概要
MARVELコミックのキャラクター。
現在ではミュータントのヒーローチーム「X-MEN」の主要メンバーとして知られる。
白のメッシュが入った前髪が印象的。
(90年代のデザイン。カプコン系のゲームなどでこちらのデザインが有名)。
能力
皮膚から接触した相手の生命エネルギーや、記憶、能力などを一時的に奪うことができる。
かつてはコピーされた相手は昏睡状態となるため常に手袋を身につけていたが、後に弱点を克服し無闇に相手を疲弊させることはなくなった。
制御に成功した現在では記憶した能力を複数組み合わせて発動させるまでになっており、それにより少数での作戦遂行に適したスタイルになっている。
マグニートーは磁力で膜を張ることでローグの能力を無効化できるため、お互いに惹かれあった事もあったが、思想の違いから離れている。
if世界の「エイジ・オブ・アポカリプス」で若いころのマグニートーが未来から彼を殺そうと襲撃してきたリージョン(エクセビアの息子)に襲われるもエクセビアがエリックをかばって死亡したため、改心した彼がエクセビアの代わりにX-MENを結成。そのためローグは師である彼に惹かれ、上記の通りバリアで性交も無事にこなせるため結婚。戦いでは副官を務めるとともに彼の子供を産んでいる。
彼女にとって能力を意識せずに付き合えるというのは重要で、生体金属によって能力が効かないコロッサスが気になっていたこともあった。
活躍
1981年8月の『Avengers Annual #10』で初登場、テロリストのミスティークによって育てられ、彼女が組織したブラザーフッドのメンバーだったが、キャロル・ダンバース / Ms.マーベルとの戦いで正義と栄光に満ちあふれた記憶に打ちのめされ、ヒーロー側に転向。
なお、なぜかこの時吸収したキャロルの能力だけは永続的に使用できており、初期は怪力・超体力・飛行能力が持ち味のパワフルなキャラクターだった。
しかし「長期的に維持できていただけ」と設定変更され、失っている。
ガンビットとは恋仲だが、色々あって付かず離れずを何年も繰り返すという複雑な関係。キティ・プライドからの指示でカップルカウンセリングを受けたことで徐々に関係が改善されていき、2017年頃にようやく結婚した。
他メディア
テレ東版アニメ
CV:レノア・ザン(Lenore Zann)、吹替:小林優子
『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズ
第2作『X-MEN VS.ストリートファイター』からプレイアブル実装。
Ms.マーベルの飛行・身体能力を駆使した肉弾戦法のほか、相手の技をコピーして使えるという非常に貴重なキャラとなった。
その後『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』にて再登場したが、キャラ数が多すぎるせいか技コピーはできなくなりステータスアップのみに。
『エクスト』でコピーできたキャラはそのままとかしてもよかったのに。
なお最新作『MARVEL VS. CAPCOM INFINITE』ではそのMs.マーベル改めキャプテン・マーベルが参戦。
このことと現行コミックではもう彼女の能力は使えないことを考えると、もし今後再参戦したとしてもだいぶ性能の違うキャラになるかもしれない…
実写版
演:アンナ・パキン、吹替:小島幸子 / 樋浦茜子(テレビ放送版)
主に初期三部作に登場。
能力は変わらないが「マリー・ダンキャント(Marie D'Ancanto)」という本名が設定され、しばらくしてコミック版でも「アンナ・マリー(Anna Marie)」と名付けられた。
キーパーソンであり事実上のメインヒロイン。
自分の覚醒したばかりの能力で恋人を傷つけてしまったことにショックを受けて家を飛び出し、各地を放浪しているところを、同じく記憶を失って放浪していたウルヴァリンと出会って行動を共にするようになり、紆余曲折を経てプロフェッサーXの元に預けられることになる。
マグニートーから自身の能力を悪用されそうになるが、X-MENによって救出された。
最初のうちは普通の髪だったが、終盤でコミック同様の髪へと変化した。
同年代のボビー・ドレイク / アイスマンと恋仲になっており、彼とコンビを組んで行動することが多かった。
現場に出動し、誘拐されたプロフェッサーの救出と敵の計画の阻止のために奔走する。
ボビーがキティ・プライドと一緒に過ごすことが多くなったことにやきもきするようになり、プロフェッサーの死後、学校を出て行ってしまう。
その後、事件が解決した後学校に戻ってきたが、体からミュータント能力を消滅させる薬「キュア」を投与したことで、能力は失われてしまっていた。
開始早々センチネルによって殺害されてしまい、あっさりと退場してしまう。
しかし、終盤未来が変わったことでこれまでの出来事がリセットされたために復活。学園でアイスマンと共に仲良く歩いている姿が映し出された。
当初は割と重要な役回りになる予定だったが、諸事情により出番が大幅にカットされ、事実上のカメオ出演に留まることとなった。
後にローグの出演シーンを大量に追加した『ローグ・エディション』が発売されている。本編のサイドストーリーの内容でこれを見ると本編が2倍楽しくなると思われるが、レンタルビデオ店では取り扱ってはおらず家電量販店等での購入でしか手に入らない。
余談
- 90年代のアニメ版で空を飛ぶシーンが有るが、実は同時期にコミックでキャロル・ダンバースの能力の一部を奪ってしまっており、その結果、飛行能力を得ていた。