あれから1年・・・ボクたちの闘いにはまだ続きがあった。
概要
サイバーコネクトツー社開発の復讐をテーマとしたゲーム企画「復讐三部作」の1タイトル「戦場のフーガ」から1年後を描く続編作品。
リトルテイルブロンクス構想シリーズではソラトロボの前に構想されていたが実現には至らなかったテイルコンチェルトの続編「テイルコンチェルト2」を除き、初となるナンバリングタイトルである。
2022年7月にタイトル発表、2023年5月11日にリリース。
対応プラットフォームはプレステ5、プレステ4、ニンテンドーSwitch、Xbox、steam等。
ストーリー
あの絶望は通過点に過ぎなかった───
ベルマン軍ガスコ侵攻部隊司令官・ハスクが復活させた古代兵器ヴァナルガンドによってガスコの大地は砕かれ、浮島諸島と化してから1年後。
ベルマン帝国との間に停戦協定が結ばれ、浮島諸島と化したガスコの復興が進む中、巨大戦車タラニスに乗ってヴァナルガンドを討ち倒して世界を救ったマルト達はそれぞれ平和な日常を過ごしていた。
しかし、ある日突如としてタラニスが謎の暴走を起こし、ハンナ、メイ、ソックス、ボロン、ブリッツの5人を乗せて動き出す。
残ったマルト達はガスコ大統領の娘バニラを仲間に加え、かつてハスクが乗っていたベルマン軍の巨大戦車タラスクスに乗り、マルト達は暴走したタラニスを追跡し、その道中で少しずつタラニスから仲間を救出していく。
しかし、タラニスを追跡する先で起きた悲劇によって、マルトは憎しみに燃える復讐者となる────
世界観・用語
- ガスコ
本作の舞台。
1年前の戦いでハスクが復活させたティタノマキナ「ヴァナルガンド」の破壊の力によって巨大な一つの大陸であったガスコはバラバラに砕かれ、その際に発生した気流の乱れによって各地方の位置関係が大きく変わった。
大地が砕かれたことにより元々あった各都市は分断されてしまったが、1年前の戦争の際にベルマン帝国軍が持ち込んだ飛行船を鹵獲する形で入手できたため、各都市間の移動は飛行船によって行われるようになった。しかし、飛行船が停泊できる港は今のところ大きな島にしかない。
現在、首都の機能はパレシアから最も被害が少なかった山岳地方の商業都市「ファラオ」に継承され、軍の本拠地もここに置かれている。
島々の中央にはヴァナルガンドの残骸と旧首都のパレシアの廃墟が放置された浮島がある。
- ベルマン帝国
北東の軍事国家。
高水準の技術力を持ち、その技術力で生み出した飛行船を始めとした高性能な兵器による強大な軍事力で1年前にガスコへ侵攻した。
現在は停戦協定を結んで休戦状態となっている。
- ベルマンガイスト
タラニス暴走による新たな戦いの始まりと同時に現れた無人兵器群。
放棄されたベルマン軍の兵器が人が乗っていない状態で動き出し、攻撃を開始した様を見た人々が「ベルマン軍の亡霊(ガイスト)」と言っていた事からこの名で呼ばれている。
植物やキノコに覆われた朽ちた兵器の様な見た目の個体や肉や骨が纏わり付いてグロテスクな見た目となった個体が存在する。
- クルセイド
約2000年前の旧世界時代にあった組織。
本作の物語の重要な存在となる超兵器ベレノスとそれを制御するための人造人間のジルを造り出した他、1年前の戦いでマルト達が乗ったタラニスもこの組織が開発した。
登場人物
続投キャラクター
CV：村瀬歩
(イラスト右側の衣装のマルト。左は前作。)
【年齢：13歳 種族：イヌヒト(シェパード)】
プチ・モナ村で最年長。
1年前の闘いを経て責任感の強い少年に成長したが、責任感の強さ裏目に出て落ち込む事がある。
タラニス追跡の果てに起きた悲劇により、悲劇の原因となったジルに対し強い憎しみを殺意を抱く。
CV：木野日菜
【年齢：5歳 種族：イヌヒト(シェパード)】
マルトの妹。
少し背伸びしたいお年頃で、姉の様に慕うハンナの様に皆の役に立ちたいと思ってる。
マルトのから貰った帽子がお気に入り。
