パラソルカービィ
ぱらそるかーびぃ
概要
ときには かさをさして おさんぽきぶん
この のうりょくを
つかいこなすことが できるかな?
(星のカービィ 夢の泉の物語より)
カービィが「傘」の力をコピーした形態で、落下の際に手にしたパラソルを開いてゆっくりと落下できる、本編外伝問わず殆どの作品に登場するおなじみの能力。
落下がゆっくりになることから、普段のジャンプアクションなどにもクセがつくため、初心者に使いこなすのは難しい能力とされている(夢の泉の物語でもヘルプページに書かれている)。
一方パラソルはとても丈夫で、差しているだけで上からの攻撃を防いだり、前に出して前方からの攻撃を防いだりできる防御性能の高い能力でもあり、数少ない水中でも使用できるコピーのひとつでもある。
本来パラソルは「日傘」という意味なのだが、アンブレラ(雨傘)として使用しても全く問題はない(むしろ下記の水属性の件も含め後者としてのイメージが強い)。
雨傘が水しぶきを飛ばす様子からか、アニメ版『星のカービィ』や『星のカービィWii』、『スターアライズ』などでは水属性を扱える。アニメの初登場は上空からの墜落防止の為にコピーし、パラソルで地上に降りるだけの出番だった(ED間近の登場でもあったので、コピー名の紹介のみに留まっており、本格的なバトルはこの次の登場になった)。見た目で水と気づかれないケースがまま見られ、おかげで水属性の謎解きエリアでパラソルワドルディが出現しているのにスルーしてしまうこともあるとか。残念ながらフレンズスター搭乗時には属性なし。
登場作品はかなり多いが、『星のカービィ64』と、最新作の『星のカービィディスカバリー』には残念ながら登場していない(64ではラッカを持つとパラソルの様にゆっくり落下するが)。
使用技
『SDX』ではBボタンがYボタンになる。
- パラソルらっかさん(『SDX』では空/上)
パラソルの空気抵抗で落下がゆっくりになる。パラソルの基本技。
落下開始時に自動で発動するが、下キーでキャンセルが可能(作品によっては「らっかさんをとじる」)。
- パラソルスイング(B)
前方にパラソルを振り、飛び散る水しぶきでリーチ以上の範囲を攻撃できる。
技の最後に後ろに傘を振るが、これにも攻撃判定がある。
- パラソルシールド(B長押し)
回転するパラソルを正面に構え続け、攻撃を防ぎながら連続攻撃出来る。発動中に左右ボタンで向きを変えられる。『参上!ドロッチェ団』では「ワザのまきもの」を入手することで「スーパーパラソルシールド」へと強化できる。
- だいどうげいなげ(敵のそばで上or右+B)
目の前の敵を傘回しで転がす「だいどうげいつかみ」で捕らえ、真上に投げ飛ばす。十字ボタン入力で前や後ろにも飛ばせる。なぜか『スーパーデラックス』の「格闘王への道」に出てくるワドルディを瞬殺出来た。
- パラソルドリル(D/B)
ダッシュの勢いを利用し、パラソルで正面にスクリュー攻撃する。
勢いは無くなるが、コマンド入力技があるシリーズでは水中での基本技がこれ。
- パラソルダイブ(空/下+B)
空中でパラソルをドリル回転させながら急降下する。水中でも使用可。
『星のカービィWii』以降はこれの地上版である「ぐりぐりパラソル」が追加された。
- パラソルスピン(Y)
『カービィバトルデラックス!』のみの技。周囲にパラソルを振り回して攻撃する。
派生能力
なかま能力
球体になったカービィを傘に乗せいつもより多めに回転させる技を披露する。
クーの頭にパラソルを乗せぐるぐる回転する「トルネイド」のような能力。使用中は無敵。
『星のカービィ2』では自分の前にパラソルをさすパラソルシールドのような能力を使える。移動も可能。
『星のカービィ3』では上にパラソルを出しパラソルらっかさんのような能力になった。また、この能力でゲットできるハートスターもある。
下向きに傘を突き刺しバウンドする能力。感覚的には「ソード」の下突きに近い。
カービィと二人で見つめ合いながらコーヒーカップのように回転する能力。
ピッチで傘ゴルフをする。押しボタンの長さで高さを変えることができる。
他メディアでのパラソル
登場作品
余談
『トリプルデラックス』では、3DSのスティックと十字ボタンの上下同時押しによるバグ技がありヒットストップと合間ってとんでもないダメージを与えることができた(さすがに『カービィファイターズZ』以降は修正されたが)。