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概要

MARVELコミックのキャラクターで、代表的なスーパーヒロインの1人。

1977年から初代「Ms.マーベル」を、2012年から「キャプテン・マーベル」を名乗っており、現在は後者で知られている。

その規格外の能力から「MARVEL最大の女性ヒーロー」「フェミニストの象徴」と呼ばれている。

なお、奇しくも良く似た能力を持つライバル会社の女性ヒーローと同姓。

経歴

初登場は1968年の『Marvel Super-Heroes #13』。

18歳でアメリカ空軍に入隊、パイロットとしてアイアンマンニック・フューリーと関わるようになり、やがてNASAに異動、セキュリティ部門の責任者となった。

ある日、NASAに移送されたロボットを奪還しようと潜入した、科学者ウォルター・ローソンに化けた異星人・クリー帝国のマー・ベル(後の初代キャプテン・マーベル)と出会う。そして個人的な恨みを買っていた上司ヨン・ロッグから妨害されたベルを助けたことで、親密な仲になる。

この関係に気づいたヨン・ロッグは彼女を人質にベルに戦いを挑み、その最中深い傷を負ってしまった彼女をベルが助けようとした結果、ベルの遺伝子が彼女の体内に溶け込み、キャプテン・マーベルと同じ能力を持つこととなった。

センシティブな作品

Ms.マーベル」と名乗った彼女は個人タイトル誌を与えられ活躍、さらにアベンジャーズに加入した。

ブラザーフッドと戦った際にまだヴィランだった頃のローグにパワーを吸収されて昏睡状態に陥ってしまったり、「バイナリィ(Binary)」や「ウォーバード(Warbird)」と改名したり、アルコール中毒となったり、キャプテン・アメリカに代わって一時的にアベンジャーズのリーダーを務めるなど、波乱の人生を送ってきた。

その後『Secret Avengers #28』にて、クリー帝国の本星を救うために犠牲となったマー・ベルの遺志を継ぎ「キャプテン・マーベル」を襲名。

空位となった「Ms.マーベル」はパキスタン系の女子高生カマラ・カーンに引き継がれた。

2018年に設定変更が行なわれ、実は元から地球人とクリー人のハーフとされた。

クリー人としての名前は"Car-Ell"……ってマズいだろ、それ

能力

マー・ベルから遺伝した(彼との接触で目覚めた)能力は飛行、超人的体力、怪力、手からビームを発するパワー、クリー人特有のいわゆる「第六感」。

このうち前3つがローグにコピーされたが、プロフェッサーXの治療で取り戻している。

なお、その余波でローグはマーベルの能力を失ったが、代わりにサンファイアのパワーを手に入れた。

コスチューム

センシティブな作品

初期。マー・ベルやその子どもたちと同じ赤系統。

(ちなみに上記イラストは中の人が違う)。

センシティブな作品

「Ms.マーベル」として最も有名であろう姿。デザイナーとしても名高いアベンジャーズの同僚・ワスプと一緒に考案した。

ファンも多いコスチュームだったが……

「キャプテン・マーベル」襲名に伴ってコスチュームも変更。oh……

露出が減り絶対領域も消えたが気にしない……(´・ω・`)

いずれにしても男子諸君には目の保養である。

MCU

演:ブリー・ラーソン、日本語吹き替え:水樹奈々

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ラスト、ニック・フューリー指パッチンで消える直前に使った通信機に表示されたマークで存在が示唆され、その次々作『キャプテン・マーベル』でデビュー。

なおこのタイトル通り最初からキャプテン・マーベルを名乗っているため、「Ms.マーベル」は後々登場するカマラ・カーンが初代となっている。

コミックと同じく元は空軍のパイロットとして働いており、当時の同僚マリア・ランボーや彼女の娘モニカ・ランボー(コミックでは同年代、かつ2代目キャプテン・マーベル)とも知り合い。

