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オトノホシの編集履歴

2023-09-21 00:38:14 バージョン

オトノホシ

れいわのうるとらきゅー

『ウルトラマンブレーザー』第9話のサブタイトル。

前後のストーリー

BACKNEXT
虹が出た・後編今回親と子

予告

人類が生み出した叡智、音楽楽団が奏でる旋律に引き寄せられるガラダマミナミ・アンリの過去と現在を結ぶ。

次回「ウルトラマンブレーザー」『オトノホシ』


最後のコンサートが始まる。


概要

ウルトラマンブレーザー第9話のサブタイトル。9月9日放送。


端的に言うと、令和に蘇ったウルトラQのような回。

現代に蘇る少し不思議で奇妙な、アンバランスな音楽の物語。

あなたには理解できるだろうか……


登場怪獣


主な出来事

とある日、朝の走り込みから自宅に戻ったアンリは郵便受けの郵便物を確認すると、チェリストのツクシホウイチ楽団からのコンサートの招待券が投函されていた。

それは10年前の事。アンリが走り込みの途中、公園の広場で路上演奏をする楽団と遭遇し、彼女はその音に魅了された。その楽団長であるツクシと知り合う彼女。


アンリ「アマチュアって本当ですか?」

ツクシ「まあ、セミプロって言うのかな?趣味人の集まりだよ」


と交流を深めていく二人。

初めは、音楽については無関心だった彼女も楽団の奏でる音楽に心を惹かれていくこととなった。


一方(10年後)SKaRDハルノ・レツ参謀長から「24時間以内にアースガロンの修理を終わらせろ」という無茶ぶりの命令が下っていた。前回のニジカガチ戦でかなりのダメージを受けているためヤスノブは上からの命令を整備班長にどう伝えるべきか頭を抱え途方に暮れていた。


その最中、ゲントはヤスノブがコップにドリンクを注いでいる光景を目撃するとゲントの左目が青く輝き始めたのだった。そして、ヤスノブが注いだ野菜ジュースを勝手に飲むゲント。それを見たテルアキは驚く。ゲントは野菜ジュースが苦手だったのだが躊躇無く飲み干したその光景に。

そして自身の取った行動が理解出来無かったゲントが一瞬、目を閉じるとなんと銀河が広がっていたのだった。そして彼の目の前にブレーザーの星座が出現し先程の件を訪ねた。理解しているのかを確認する為に彼は手を叩けば光る事をブレーザーに提案する。そして手を叩くとブレーザーは光ったのだった。これでブレーザーは彼の話す言葉が理解していると知るが突如として眩い光を放つブレーザー。するとポケットに入れていたブレーザーストーンが発熱をし始めた。相当の高温だったようでゲントは動揺してしまいストーンを見つめる。


場面は変わり夜。楽団は空を見上げてある覚悟を決める。翌朝に変わり謎の隕石が大気圏外から地球へ飛来し多摩川河川敷に落下。SKaRDの面々は至急、ゲントとヤスノブはアースガロンの出撃準備に入り、テルアキ達はSKaRD移動前哨で出撃する。


同じくしてとある場所で楽団が最後の演奏を始じまろうとする。静かに舞台上の幕が上がり、音楽が奏でられるがその音は美しいと言うよりも不協和音に近い導入から始まったのだった。音楽に反応するかの如く隕石が割れ、中から巨大な赤い刺々しい怪獣が現れる。その名は「ロボット怪獣ガラモン」。

現場に到着したSKaRDは早急に怪獣の分析を始めると、温度分布が通常の怪獣と異なる事を突き止め対象を「ロボット怪獣」と認定した。またアンリが周辺で観測された音波の波形を確認すると不審な点に気付き始めるのだった。

ゲントとヤスノブがアースガロンMod.2で出撃を開始。空からの先制攻撃でガラモンを転倒させることに成功する。それと同時に楽団が別の曲を奏で始める。


アースガロンのバックパック「Mod.2ユニット」で攻撃をするもガラモンが小さかったために、直撃することが出来ずにいた。音波の波形を確認していると変化が見られたために至急、捜査が開始されるがアンリは波形が楽団で演奏している曲の様なリズムで流れていることからチケットのことを思い出したが、確信を得られずにいると、ゲントから『勘を信じる』と言われチケットに描かれた会場へ向かう。

アースガロンがレーザーで攻撃を試みるも、ガラモンの体表に傷一つ付けることが出来ず、寧ろ攻撃をされているにもかかわらず大ジャンプをしアースガロンの頭上を舞ったのだった。背面を取りアースガロンにヒップアタックを与えたガラモンは偶然にも「Mod.2ユニット」を破壊する。バックパックを破壊されたために格闘戦に持ち込むもガラモンの体表はダメージを分散するため効果的な攻撃を与えられずに苦戦を強いられてしまうゲントとヤスノブ。

