【機密事項】
⚠以下、漫画『アンデッドアンラック』の本誌情報が記述されます。⚠
概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』で、世界の理(ルール)「言語」を司るUMA(ユーマ)。
そして絶対理(マスタールール:不朽の理に制定された万物の一つ)でもある高位UMAの10体「上位十理(じょういじゅうり)」へ抜擢された1体。
異空間「マスタールーム」にある円卓では8席へ着く。
外見
絶対理(マスタールール:不朽の理に制定された万物の一つ)として絶対的な実現力があるためか、初登場から完全態の姿(フェーズ2)で顕現している。
頭にはバベルの塔っぽい物を被っている。
常に書物を読む様相が特徴的。
UMA像
野暮ったい雰囲気がある。
一見すると少女らしく愛らしい人物に見えるが、本性は他のUMA同様残虐で悪辣。
ビーストに似た牙をむき出しにしたおぞましい笑顔もやはり他のUMAによく似ている。
前ループで敗北したニコへのリターンマッチのためにイチコを殺そうとし、それから逃れると自分のために死なない事に罵倒混じりの不平を示すほど。
しかしニコが肝心の不忘に覚醒していないことに気づくと慌てだすコミカルな一面もある。
強襲を受けようが、長距離の移動中(ワープ)だろうが、殆どの場面で手にした本を読書している。
背表紙は無地で外観から本の内容は考察不可。いったい何が書かれているのだろうか…。
先行登場?
前世界(ループ99回目)にて、課題に同名のUMAが登場している。これには組織の否定者・ニコが参加し単騎討伐している。その後の後処理で、絶対理(マスタールール)として言語自体は消滅せず「言語が英語のみに統一される世界改変」が発生した。
当時のニコ曰く「不忘なら負けようがない」戦いだったらしい。
新世界(ループ100回目)のランゲージはこの戦いを「屈辱」として覚えており、ニコにリベンジする時を待ち遠しく思っていた。
能力
「言語」を司る超常存在から、言葉・国語といった概念を実現化している。
彼女が仕掛ける戦いは曰く「ゲーム」とのことで、スプリング戦のように特定の「理(ルール)」に従った勝負を仕掛けてくるものと思われる。
言語吸収
フェーズ2で使用(最も上位十理のフェーズ1は登場していないが)。
「対象が言語を使えなくなる」能力を半日ほど維持出来る。本人の言によるとフェーズ3になるとさらに効果時間が伸びる模様。
効果範囲に制限はないようで、対象を絞る事も可能。この時ランゲージはユニオン本部に出現しており、ブラジルから帰還中の風子たちが能力の影響を受けていた。さらにあえて範囲を絞ることで、脅迫として「要求を呑まないと範囲を広げて人間社会を滅ぼす」とニコとイチコのクエスト参戦を要求する事に使用した。
全言語死理取り
フェーズ2で使用
前述のゲームを行う能力。お互いにしりとりを行うゲーム。想像力(イメージ)の勝負。しりとりで放った単語はランゲージの力により具現化される(具現化されるものは現実に存在する物質だけでは無く、神話に登場する様な空想の武器や、噴火や絶対零度といった現象、科学といった概念も具現化する)。さらに、ターンが経過していくたびに使える言語が増えるシステムになっている。単語を日本語に訳した際に単語の最後が「ん」になるか、ゲーム中に死んでしまった場合敗北となる(「ん」がついての敗北の場合は強制的に死んでしまう)。
ゲームはターン制で
1.先行が使用言語を選択し単語を繋げる(単語が具現化する)
2.後攻が使用言語を選択し単語を繋げる(単語が具現化する)
3.お互いが具現化した物で殺し合いを行う(単語同士のぶつかり合いは殺し合い中一回のみ)
4.後攻が言語を追加する
5.先行役と後攻役を交代する
で1ターンである
ゲームの名の通り全ての言語を使うしりとりであり、普段のしりとりでは繋がらない言葉も繋がる可能性がある。(作中でイージス→科学→噴火の繋がりはAgis→Science→Eluptionで繋がった)ランゲージは全ての言語を理解している為、長期戦になり言語が増えると否定者側が不利になる。
単語の具現化は2通りありA「転送」B「再現」の2種類がある。「転送」は存在するものをゲームの場に持ってくることで具現化する。「再現」は存在するものを再現するパターンか、存在しない物もしくは存在するが転送できないものを自身の魂を削り、再現する。その為、後者の「再現」は再現したものが破壊されると削った分の魂を破壊されたことになり再現した者にダメージが入る。具現化したものは想像力(イメージ)で決まり、あやふやなイメージで具現化したものはあやふやな姿で具現化される。しかも、一度具現化したものは具現化した本人が残ると思えば次のターンでも残り残らないとイメージしてしまったものは次のターンにはなくなっている。
本の刃
本から刃のようなものを発射することが可能。殺傷力は高く、ニコの不意をついて一撃でイチコを瀕死に追い込むほど。
しかしイチコを「ランでも殺せる人」と述べた事から直接戦闘は他のメンバーに比べると得手としていないのかもしれない。
活躍
魂のルールを仲間に伝えることを阻止するため前述の通り「言語を使えなくする」能力を風子たちに行使。
さらにその間、ソウルの指示で「魂の理解が進んでいる否定者」であるイチコの殺害を目的にユニオン本部のニコラボに出現した。
この時大量の本を詰んだ大きな椅子に正座していたが、なんとニコラボメンバーであるザックが重傷を負った状態でその下敷きにされている。
備考・余談
関連検索・作品投稿の留意
此処「ピクシブ百科事典」では、不特定多数が閲覧できる情報公開場。ゆえに多義的な名称・事柄および此れに抵触する懸念がある対象には、曖昧さ回避を含めた解説・工夫が推奨される。
本稿ならば、個体名『ランゲージ』は司る理(現実にもある概念)を表す他、正式表記『UMAランゲージ』も鑑みると、一般で論説される不可思議な未確認動物(Unidentified Mysterious Animal)などと重複・多義ある固有名詞。
さらに未確認生物(UMA)とは、現実世界にて現在進行形で報告・調査がされている超常分野、かつ世界的に注目される事柄も踏まえると、これも題材にする本作「アンデッドアンラック」の関連作品を投稿・検索する際に、情報混在を回避・誘導する措置も望ましい(つまり新情報が更新される分野と重なる創作物から、これを考慮した表現が都合良い)。
因みに、一般の検索エンジンでは名前被り〈UMA=ウマ=馬〉から、検索候補に『ランゲージ+馬』で関連する情報も羅列される場合がある事に留意。
特に本解説対象は作品制作で重要な一環から、関連検索・作品投稿の配慮例として作品略称・分類語句を併合した本稿の便宜表記【ランゲージ(アンデラ・UMA)】や、個体名『ランゲージ』と作品名『アンデッドアンラック』や公式略称『アンデラ』なども適用(タギング)が絞り込み検索を助ける。
特徴的な意匠
UMAランゲージが被っている物?は、上記で触れたように「言語」へ纏わる説話〈バベルの塔〉を模った形象と窺える。
伝承では、古代・バビロン(バベル)にて天へ届かせる構想で建設していた最高構造物の塔があった。これを人の高慢と解釈した神の怒りで塔は破壊され、更に人間たちの言葉(言語)を不統一に変換させる混沌を齎したという。
本作「アンデッドアンラック」で「言語」を司る超常存在として、UMAランゲージの最適な要素で練られた意匠(キャラデザ)なのだろう。