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茂木功志郎の編集履歴

2023-10-15 12:47:34 バージョン

茂木功志郎

もぎこうしろう

茂木功志郎とはヒューマンバグ大学のキャラクターである

CV:畑耕平

概要

ヒューマンバグ大学』のシリーズ作品『華の天羽組』の羽王戦争編にて登場。

天王寺組に脅されて強引に傘下に取り込まれた大阪の小規模半グレ組織「煮苦粋(ニクスイ)」の2年目構成員。見た目や言動は如何にも悪ぶった若者といった雰囲気で、また裏社会の人間にしてはやや単純な思考が目立つが、己の身の危険を前にしても他者を気遣い行動を起こす勇気と優しさを持った青年。


天王寺組本隊から情報を探る目的の一環で正体を伏せて入団希望してきた小林幸真速水泰輝の指導役を担当し、戦闘における心構えや実践技術、組織のおかれた現状を丁寧に教えたりと甲斐甲斐しく面倒をみていた。そうした接し方が小林たちからも多少なり愛着を覚えられたのか、後の天王寺組の下っ端組員らとの闘いでは、ドスで武装した彼らの攻撃から守られることになった。先の一件で小林に男惚れした茂木は、そのまま煮苦粋を脱退した二人を探してLINEで連日猛アプローチし、その熱意に折れた小林の決定で協力を許され、天王寺組組長・三國貞治主催の屋形船での宴会潜入作戦に参加、速水と共にボートで小林の迎え役を務めた。その後も女装ヒットマンの香月紫苑が連絡担当組員の自宅から入手した情報を元に、大嶽徳史ら東京侵攻組の下へ増援として送られた組員の追跡役を請け負い、大嶽のつめるヤサを突き止めた。


そのまま小林たちに付いていき天羽組本部を訪れて入門希望するも、抗争がいよいよ正念場を向かえ多忙となったこともあり組長の返答を保留として一旦大阪に帰されることになる。…そして、最年長幹部の野田一率いる6名による大嶽たちへの襲撃作戦が決行されている当にそのとき、何も知らない茂木は組員らの覚えめでたくしようと再度、天羽組本部に向かうが…


人物

容姿

明るいオレンジ色の髪に、三白眼・ツリ目に加えて目尻から伸びた長い睫毛で何処かキツめの印象を受ける目元、金色の瞳が特徴の青年。衣装は黒いVネックシャツの上に赤と黒のツートンカラーのジャンパー、黄色いズボン、両耳にリングピアスを着用しており、過去登場した半グレたちの例に漏れない派手な見た目。


性格

本チャンネルにおける「半グレ」は、京極組がそれぞれ長編で相手取っている羅威刃戒炎を代表例に、基本は極道組織の持つ任侠精神や仁義、その他古い慣習を全否定し利益のためなら手段を選ばない新世代の反社会派勢力という位置づけにあるが、本項の茂木については良くも悪くもそうした定着した理念に異なる精神性の持ち主で、己よりも他者の身を案じる心意気と、そのためなら恐怖を押し殺してでも行動を起こす胆力を併せ持つ。


一方で他の煮苦粋構成員共々、裏社会および世間一般常識からややズレた若さゆえの甘い思考が散見され、無理やり傘下に加えて理不尽なみかじめ料ノルマを請求する天王寺組を強く憎んではいるものの、「コロシはせずボコボコにする」「コチラが木刀なら相手も凶器を使わない」などの思い込みを当初は持っており、反旗を翻したXデーには圧倒的な戦闘経験と武装の差で直ぐに組織半壊の窮地に追い込まれてしまっていた。その後も命の恩人である小林に憧れて舞い上がってしまっていたのか、これまでの小林たちとの同行で天羽組が天王寺組と緊張状態にある現状も十分に理解できる情報材料があり、そうでなくても相手方の都合が悪そうな夕食時の夜7時を狙って天羽組本部を訪れている(しかも茂木は、この行動で組員に気に入られて食事に誘われると想定すらしていた)。…ただ、奇しくもその選択が戸狩との交戦で瀕死に追いやられた香月や小峠を救出するという結果にも繋がっている。


