概要
地球防衛組織SKaRDが使用する特捜車両。ベース車はトヨタハイエースで、全長4.9m。
ウルトラシリーズの特捜車両でワゴン車ベースは珍しいが、多数の隊員や機器を積み込む必要性を踏まえれば理に叶っている。
英語表記であるSKard Mobile Outpostの略称からスカードMOPというコールサインで呼ばれる。第14話にて作戦行動中にヤスノブがうっかり「モッピー」という愛称で呼んでしまい、それを面白がったゲントによって以後正式にモッピーと呼称されることになった(一方、MOPYという英語表記も用意されており、リアル感のある愛称になっている)。
GGFの装備の近代化やアースガロン開発に予算を回したしわ寄せで、一般的なワゴン車と同じ外見をしている。配備当初はベース車そのままで隊員を困惑させ、ゲントも指揮車仕様にする予算すら無いのかと訝しんでいたが、すぐ後にヤスノブの手によって、指揮用通信機器の搭載や、内装に防弾繊維を組み込むなど、大々的なカスタマイズが施された。
…のだが、外見はそのままなので、特装車両どころか緊急車両にさえ見えない。ちなみにバンパーは初登場時は黒い無塗装だったが、その後ボディ同様白となっているので、むしろ一般車両ぽさが増している。
4話ではゲントとヤスノブが乗り込んでおり、レヴィーラ絡みの事件に関係ある会社の調査に向かったエミを助けるため、会社に乗り込もうとしたゲントが車を降りる際に頭をぶつけている。
また、外見からは解らないが、一般の自動車はおろか戦車にも劣らぬ頑丈さを持つらしく、第6話では暴走したアースガロンに高所から落とされ、窓が割れ内装が剥がれたものの原型を留めており、中に乗っていた隊員達も大した怪我は無かった。
事前に現地に展開する時間的余裕がない緊急出動等の場合は、アースガロンに抱えられる形で空輸されて現着することもある。