あんたはあたしを正義といったが、そんなつもりは全くないよ
たまたま嫌いな奴に悪党が多いだけさ
概要
舞台版キャスト:エリザベス・マリー
実写版キャスト:梶芽衣子(老年期)
人間界でも5本の指に入るという有名な霊能力者で、霊光波動拳の使い手。彼女の後継者取りと能力を乱童に狙われるも浦飯幽助が勝者となって師匠となる。年齢は70歳前後。
妖怪の間でも一目置かれた存在であり、「霊光波動拳の幻海」と呼ばれている。
正義の人と思われているが、本人にその気は全くなく「たまたま嫌いな奴に悪党が多いだけ」と話すも、幽助曰く「敵以上に味方も多い」。雪菜もその内のひとり。霊光波動拳は本来は霊障や重傷者の治療も可能な為に、表向きは専門外来の駆け込み寺のようなものをやっている。
厳格で毒舌家な面もあるが、思いやりもある。
実はゲームオタクという意外な一面もあり、自宅の一室にアーケードのゲーム機を何台も所有しており最早ゲームセンター同然である。劇中で激ムズゲーとして知られる「ゲームバトラー」を一回だけだが一人で全面クリアしたとか。ちなみにプレイするにはしっかり一回100円を取る。
霊波動による若返り
その力を最大まで高めると細胞が活性化し、肉体が最も充実していた頃(20歳前後)に若返ることが出来る。
若い姿は身長こそ変わらないが超美人。幽助達を始め、戸愚呂兄や死々若丸も惚れさせるほど。
アニメ版では桑原から「幻海ねーちゃん」と呼ばれた。
ファンからも若年時の幻海は人気が高く、Pixivのイラストも(どちらかといえば)若年時の作品が多い。ババア結婚してくれ。
尚、霊界での戸愚呂との会話を最後に、この姿は登場しなくなった。
戸愚呂弟との因縁
暗黒武術会決勝戦直前で50年振りに再会した戸愚呂弟との決闘に挑むも戦死。
だが、武術会終了後に浦飯チームの武術会優勝の願いという形で復活を許される(実は戸愚呂が、コエンマに「冷凍保存」するように頼んで計らっていた)。
戸愚呂(弟)とは格闘家仲間にして、恋人未満のような間柄(アニメ版では、その辺が色濃く描写されている)だったが、潰煉が起こした惨劇により、全てが変わってしまった。
とはいえ、戸愚呂とは敵味方に分かれても最大の理解者同士ではあり、戸愚呂の頼みもあって、幽助が戸愚呂のように道を踏み外さないように見守り続けた。
また、アニメ版では、幽助と螢子にかつての自分たちを重ねてか、螢子に幽助を支えるように頼むシーンも見られた。
原作終盤にて
黄泉の下で魔界の均衡を保つ手段=6人のナンバー2を用意(ひいては人間界と霊界の為にもなる)しようとする蔵馬の要請で、かつて暗黒武術会で浦飯チームと対戦した6人の妖怪を妖力値100000以上のS級妖怪に鍛え上げた。これは過去に雷禅、黄泉、躯の3勢力全てのナンバー2に存在しなかった破格の数値である。(この頃の幽助、蔵馬、飛影も既に100000越え)
彼らは後に魔界統一トーナメントに参加したが、本戦で死々若丸が妖力値の優劣をテクニックで覆され、鈴駒は流石の色香に迷い、残りは雷禅のケンカ友達(実力は雷禅、黄泉、躯とほぼ互角、数値は不明だが恐らく妖力値1000000以上)と当たった為、1回戦で全員敗退した。
原作最終回では天寿を全うして亡くなり、幽助たちに自宅周辺の山林を自身を慕う妖怪たちの隠れ家として、財産分与した。テレビアニメ版では原作ほど時間が経過していないので最終回時点でも健在で、幻海自身の口から遺産相続の件を語るが、ぼたんや螢子は縁起でもない話と咎めている。その後エンディングでは縁側でプーと共に茶を飲みながらくつろいでいる場面が描かれ出番を終える。最後まで生きている分、テレビアニメ版の方が後味が良い結末とも取れる(後に、原作最終回を描いた新作アニメが製作された)。
関連イラスト
※通常時
※若返り時
※両方
関連タグ
関連人物
他作品
おむすびまんとこむすびまん:アニメ『アンパンマン』の登場人物。(声優が同じ)
大魔王バーン:漫画『ダイの大冒険』の登場人物。同誌の悪役。通常時が老人だが真の力を出す時は若返る。ただし過去設定は戸愚呂弟と同じく「強者に虐げられたことで力を求めるようになった」というもの。
山本シナ:漫画『落第忍者乱太郎』および、アニメ『忍たま乱太郎』の登場人物。若い姿の美女と年老いた老女の二つの姿を持ち合わせている。