当記事は「こどもリンク」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に、『時のオカリナ』の少年リンクが「こどもリンク」名義で参戦した。
特徴
「足の速さを与え、そのかわりに攻撃力などをひかえめにしたリンク」というコンセプトで製作された、リンクのモデル替えキャラ。
マスターソードを振るう青年リンクに対し、こどもリンクはコキリの剣で戦うためか、剣を使ったワザのリーチはリンクと比べて大幅に落ちている。体重も平均よりも少し軽め。
しかし、リンクと比べると素早く動け、空中機動も良い部類に入る。
リンクが誇る3大ふっとばしワザの地上版「回転斬り」「下突き」「上突き」のふっとばしが悉く落ちているのは痛い点。
一方で飛び道具や蹴りワザの性能はこちらの方が秀でている。特に縦に鋭い角度で投げられ密着で当てると19%ものダメージを与える「ブーメラン」、爆風が4連続ヒットしコンボに繋げやすい「爆弾」、やたらと判定が強く本人の機動力も相俟って差し込みやすい通常空中攻撃「リンクキック」などが光る。
「弓矢」は炎属性が追加された「炎の弓矢」で、射程の上限で大きく劣るが、ためなくてもある程度のダメージを与えられる。
「回転斬り」はリンクと違い、地上で使っても連続ヒットする。
「飛び道具を軸にジリジリと相手に近づいて必殺の一撃を見舞う」リンクに対し、こどもリンクは「飛び道具と共にすばしっこい動きで相手を翻弄しながら手数で攻める」キャラとなっている。
総じてリンクと対をなした性能になっており、どちらが好みかは人によって分かれるといったところ。リンクが乱闘向けに対し、こどもリンクはやや1on1向けのキャラと言える。
ちなみに下空中攻撃「下突き」で剣ではなく頭の近くにある攻撃判定を当てると、なぜか21%のダメージを与え、相手が炎に包まれると共に強烈に下にふっとぶという謎仕様がある。
“スマブラDX”以来の参戦!
なんと最新作『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に、ピチューと共に17年ぶりの復活。
ファイター番号は22、通り名はオカリナの冒険者。
『X』『for』では似たようなコンセプトのファイターとしてトゥーンリンクが参戦しており、すでにトゥーン調の作品が多く出されていたことから、世代交代なのではと説もあった。
それ故に、リンク3人の揃い踏みは大きな衝撃を与えた。
従来のリンクの仕様がかなり変化したため、実質的に彼が今までのリンクのワザ構成を引き継ぐ形で差別化されている。
基本的にリンクとトゥーンリンクの中間となる個性付けがなされているが、『DX』を意識してか落下速度がリンクよりも速く(急降下速度は逆)、百裂攻撃も引き継がれている。
ただし、それ以外のリンクと異なるワザはすべてトゥーンリンクと同じなので、実質的にモデル替えのポジションは据え置き。
リンクよりもリーチ、火力、ふっとばし力は劣るもののコンボ性は上回り、空中攻撃や必殺ワザを駆使すればコンボでダメージを簡単に稼げるので繋ぎやすい。難しいテクニックも要求されないので従来のリンクのリーチや性能を気にしなければ、安定した立ち回りが出来る。
必殺ワザの回転が速いが、リンクの中ではパワーと体重が最も低い。
最後の切りふだ「トライフォースラッシュ」ではキックやシールドバッシュも織り交ぜ、最後は斬り上げで締める。
リーチや攻撃力は前作のトゥーンリンクに準拠。
ちなみに「ブーメラン」の異様なダメージの高さや、「下突き」の謎の頭部判定は削除された(そのためリンクの中で唯一メテオワザを持たない)。当然といえば当然だが。
その他
アピール
アピールではどこからともなくロンロン牛乳を取り出し、やたら色っぽい目つきをしながら飲み干す(『SP』では下アピールに対応)。
特に『DX』では全キャラ中最も長いアピールで、ひとりゲームのクリアムービーでもひたすら牛乳を飲むシーンのみが流れていたりとよくネタにされた。
原作ネタ
コキリの剣は『時のオカリナ』、『ムジュラの仮面』両方で使用していたが、盾に関してはデクの盾でコレは『時のオカリナ』時のみ使用しており、『ムジュラの仮面』時は勇者の盾を使用しているので原作的には『時のオカリナ』だが、使用する技には弓矢やフックショット等、『時のオカリナ』時代では使えない道具もある上に『時のオカリナ』の大人自体よりも『ムジュラの仮面』時代の方がジャンプ時のアクション等がアクロバティックになっているので、「見た目は『時のオカリナ』で装備やアクションは『ムジュラの仮面』」とかなり独特なポジションでもある。
勝ちあがり乱闘「ハイラル乱闘!」
ファイター、ステージ、BGM、アイテム、アシストフィギュア、そしてボス、すべてが『ゼルダの伝説』づくしのルート。
『神々のトライフォース』→『時のオカリナ』→『4つの剣』→『トワイライトプリンセス』→『ブレス オブ ザ ワイルド』と、シリーズの歴史を追っていく構成になっている。いずれも「少年のリンクが主人公」「仮面をかぶれる」「こどもリンクが帰還した歴史から派生した物語」という要素がある。
こどもリンクがガノンと戦うのは本家ではなかった展開だが、未将崎雄のコミカライズ版では元ネタになったショタリンクがガノンと戦っている。
ジャイアント戦や軍団戦は無く、ROUND4以外は全て1on1。
関連動画
関連タグ
ピチュー:同じく『SP』で17年ぶりに復活したファイター。