概要
自由の女神(じゆうのめがみ、英語:Statue of Liberty)とは、自由を象徴する像として建造されている記念碑。アメリカ合衆国のニューヨーク州ニューヨークに立つ物が有名であるが、同様の女神像やレプリカは世界中に多数存在しており、東京のお台場にもそれがある。正式名称は「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the world)」で、ミス・リバティという愛称がある。
ニューヨークの女神像
1876年8月にアメリカがイギリスから独立して100周年になるのを記念し、推奨国であったフランスが友好関係の証として寄贈した。1886年10月に像が完成し、1984年10月に世界遺産に登録された。所在地はアッパー・ニューヨーク湾のリバティ島で、地図上で見ると境界線では隣のニュージャージー州に属しているように見えるが、実際はニューヨークの飛び地として扱われている。
1956年8月にリバティ島に改称され、それ以前はべドロー島と呼ばれた。女神像の王冠部分が展望台となっているが、2001年9月にアメリカ同時多発テロが発生して以降は一般公開が中止され、2009年7月に再開された。しかし保安上の理由から王冠部分に立ち入るには完全な予約が必要となっており、非常に人気なので半年前の予約をお勧めする。
基本的な女神像の特徴
この像には以下の特徴がある。ちなみに右手に持つ松明の部分は灯台としての機能を有するように設計されたが、光が雲に反射して船舶の航行に支障となる・光が予想より弱かった事で現在の形になった。
- 頭部に7つの突起をもつ王冠(7つの大陸と海を象徴)
- 右手に純金製の炎の松明を持ち、空高くに掲げている
- 左手にはアメリカ独立記念日(1776年7月4日)が刻印された銘板を持っている。
- 足元に引きちぎられた足かせと鎖があり、女神はこれを踏みつけている。
アメリカのシンボル
「アメリカ」と聞けば星条旗と同様に自由の女神を思い浮かべるほど世界的に有名であるが、それが災いしてか特に映画などの作品(インデペンデンス・デイとか猿の惑星とかアイアン・スカイとかバキとかファイナルウォーズ)ではこの像が破壊されてしまっている光景が『致命的レベルの被害を被り荒廃したアメリカ』を表現するのに最も効果的な手法として何度も使われており、事あるごとに無惨極まりない姿を描かれてしまっている。
怪盗の孫に盗まれたり妖怪退治屋の助っ人をしたり、周囲の街ごと異世界に転移したりした。最近では隕石によって元超人の神にトランスフォームし、遂にはコロニーレーザーにも似た兵器に改造されたりもした。もっとも上に書かれた事態は全てフィクションで現実では無い。
関連イラスト
関連タグ
民衆を導く自由の女神:女神像の参考になったとされる。