一時はジルの催眠術によって操られ、ソウルキャノンチャンバーに入れられるが、タラスクスの転送で最初に救出される。
CV：上田麗奈
【年齢：13歳 種族：ネコヒト(ターキッシュアンゴラ)】
マルトの幼なじみの少女。
家の手伝いの傍ら、医者になるべく勉強を続けている。
自己犠牲の精神が強い。
ジルに操られた仲間の中で最後の一人となり、救出のために転送されるが・・・。
CV：國立幸
【年齢：12歳 種族：ネコヒト(アビシニアン)】
1年前の闘いで仲間と協力する大切さを知り、仲間思いに振る舞う少年に成長。
ハンナに恋心を抱いており、ハンナの幼なじみのマルトにライバル心を燃やす。
CV：徳留慎乃佑
【年齢：11歳 種族：ネコヒト(シャルトリュー)】
1年前の闘いを経て温厚さと優しさはそのままに、泣き虫だった弱さを少し克服。大食いも少し控える様にしている。
ジルの催眠術によって操られるが、ソックスと共に救出される。
CV：富田美憂
【年齢：11歳 種族：イヌヒト(テリア)】
タラニスで得た機械知識を自分なりに研究し、発明家としての資質を更に伸ばしている。
現在はベルマン帝国の飛行船技術に興味が沸いている。
ジルの催眠術によって操られれるが、ボロンと共に救出される。
CV：春瀬なつみ
【年齢：7歳 種族：イヌヒト(ウェルシュ・コーギー)】
ハックの姉。
ハンナを理想のレディとして憧れており、優しさや気配りを忘れないように心掛けており、それによってハックのイタズラをたしなめる様になった。
CV：水間友美
【年齢：7歳 種族：イヌヒト(ウェルシュ・コーギー)】
チックの弟。
漫画の影響で冒険家に憧れる様になった。一方、イタズラはまだやめられないらしい。
CV：下屋則子
【年齢：10歳 種族：ネコヒト(ロシアンブルー)】
かつて嫌がっていた呪術を受け入れ、積極的に様々な呪術を学んでいる。
内向的だった性格も仲間同士ではほとんど見せず、意見をハッキリと言えるようになった。
CV：野津山幸宏
【年齢：12歳 種族：イヌヒト(バセット)】
亡き父から継いだ工場で技術を磨き、繊細かつ大胆な機械技術を身に着けている。
憎んでいた者に対して理解し、許容するという精神的な成長を見せている。
CV：新田ひより
【年齢：9歳 種族：イヌヒト(スパニエル)】
復興中だが平和になったガスコの彼方此方を一人旅し、ラブ＆ピースにハマる。
仲間のムードメーカーだが、相変わらずリーダーを自称している。
CV：井口祐一
【年齢：10歳 種族：イヌヒト(ドーベルマン)】
ガスコでようやく母と妹と平和な日常を取り戻し、繊細さはそのままに前向きな言動が増えていった。
いつかはベルマン帝国とガスコの懸け橋になりたいと考えている。
ジルの催眠術によって操られ、タラニス追跡終盤で救出される。
新規キャラクター
CV：ふじたまみ
【年齢：11歳 種族：ネコヒト(ロシアンブルー)】
ガスコの大統領・シェインの娘。
大統領の娘としての教育はしっかり受けており、口調はとても丁寧。しかし直情的で気難しい面があり、それを気にしている。
最初のタラニス暴走による砲撃によって父を喪い、タラニス暴走の黒幕であるジルに対し強い憎しみを抱き、その復讐を果たすためにマルト達に無理矢理動向する。
しかし、ジルが乗るベレノスを追うその道中、町の子供から死んだはずの父から「ベレノスを止めるな」という手紙の他、「ある物」を受けとる・・・。
？？？
- ジル
CV：大谷祐貴
【年齢：外見年齢14歳 種族：ハイブリッド】
2000年前、超兵器「ベレノス」を操るために生み出された人造人間「ハイブリッド」である少年。
タラニス内で眠っていたが何かしらの要因により目覚め、調査のために乗り込んだハンナ達5人を催眠術で操り、タラニスを駆ってベレノスが眠る遺跡へ向かい、ベレノスを起動させる。
謎の人物からベレノスの追加ジェネレータの情報を得ており、彼は謎の人物に不信感を抱きながらもその言葉に従い、追加ジェネレータを集めてベレノスを完全なモノへとして行く。