能力

半グレとして2年を過ごしているものの、これまでチャカは当然ドスを用いた戦闘、およびそれらで武装する敵対者への対処などの経験(および想定する機会)がまるでなく、飯豊朔太郎はじめ当初入門したてだった新人たち同様に精神性が「コロシ」のステージまで上がっていないとおもわれ、現状では戦力として期待はできない。


ただし、上述されたような窮地においても恐怖を押し殺して手堅い行動がとれる地力が当初より見られるため、今後仮に入門が許され、一定の戦術の手ほどきを受ければ大きく成長する兆しも感じられる。


活躍

初登場回。組長の許可を得て大阪入りした小林と速水が、野田の命令で先に大阪に滞在していた香月と共に、今回の抗争勃発当初に協力した栗林組の神成組長の元を訪問する。大阪現地の裏社会事情に詳しい神成から「近々、天王寺組本部による屋形船を貸し切って宴会がある」と聞いた小林たちは、その宴会に潜入し、大嶽ら東京侵攻組のヤサを抜き出す作戦を計画する。


しかし、肝心の宴会日程は神成も把握していなかったため、小林は先に敵の末端を締め上げて日程を聞き出そうと、その上で相手には自身らが天羽組の人間であることを悟らせないために、近隣の半グレを隠れ蓑に「単なるチンピラ」を演じることに。そして「天王寺組と揉めてる地元の半グレはいないか?」という旨の質問を受けた神成の口から、当時茂木が所属していた煮苦粋の名前が挙げられた。

(因みに他にも「水那巣(ミズナス)」「鉄血裏(テッチリ)」と、煮苦粋と同じく大阪で有名な食品や料理を由来とする名前の半グレ組織が挙げられており、聞いていた速水も心の中で「変な名前…」と呆れていた。)


その後、香月に髪型や服装を半グレっぽく仕立ててもらった小林と速水は、それぞれ「小早川(小林)」「早川(速水)」の偽名で煮苦粋に入団志願する。とってつけたような設定の素性と小林の棒読みな演技など諸々怪しさ満載の変装だったが、面談した茂木は時偶ツッコミを入れつつもまるで疑念を向けずにこの「ダブルハヤカワ」の入団をアッサリと承諾。…一応、小峠のナレーションで彼ら半グレ界隈は常に慢性的な人員不足で、煮苦粋も近々天王寺組への報復を計画していたところもあるようだが。


以後、そのまま二人の面倒見役を請け負った茂木は、木刀を本物のドスに見立てて躱し方の実践指導をおこなったりと、手厚く世話を見ていた。その後、リーダー格の号令によりアガリの徴収しに現れる天王寺組員を相手取り反旗を翻そうと決起する。茂木は二人に、煮苦粋が天王寺組に理不尽なミカジメを強要され苦しんでいる現状や自身の意気込みを語りつつも、まだ加入して日も浅く(また虚弱体質を自称する)ダブルハヤカワには「最悪逃げてもかまへんからな」「アジトにある角材はいくらでも使って良い」と気遣う優しさをみせていた。


間もなくアジトに現れた天王寺組員3名に皆で一斉に襲いかかるが、末端まで戦闘能力が洗練されている組員を前にコロシの覚悟すらしていなかった煮苦粋は一方的に蹂躙され、その惨劇を前に茂木も腰を抜かして動けなくなってしまう。そこへ小早川(小林)が登場し、早く逃げるように促す茂木をよそに、ドスで武装するヤクザたちを角材のみで圧倒。瞬く間に形勢を返し、戦意喪失したヤクザから(半グレの取り立ても含めた当面のスケジュールを吐かせる形で)当初の目的だった宴席の日程を聞き出した。


一連の出来事を間近でみていた(まだ彼らが本職と気付いていない)茂木は、とんでもない実力をみせた小早川を手放すまいと、震えながらも「君は僕の舎弟ってことで良いよね」と尋ねるが、敵の情報を聞き出した小林たちにもう組織にいる必要もないため、その場で脱退を申し出られてショックを受けていた。