そして、再びヒップアタックをしたガラモンの背中の棘がなんとアースガロンの装甲をぶち破り、ヤスノブの顔すれすれまで到達したのだった。それを体験してしまったヤスノブは気絶してしまい、またアースガロンも大破寸前までに追い込まれて操作不能となってしまう。


ゲントはアースガロンからヤスノブを退出させ、ブレーザーへ変身し交戦。グングンカットと同時にガラモンにアッパーカットをお見舞いし、何時もの舞を披露する。そして格闘戦を開始するもその頑丈な体表はブレーザーの攻撃を一切受け付けなかった。


アンリが演奏会に到着し、楽団の目的を聞き出そうとするがツクシはそれを無視する。そして彼の顔が一瞬宇宙人となったのだった。そして、彼は自身達の目的を語り始める。

それは60年前のこと。銀河のあちこちに同志をばら撒き、呼び寄せて惑星の物資を奪い去っていくことが目的だったのだ。そして1機のUFOから数体の宇宙人が地球へ来訪した。そして何時ものように地球でも任務を行うはずだったのだが、ガラモンを呼びせた後ある民家にて運命とも言える出会いを果たす。それが蓄音機から奏でられる「音楽」であった。彼らはその音楽に夢中となり自らが演奏したいという欲求にも駆られるほどに。そして楽団を結成し日々、音楽を奏でるがそれも終わりを告げることになってしまう。ガラモンが地球に到着する日が来てしまったからだ。それが今回の件だったのだ。


アンリは演奏を止めるべく、単身立ち向かうも演奏を中止した楽団員らの抵抗にあってしまう。ただ一人ツクシは演奏を続ける。


ガラモンにスパイラルバレードで攻撃を試みるブレーザーであったが、そのスパイラルバレードが粉々に砕け散ってしまう。そしてガラモンはブレーザーを吹っ飛ばすとシンバルを叩くかのように手を叩く衝撃波が発生したのだった。その衝撃波は凄まじい効果を発揮しブレーザーやテルアキ、エミの鼓膜にダメージを与えるほどだった。

そして倒れこむブレーザーに追い打ちをかけるかのように、踏みつけるガラモン。


アンリ「チケットを贈ったのは、止めてほしかったんじゃないですか!?」


アンリは演奏を止めるべく説得を試みる。楽団員に阻まれるも彼女は所持していた銃を発砲する。

その弾丸がツクシの腕に着弾した。するとツクシの片腕が宇宙人のものへ戻った。

そして、ガラモンの口から緑色の液体を垂れ流し始め機動を停止したのだった。その液体がブレーザーの顔に滴ったためブレーザーは嫌がり、レインボー光輪を両手のひらで発動し回転ノコのようにしてガラモンに当て攻撃をする。そして空中に持ち上げガラモンを粉砕することに成功するのだった。


血を流しながらもどこか、安堵する様な表情を浮かべるツクシ。


ツクシ「これで、楽団は解散だ。みんな好きに生きてくれ。元気でな。この宇宙に音を出す生物は沢山いる。でも君達は音を…音楽を純粋に楽しむことが出来る。消えてしまわなくて良かったよ。ありがとう…」




そして、舞台の幕が下りこの事件の幕も閉じたのだった。

(どこか、ウルトラQを連想する終わり方)


ツクシ達がその後どうなったのか、それを知るものは誰もいない…


余談

  • この回のEDは「BLACKSTAR(MindaRyn)」では無く、劇中でも演奏がなされた「ウルトラQメインテーマ」で締めくくられた。さらにエンディングの映像もモノクロになっている。
  • 放送日は9月9日であり放送回が9話で、ガラモンは『ウルトラQ』が初出である。偶然にも「キュウ」が重なる回となった。同話を担当した越監督もXで偶然ですと話している。(ポスト
  • 今回のゲストキャラであるツクシホウイチを演じた東儀氏は作曲家として数多の曲を手がけており、今作のために新曲の製作や「ウルトラQメインテーマ」をアレンジしている。
  • この回では、ウルトラマンジードゼガン以来となるドライアイスでガラモンを搭載したガラダマが演出されている。
  • 10年前の池の有る公園、最後のコンサート会場、共にロケ地多摩センター駅近郊の「パルテノン多摩」。
  • 同話監督の越監督によると冒頭10年前の演奏シーンはワンカットで四季が移るのを見せるために桜、夏の日差し、枯れ葉、雪を合成したと話している。さらに冬を表現するために池も凍っている。さらに越監督自身が東儀さんのファンなのもありコンサートパートからはYouTubeの見逃し含めてCMが一切入らない気合いの入った物になって本編全体でも昭和のウルトラQのリスペクトになっている。

関連動画

今回のために製作された楽曲


関連タグ

ウルトラマンブレーザー

2020年の再挑戦:過去作でウルトラQを題材にした話

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