参上!ドロッチェ団
さんじょうどろっちぇだん
正式名称は『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』。
星のカービィシリーズの本編第9作目。
最大の特徴は、新キャラ「ドロッチェ」とその部下が登場する。
ストーリー
呆れ返るほど平和なプププランドの昼下がり。カービィが食べようとしていたおやつのショートケーキが何者かに奪われてしまう。犯人は食いしん坊のデデデ大王だと考えたカービィはデデデ城へと向かう。しかし、犯人はデデデ大王ではなかった。そこに、ドロッチェ団と名乗るねずみの盗賊が宝物をかかえてカービィの行く手をさえぎろうとする。デデデもドロッチェ団の被害を受けたようだ。そうしているうちに、カービィは世界のへそという地下世界へ迷い込む。
こうしてカービィの冒険の火蓋が切られたのである!!
主な新システム
コピーパレット
シャボンに包まれたアイテムやコピーのもとを5個まで貯めておけるシステム。
これらはタッチで使用できるが、スライドで2個巻き込むことでコピーはもちろんアイテムもミックスできる。
コピーのもとシャボンは普通に落ちているもののほか、新コピー能力「バブル」を用いて敵キャラから作ることができる。
また、ゲーム中に手に入れた宝箱も貯めることができる。
宝箱争奪戦
今回の敵であるドロッチェ団は盗賊一味なので、宝を巡って戦う場面が幾度も登場。
彼らが狙っている宝箱を無事にゴールまで持ち運べば、その宝はカービィのものとなる。
逆に彼らに奪われた場合は、そのステージをもう一度トライしてリターンマッチを仕掛けることになる。
- カービィが先手を打って宝箱を奪った場合、メンバーの誰かが追ってくるので、基本的に逃げ切る。
- ドロッチェ団に先手を打たれた場合、道中で攻撃を加えて奪い返せる。奪う前にとどめまで攻撃すれば安全に奪える。
- 宝箱を奪われた場合、敵はアジトへと入る。10秒以内に追いかけて突入しないと入口に鍵をかけられ争奪戦失敗になる。
- アジトへ突入した場合は全面対決。勝てば争奪戦勝利、負ければ失敗。ただしアジト内では、幹部は一定ダメージ受けると怒り状態になりダメージを受けても怯まなくなる。
- 宝箱を奪われた状態で、奪い返す前にアジトへ先回りしてはいけない。ご丁寧にも彼らはアジトをスルーして宝箱を持ち逃げする。
登場コピー能力
余談
- 開発初期のタイトルは「ドロちゅ〜団とおなかの秘密」であった。ただし、「ドロちゅ〜団」という名前があまりに幼稚すぎるために変更されたという。
- 開発者はインタビューでドロッチェが主役のスピンオフ作品を制作したいという意向を示していたが、開発者のひとつであるフラグシップがこの作品を最後にカプコンに吸収合併されてしまったために厳しくなっている。
- その代わりなのか、ドロッチェ団は後に『あつめて!カービィ』にヒントキャラとして登場した。
- ドロッチェが主役のスピンオフ作品は後の作品『星のカービィ スターアライズ』にドリームフレンズとしてドロッチェが追加されたため、『星の○○○○』で図らずも実現した。
- 『スターアライズ』作中では、本作と『鏡の大迷宮』が一体的な扱い(鏡の大迷宮の続編が本作)を受けている部分が散見される。特にイラストギャラリーに収録された本作を元ネタとする2枚は、どちらも大迷宮との複合。開発元(フラグシップ)繋がりなのだろうか。
- 星のカービィの本編シリーズとしては初の日本語以外の漢字文化圏で発売された作品(韓国語版)で、海外版はパッケージのカービィの表情が変更されている。
- オープニングでカービィのショートケーキを奪った犯人は、一時停止してよく見てみると、なんとアイツである。
- オープニングの『きっとくいしんぼうのデデデだいおうのしわざにちがいありません』はシュールさや汎用性の高さからTwitter等でネタにされている。
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