登場当初は拘束衣に身を包み、籠手の様な拘束具で腕を、椅子の様な器具で身体を拘束されていたが、力を得て自ら拘束を解いた後はケモミミの様なヘッドギアと白いボディスーツを着た姿となる。
その他
- シェイン・マスカット
CV：小野寺悠貴
【年齢：58歳 種族：ネコヒト】
ガスコの大統領でバニラとカネルの父親。
平和主義者で内政重視の政策を行っていた。
半年前の事故で妻を亡くしており、その時に自身も大火傷を負っている。
最初のタラニス暴走の砲撃により命を落としたと思われたが、マルト達がベレノスを追う道中、間接的にバニラに「ベレノスを止めるな」と記された手紙の他、「ある物」をバニラに渡す。
ベレノスを止める事を阻止しようとする彼の真意とはいったい・・・。
- メルロー
CV：間宮康弘
【年齢：63歳 種族：イヌヒト】
ガスコ軍大将。
熱血漢で豪快な人物だが、子供に対し優しい一面を持ち、情に厚い。
シェイン大統領、そしてバニラの家庭教師であったカイエンとは親しい友人関係であった。
- カネル・マスカット
CV：國立幸
【年齢：27歳 種族：ネコヒト】
バニラの姉であるガスコ軍中尉でメルローの補佐官。今作よりフルネームが判明。
シェイン大統領の娘だが、政治家ではなく軍人としてガスコを守る道を選んだ。
常に妹のバニラを気に掛けている。
- AIハスク
CV：乃村健次
タラスクス、及びエキゾ・タラニスに搭載されるAI。
かつてマルト達と対峙したベルマン軍上級大将シュヴァイン・ハスクがティタノマキナ・ヴァナルガンドと融合していた際にタラスクスに搭載されていたコアにハスクの記憶が流れ込んだことによって生まれた存在で、本人曰く「ハスクの記憶は持つがハスク本人ではない。」とのこと。
巨大戦車のAIとしてマルト達をサポートするが、緊急時は乗組員の命を用いた冷酷な判断を下し、実行する。
- ヴォン・バウム＆ヴォン・シュトーレン
かつてマルト達と対峙したベルマン軍の老将の二人。
1年前の戦いでマルト達に敗北した後、1年もの間ガスコ国内で隠れ過ごしていたが、マルト達が乗るタラスクスを友軍と思って乗り込み、そのまま捕虜となってしまう。
タラスクス、エキゾ・タラニスの下部倉庫に居候しながらマルト達の旅に同行する。
- ヌーヴェルン卿
CV：村上裕哉
【年齢：不明 種族：不明】
マンガ新聞「シューカの冒険」の最新号を子供たちに配っている男。
鳥顔の仮面とスーツを身に着けた謎めいた雰囲気漂う人物で、その姿はシューカの冒険の登場する同名の登場人物を模している。
仮面で素顔はあまり見えないものの、微かに見えるその顔や耳はイヌヒト、ネコヒトのものではない。
- マエストロ
CV：増田竜馬
【年齢：不明 種族：不明】
「戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ」で登場したペストマスクとシルクハットを着けた謎の人物。
最初の敗北によって命を落としたマルトが行きついた「謎の空間」で出会う。
- 女性技術者
【年齢：28歳(享年) 種族：旧人類】
ジルが「ママ」と呼ぶクルセイド所属の技術者である眼鏡を掛けた女性。
- カイエン
【種族：ネコヒト】
シェインとメルローの親友でバニラの家庭教師であったネコヒトの男性。
半年前の事故でバニラの母親と共に命を落とした。
登場兵器
子供たち
- タラスクス
1年前にマルト達が戦ったベルマン軍のハスク上級大将がヴァナルガンドを制御するために建造させたタラニスと同型の巨大戦車。前作ではラスボスメカであったが、今作ではタラニスに代わり序盤の主役メカを勤める。
前作の戦いによって破壊されたが、1年の時間を掛けて自己修復して行き、本編開始時点では万全ではないものの走行・戦闘可能な状態にまで再生した。
通常武装はタラニスと同様「キャノン」「グレネード」「マシンガン」の3種類。車内の内装もタラニスと全く同じである。