幼い頃から現在に至るまで女性であるがゆえに抑圧され、その度に反発してきた。

純粋な地球人だが、同作中盤で覚醒するスーパーパワーも健在で、異星人の艦隊をたった1人で壊滅させるほど。

日本語版では「キャロル・ダンヴァース」表記。

キャプテン・マーベル

地球人女性に擬態していたローソン博士ことマー・ベルをとある場所へ連れていく任務中、クリー人の襲撃に遭って不時着。博士が研究していた四次元キューブの影響によってスーパーパワーを得るも、それをクリーのために使おうとしたヨン・ロッグによって記憶を改ざんされ、クリー人の「(ドッグタグの破片から)ヴァース」として数年間生きてきた。

そのままクリーで訓練を受けるとともに、敵対するスクラル人と戦ってきたが、ある任務を機に地球に来たことで記憶が徐々に蘇り始める。

最終的にはキャロルとしての己をある程度取り戻し、クリーに反逆。旧友のマリアや出会ったフューリー、フィル・コールソンと協力して地球から追い出した。

戦いが終わった後はスクラル人たちとともに、彼らが安心して過ごせる星を探す旅に出る。

これを機にフューリーが「スーパーヒーローたちのチーム」を発案することになり、また彼女の空軍時代のコールサイン「"アベンジャー"」が、チーム名の由来となった。

コスチュームはコミックの最新版を基にしたもの。

元々クリーの対テロ精鋭部隊「スターフォース」が着用する戦闘用スーツであり、色も緑だったが、離反した後にモニカの助言もあってお馴染みの星条旗風のカラーにリペイントした。

そしてポストクレジット。

戦いのさなかにフューリーに渡した通信機が20数年経って起動されたことを受け、指パッチンを逃れたスティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカたちの前に突如出現。

「フューリーはどこ?」と訊ねた。

なおパワーのおかげか外見の老化が止まっており、見た目は後に共演する成長したモニカと同年代になっている。

アベンジャーズ/エンドゲーム

地球に帰還してアベンジャーズに事情を聴き、宇宙を漂流していたトニー・スターク / アイアンマンを救出。

療養中のトニーを除いた生き残りのアベンジャーズと共にサノスを倒すが、消えた人々が戻ることはなかった。

5年の間は長かったブロンドを短髪にし、地球以外の星で指パッチンの影響による混乱に対処していた。

最終決戦ではアッセンブルには間に合わず、遅れて宇宙より参上(おそらく、ポータルを開けるドクター・ストレンジたち魔術師と面識が無かったため、援軍としてカウントされていなかったことが原因だと思われる)。

サノス軍の母艦を突進だけで大破させ、サノスの頭突きをものともせず、あと一歩まで追い詰める活躍を見せた。

作中、ジェームズ・ローズと目くばせするシーンがあるが、これはコミックで2人が恋人関係になることのオマージュと思われる。

シャン・チー/テン・リングスの伝説

エンドクレジットに登場。髪型が登場初期の長髪に戻っている。

ウォンブルース・バナーと共にシャン・チーの持ってきたテン・リングスを分析するが、宇宙の技術に詳しいであろう彼女でもその詳細は分からなかった。

ミズ・マーベル

最終話のラストにてサプライズ登場。

ミズ・マーベル」の名前でヒーロー活動を始めたカマラ・カーンが自室で休んでいると、その腕のバングルが突如輝きだし、部屋の壁を壊しながらカマラは消滅(瞬間移動?)してしまう。

その次の瞬間、カマラがいた場所に、キャロルが出現。

あちこちに自分の写真やイラストが飾られた部屋で、呆然と佇むのだった。

マーベルズ

上記シーンから直接つながる、主役の映画第2弾。

単独作ではなく、カマラと、『ワンダヴィジョン』でパワーが覚醒したモニカとともにトリプル主人公を務める。

普段は個人所有する小型宇宙船を活動拠点にしており、空軍時代に身に着けた操船技術は健在。

また、ある行いが原因でクリー人からは殺戮者として憎悪されている。

関連タグ

MARVEL

キャプテン・マーベル Ms.マーベル

キャロル・ダンヴァース

センシティブな作品

シャザム!(イラスト左)

ライバル会社のスーパーヒーロー。元々「キャプテン・マーベル」はこちらが名乗っていた。