母の手製。
赤マフと身体能力はさほど変わらないので、やはり一般人よりは遥かに強いと思われる。
順位不明：チェリオン
アイドルグループ「微炭酸BOYS」のメンバーでファンタスと共にセンターを務める。
1年に及ぶハードトレーニングを経てヒーローになった。
順位不明：ファンタス
同じくアイドルグループ「微炭酸BOYS」のメンバーでチェリオンと共にセンターを務める。
順位不明：モヒカン
その名の通りモヒカンの髪型が特徴。災害レベル鬼の怪人が出現した現場にも駆けつけ、強敵にも死ぬ気で戦い続ける等、中々勇敢な男。
順位不明∶肩パッド
肩パッドを装備したヒーロー。
順位不明∶ミズデッポウ
水鉄砲で戦うヒーロー。ゴーグルを付けている。
引退したヒーロー
元299位：院卒
モヒカンにサングラス姿だが、そのいかつい姿とは裏腹に瞳は綺麗。
学歴を生かしてヒーローを引退、転職した。
順位不明：オールバックマン
高校時代の彼女にオールバックが似合うと褒められて以来、髪型がトレードマークとなっている。深海王に敗れたことを機にヒーローを引退した。