左側面に超兵器「マーナガルム」を持ち、搭乗者の生体エネルギーを用いて強力な一撃を放つ。マーナガルムを使用したキャラクターは次のインターミッションで回復するまで戦闘不能状態になるだけであり、タラニスのソウルキャノンの様に使用したキャラクターがロストする事は無い。
タラニス追跡の果て、ジルの手によって起動したベレノスの砲撃によって大破するのだが・・・。
- エキゾ・タラニス
タラニス追跡の果てで起きた悲劇により、悲しみとジルに対する激しい憎悪を抱いたマルトが発現させた奇跡によってタラニスとべレノスによって破壊されたタラスクスが融合合体して誕生した新たな巨大戦車で本作第二の主役メカ。
前面上部に一角を備え、右側にソウルキャノン、左側にマーナガルムを装備する。通常武装はタラニス、タラスクスと変わらずキャノン、グレネード、マシンガンの3種。
HPが少なくなり、ピンチ状態に陥ると緊急対応としてAIハスクが強制的にソウルキャノン発射準備に取り掛かり、乗組員1名をランダムで選んでチャンバー室に強制転送し、発射カウントダウンを開始する。当然ソウルキャノンを放たれればチャンバー室に入れられたキャラは前作と同様にロストしてしまう、それを回避するためにはカウントダウンが終わる前にマーナガルム等を用いて早急に戦闘を終わらせなければならない。
車体下部には落下時の姿勢制御用のブースターを備える。
敵対兵器
- タラニス
1年前の闘いでマルト達が乗った巨大戦車。
ジルの制御によって動き出し、戦闘の際は催眠術によって操られたハンナ達5人のうち2名が砲座とソウルキャノンチャンバーに配置される。
- バスタードフンド
ヤグドフンドをベースにした無人戦車。
車体表面に草やキノコが生えている。
- ブルットフンド
ヤグドフンドベースに肉や骨などの生体パーツを纏わせてグロテスクな外見となった個体。
- デゥングフリグ
アイズンフリグをベースにした無人飛行砲台。
- ギフトフリグ
砲台を持たないデゥングフリグのバリエーション個体。
- ブレッターシュトルム
ズクロンをベースにした独楽型無人戦車。
- ブルットシュトルム
ズクロンに生体パーツを纏わせた個体。
- フルシュトリング
レウファーをベースにした無人装甲車。
- レーブンザーン
シュヴァルムをベースにした運搬支援機。
- アウスルーファー
ヴェヒターをベースにした哨戒攻撃支援機。
- クッツリビシュ
寄生してHPを吸い取る蕾をぶら下げたアウスルーファーのバリエーション個体。
- フライシャー
ヴェヒターに生体パーツを纏わせた個体。
- シャトゥンプ
シュプカーをベースにした無人車両。
- ディングヴェスプ
ホルニスをベースにした無人飛行制圧兵器。
- ブルーメンヴェスプ
寄生する蕾をぶら下げたディングヴェスプのバリエーション個体。
- ヴルツェルヴルム
ヘンマーリングかリべザルをベースにした無人特殊突貫工作車
- ブルーメンヴルム
ドリルの代わりに寄生する蕾を装備したヴルツェルヴルムのバリエーション個体。
- ウートゥンティア
ドリルか蕾を持たないブルーメンヴェスプのバリエーション個体。
- ロストシュピア
ランジーラーかゴルドシャカルをベースにした支援型重火砲無人戦車。
- ブルットシュピア
ランジーラーかゴルドシャカルに生体パーツを纏わせた個体。
- ブルーエンダー
ブレイフーグルかローレライをベースにした局地戦用重装甲無人戦車。
- ブルットフーグル
ブレイフーグルかローレライに生体パーツを纏わせた個体。
- ヴォーデンカー
グレッチェンに生体パーツを纏わせた無人戦車。
- ヴェルシュリンガー
ティルザーに生体パーツを纏わせた無人飛行制圧兵器。
- フライシュスタイン
グロビアンに生体パーツを纏わせた独楽型無人戦車。
- キンゲト
古代遺跡を警護するフンコロガシの様な形をした陸戦型自律式ロボット兵器。
眼球部分からビームを放って攻撃する。
- モリコス