(因みに脱退理由は「ボクシングに転向する(小早川)」「トレーナーになる(早川)」という理由で、茂木も「期待感すごいけど!」とそこだけは納得していた。)


煮苦粋への潜入で得た宴会の催される5日後に向け、天羽組の3人は各々準備に取り掛かるが、この間茂木は、命の恩人である小林に「(自分のほうがキャリアは長いけど)弟子入りしたい」と思うほどの凄まじい憧れから、自らも煮苦粋を脱退し、連日に渡りLINEを送り猛アプローチしていた。

(何故本人ではなく速水宛なのかは謎。早川(速水)がボクサーになる小早川のトレーナーを名乗ったためなのか、はたまた憧れが強すぎて直接の連絡は逆に二の足を踏んでしまうファンの心理なのか…)


速水を介して茂木のことを聞いた小林は「アホだけど良い奴だった」と人柄は買っていたようで、また現地人で大阪に詳しく天王寺へのヘイトも共通するので、今回の作戦を彼にも手伝わせることを許諾。宴会当日は、雇われボーイに扮し船内に潜入した小林が目的を達成した後に、予め用意したボートで迎えに行き、三國のガードマンとして付き添っていた陣内・椎名に追われる彼を救出した。

(因みにこのときダブルハヤカワが天羽組の人間であることにようやく気付いた様子。)


その後は滞在するホテルに招かれ、間もなくコンパニオンとして宴会に潜入していた香月が帰還。情報要員の鳥井の自宅から盗み取ってきた「明後日、大嶽の下へ増員を送る」という内部連絡を元に、その対象の組員を尾行して大嶽のヤサを突き止めることになる。そこで小林から顔バレされていない事を理由に、茂木がその尾行役を命じられる。当日は小林と連絡を繋ぎ、その都度伝えられる尾行技術を行使して対象に怪しまれることなく追跡を続け、とうとう大嶽の潜伏しているヤサ『北大路組本部』を割り出す事に成功する。


今回与えられたミッションを全て果たし、またいよいよ大嶽へ積日の恨みを晴らせることに狂気の笑みを浮かべながら小林たちは天羽組本部に帰還することになる。…そして小林の役に立てたことを喜ぶ茂木も、そのまま小林たちに当然のようについていった(ふと気付いた速水は疑問におもっていたが)。


成り行きで天羽組の事務所に赴く事になり自己紹介を行い、この時に本名が明らかになる。取り次いだ小峠華太からは世話になった恩返しに交通費を出してやると打診されるも、天羽組に入りたいと宣言するのだった。


小峠から(暴対法の影響によるデメリットや抗争中である事を含めて)半グレと極道では意味が違う事と命のリスクを手厳しく伝えられるも、覚悟の上で受け入れ土下座して熱意を伝え、組長の天羽桂司に意向を伝えてもらえる形でその場を去った。

戸狩の襲撃を受けていることを全く知らずに天羽組事務所を訪れておりなんと香月紫苑が池に浮かんでいたところを発見される。かなりマズい状況ではあるもののギリギリ生存していたらしく、池から救出して助けを呼んだ。

直後に現れた宇佐美純平に身柄の回収を頼むファインプレーを見せる。


その後屋敷に入りなんと倒れていた小峠華太、そして和中蒼一郎と戸狩玄弥の激突を目撃してしまう…。

小峠の救出には行きたいが「自分だと瞬殺される」と葛藤している。


和中と戸狩の戦いを見届ける中、小峠の容体が悪化している状況を見て助けなければいけない思いと生まれ変わる決意に駆られて動く。戸狩に銃で狙われるも、和中のフォローで乗り切り小峠を担いでその場を離れる。後に天羽を連れていた若衆の工藤亘清と合流し、天羽の指示でヤミ医者の下へ向かった。


余談

登場当初から半グレ組織の一員と思えないほどに良識ある言動や行動を取っていた事から、視聴者からは好評であり上京して天羽組または愛天雄への加入を期待されていた。


関連タグ

ヒューマンバグ大学 華の天羽組

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