古代遺跡を警護するタコかクラゲの様な形をした浮遊型自律式ロボット兵器。
眼球部分からビームを放つ攻撃の他、チャージしたのち体当たりをして自爆する自滅攻撃を行う。
- マティル
べレノスを追うマルト達の前に立ちはだかった人型自律式ロボット兵器。
「ジルとべレノスを守る」という何者かの意思がプログラムされており、その強い意思のもとマルト達に襲い掛かる。
腹部からビームキャノンや音響兵器などを出して攻撃する。
その外見は『ソラトロボ』の舞台国であるシェパルドの歴史上最も古い戦争を描いた設定画に登場する古代種オオカミ族がもたらした技術によって生み出された最初期のロボに酷似している。
- アラニュ
べレノスを追うマルト達の前に立ちはだかった蜘蛛の様な形をした大型自律式ロボット兵器。
- ベレノス
タラニスに乗ったジルが向かった遺跡の最奥で眠っていた超兵器。
カマキリの様な腕を持つムカデの様な上半身とキャタピラを持つ下半身という外見をしており、通常は上半身を格納した状態でいる。
タラニスと同じクルセイドが開発した兵器だが、居住スペースがあるタラニスとは異なり頭部にあるコックピット以外のスペースは存在しない。
本機には失われた生命と物体を再生させる機能が搭載されており、作中の描写から戦力を無制限に生み出す事が可能。その機能によって生み出されたのがベルマン軍の兵器から生み出した自律兵器群であるベルマンガイスト達である。
武装を兼ねた4基の追加ジェネレータを装備する事でフルスペックを発揮できる様になるが、追加ジェネレータを装備していくに連れてベレノス制御用ハイブリッドであるジルですら制御が難しくなり、システム側に支配されかねない危険性を孕んでいる。
車体下部にスラスターを持ち、戦車でありながら飛行能力を持つ。
映像
- PV1
- PV2
戦場のフーガ～鋼鉄のメロディ～ 第二部
ファミ通.comにて連載中の公式コミカライズで、ゲーム版とは異なる展開、次回作に繋がる要素などが盛り込まれてきた。
前作『戦場のフーガ』に当たる物語は第一部として第28話で終了し、2023年7月4日に掲載される第29話から第二部として本作に当たる物語が開始される予定。
第二部でも第一部と同様、ゲーム版とは異なる展開や次回作に繋がる要素が描かれると思われる。
登場人物
- 帽子の男
第28.9話に登場。
ソラトロボ外伝『レッドデータ・チルドレン』の登場人物カーマインに酷似した服装だが、マントのデザインや膝当て、帽子から耳が出ているなどカーマインと若干異なる部分が散見される。
彼には「全部」が視えているらしく、かなり前からマルトが導くとされる「破滅」というモノも視えているとのこと。
第一部で登場した帽子の男と同一人物なのかは現時点では不明。
- ネコヒトの女性
帽子の男と行動する大人の色気を持った女性。
- イヌヒトの男性
帽子の男と行動する頭にゴーグルを着けた男性。
- イヌヒトの少年
帽子の男と行動するヘルメットを被った小柄な少年。
関連サイト
関連タグ
戦場のフーガ：前作
お前を殺す：マルトが復讐を誓う際に言った台詞を聞いた時、思い浮かべた人はいると思うとある人物の名(迷)言。
ネタバレ
※以降、物語のネタバレが含まれます。
登場人物2
- ハンナ
救出のためにタラニスからタラスクスへ転送する最中、ジルが駆るベレノスの砲撃によってタラスクスが大破して転送が中断された事によって光の粒子となって消失してしまう。
誰もがハンナは死亡したと思っていたが、後にハンナは情報体となってベレノスのコアに取り込まれていたという事実が判明。この事はベレノスを制御していたジルでさえ把握していなかった。
一応生存ではあるが、肉体を失なっている事には変わりなく、更に情報体となった彼女はベレノスと一心同体と言う状態であり、ベレノスの完全破壊は同時に彼女の完全な死を意味する。
人質としてジルに動向する中、ハンナはジルと対話し、彼の心を動かすのだが、拒まれた事によりベレノスのシステムの深層域に閉じ込められてしまう。たがそこで彼女はジル宛ての映像が入った圧縮ファイルを発見、通信を用いてその圧縮ファイルをマルト達に渡す。
- ジル
2000年前のベレノス開発計画が凍結された後、タラニスに組み込まれてソウルキャノンのエネルギー原にされていた。常人より生命力があるためかソウルキャノンを数回使用しても死ぬまでには至らないが、ソウルキャノンを撃つ度に死に等しい苦痛を味わっていた。
『戦場のフーガ』のマルト達とハスクとの決戦で見せた誰一人犠牲にならなかったソウルキャノンの正体はおそらく“13人目の子供”であるジルの犠牲によって放たれたソウルキャノンであると思われ、コミカライズではその場面がより明確に描かれている。
旧世界が滅び、浮島世界となってマルト達とハスクとの決戦が終局に至るまでの間、彼はタラニスの中で眠り続け、おそらくソウルキャノンの使用によって覚醒。その後は『戦場のフーガ2』本編が始まるまでの間、タラニス内で潜伏し続けていた。
完全な状態となったベレノスの力で浮島世界の破壊を目論むが、情報体となったハンナの問いかけに心を動かされ、そしてベレノス内に保存されていた圧縮ファイルの中にあった映像で語られた育ての母である旧人類の女技術者のジルへの懺悔と愛情、そして彼女の手によって眠らされ、ジルの代わりにヴァナルガンドを撃退するためのソウルキャノンのエネルギーになった事を知る。
真実を知った彼は世界破壊の目論見を止め、マルトとの決着はマルトの提案で子供らしく「かけっこ」で決める固定を約束。
そして自身のケジメとしてハンナの肉体を再生させるため、ベレノスを完全なモノとするための最後の追加ジェネレータを入手し、ベレノスに装備させた────
その直後。ジルはコックピット内で拘束され、身体に薬物を注入されて意識を失い、ベレノスの生体ユニットとして取り込まれてしまう。
そして、ジルを取り込んだベレノスの前に一人の男が歩み寄る・・・。
- カイエン
バニラの元・家庭教師であり、この戦いの裏で暗躍していた真の黒幕であるネコヒトの男性。
1年前のベルマン帝国との戦争で妻と子供を亡くし、ベルマン帝国に対し強い憎しみを抱いていた。だが反撃をせず、停戦条約を結ぶ判断をした国と、それによってできた上部だけの平和に甘受するガスコの民に対し怒りの矛先を向ける。
半年前に起きたバニラの母親が亡くなる原因となった事故は彼の呪術によって引き起こされた事、そしてその時に大統領シェインは命を落とし、呪術の力を使ってカイエンが大統領シェインに成り代わっていたと言う事実が彼の口から明かされる。
完全となったベレノスと自身の呪術の力を用いりマルト達と交戦する最中、呪術でバニラを洗脳状態にしてエキゾ・タラニスの機関室へ向かわせ、事前に渡していた「ある物」でエキゾ・タラニスを行動不能に陥れる。(この後、ある条件を満たしていないとバニラはロストしてしまい、トゥルーエンドへは行けなくなってしまう)
マルト達との交戦後、ヴァナルガンドの残骸がある浮島へと向かい、ベレノスの力でヴァナルガンドを再生・復活させ、復活させたヴァナルガンドと大量生成したベルマンガイストを使い、ベルマン帝国への復讐の手始めに首都ファラオを始めとしたガスコ各地に攻撃を開始する。
登場兵器2
- ヴァナルガンド
1年前、ベルマン軍ガスコ侵攻部隊司令官ハスクの手によって復活し、マルト達の活躍によって撃破された古代兵器ティタノマキナの一個体。
ガスコの島々の中心にある浮島で残骸となって背中にある廃墟となった旧首都パレシアと共に放置されていたが、カイエンが駆るベレノスの力により再生され、復活を果たし、カイエンの制御のもと新首都ファラオを襲撃する。
頭部には融合したベレノスがおり、ベレノスの力によってヴァナルガンドは破損しても短時間で再生できる様になった他、ベレノスのサポートによりヴァナルガンドと融合しても力に呑まれて暴走する事なく制御する事が可能となっている。
