プロフィール
初登場 | 第1巻「クラスメイトは全員女」 |
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国籍 | 日本 |
専用IS | 紅椿→無 |
IS適正 | C→S |
所属クラス | 1-1 |
所属部 | 剣道部 |
誕生日 | 7月7日 |
星座 | 蟹座 |
身長 | 160cm |
家族構成 | 両親(行方不明)、叔母、姉 |
ルームメイト | 織斑一夏→鷹月静寐 |
CV | 日笠陽子 |
※当初は第2世代型量産機「打鉄」を使用し、第12巻の騒動により「紅椿」が消滅。
概要
一夏曰く「ファースト幼馴染」。長い黒髪をポニーテールにした大和撫子。発育旺盛すぎる胸がコンプレックス。
一見すると凛とした質実剛健のしっかり者に見えるが、メンタルはかなり脆い。
不器用で素直になれないツンデレ体質。
実家は剣術道場を営んでいた篠ノ之神社。幼少期から剣道を嗜んでおり、中学時代に全国優勝した実績を持つ。1学期はIS訓練を優先するあまり幽霊部員と化していたが、2学期からは顔を出す頻度が増えて打ち解けた。
物語中盤からは身体能力の高さ、剣術の腕前などがIS操縦に活かされるようになっていき、楯無の訓練を受けてからは実力が向上し続けている。
小学生時代クラスメイトの男子から虐められている所を一夏に助けてもらい、それから一夏のことを想い続けていた。
キャラクターソングはアニメ1期ED「SUPER∞STREAM」(セシリア・オルコットと凰鈴音とシャルル・デュノアとラウラ・ボーデヴィッヒも一緒に歌唱)のみならず、ソロでC/W曲「ベストパートナー」も歌っている(2期EDは更識姉妹版「SUPER∞STREAM」の収録の関係上ソロ曲は無い)
姉はISの開発者である篠ノ之束。行方不明になった際、身内として多くの負担をかけられた。両親や一夏と離ればなれになった経緯もあって、姉ことを強く敬遠している。しかし、紅椿を与えてくれたことに関しては少なくとも感謝している。
待遇
メインヒロインという立場上、MF文庫・オーバーラップ文庫を通じて計4度も表紙を飾っている。
物語序盤は「一夏の幼馴染かつルームメイト」という強みがあったものの、その後はセシリア・オルコットの台頭をはじめ、同じく幼馴染である凰鈴音の登場などに伴って、だんだんと焦燥感を覚えていく。
そんな中、シャルロット・デュノアの転入によって同室生活が解消し、一夏争奪戦におけるアドバンテージをすべて失ってしまう。さらに第2巻まで専用機を持っておらず、一般生徒という扱いも相まって、他のメンバーに遅れを取ってしまう。
第3巻でようやく専用機『紅椿』を得たことで肩を並べ、第4巻以降はたまに一夏とのデートイベントが発生し、安定した地位に築いている。
第5巻からは更識姉妹という新ライバルも登場。ますます予断を許さなくなってきたが、それでも出番には恵まれている。
実はこれまで3度告白を試みているものの、いずれも不発(および未遂)に終わっている。
紅椿(あかつばき)について
箒の第4世代型IS。
白式の対となる存在で、エネルギーを消滅させる白式に対して増幅させる紅椿という立ち位置で、コンビ運用することが前提になっている。
白式の一対零のエネルギー効率とは違い、一対多のエネルギー使用となっていため、少ないエネルギーで強力な攻撃を行うことが出来る。
即時万能対応機という、現在机上の空論なはずの第4世代型のコンセプトを実現し、全身のアーマーになっている完成型の「展開装甲」を稼動させることで攻撃・防御・機動のあらゆる状況に即応することが可能。
展開装甲自体が武器にも変化するため全身が武器の塊といえる。
代表候補生ではない箒が一年生の時点で専用機を持つことは本来無いが、彼女の姉の束が箒のためだけに直々に開発した。
そのためこのISは最初はどこの国にも所属していなかったが現在は暫定的に日本所属になっている(アーキタイプブレイカー参照)。
なお、このISを運用するため箒はISスーツを黒から白ベースのものに新調している(細かい所で配色も増えている)が、IS世界といえど「ISスーツのデザイン(というか「カラーリング」)が途中で変わった」のは後にも先にも彼女だけであると思われる(シャルロットの場合は「性別をカムアウト」して男性用から女性用のものになっているが、色自体は変わっていない)。
「紅椿」受領後、箒のIS適正はCからSに上昇している(原作7巻参照)。楯無曰く「束が関係しているのでは?」とのこと。
絢爛舞踏(けんらんぶとう)
エネルギーを増幅することができる紅椿の単一仕様能力。
使用時には展開装甲から黄金色の粒子を放出して金色に輝く。
紅椿の高性能さはこのアビリティーの使用を前提にしているため、発動していないときはすぐにガス欠を起こす(完全に操れるようになればエネルギー切れは起きない)。
少ない残量のエネルギーを増幅して一気にフル状態にしたり、従来は事前準備が必要でコア同士のシンクロなど非常な困難が伴う他のISとのエネルギー交換を、機体接触するだけで即時実行出来る。
白式以外には今の所使用していない。
雨月(あまつき)・空裂(からわれ)
刀剣の形をした紅椿の主力武装。
基本的に近接戦闘が多いが、雨月は刺突攻撃の際にレーザーを放出し、空裂は斬撃そのものをエネルギー刃として放出することが出来るため、一対多における中距離戦闘にも適した機体。
関連タグ
ファース党:箒を推しとする読者や視聴者が所属することになる勢力。
クーデレ:一夏への言動や態度を考慮するならツンデレがより近い。
篠ノ之束:実姉にしてISの発明者。
関連イラスト
【警告】これより先、ある真実が記載されているため閲覧には注意されたし |
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- もう1人の箒
束によって造られた第8巻の『ワールド・パージ』で初登場。一夏の精神世界にて、巫女装束で後ろを向いていた。
第12巻で再登場。その際、驚愕の事実が明かされた。
実は箒は、IS学園に入学する以前の幼少期より、既に専用機持ちのIS操縦者となっていた。
当時に所有していた専用機は『赤月(あかつき)』で、現在の『紅椿』の真の姿とも言える機体であり、「全てのISを弱体化」させるという「ISの王」とも言える能力を備えていた。
しかし、強くなりたいと願い力を欲していた箒は、その情念を暴走する形で「ISの王」の能力を行使して、当時の千冬の駆る『暮桜(くれざくら)』と激突。結果、まともにISを動作出来ない状態で千冬は敗北し、『暮桜』も致命的な損傷を追ってしまう事態となり、その事に関する記憶の全ては束によって意図的に抹消されていた。
『赤月』としての真の姿となった『紅椿』のコアの意志に取り込まれた箒は、かつての暴走した時期を彷彿とさせる幼い姿となり、大量の無人ISと言える『朱蜂(あけばち)』を操る形で一夏以外のクラスメイト達を襲撃。更には一夏とも激突を繰り広げるが、一夏の身を呈した行動により、箒は自分を取り戻す。
全てを思い出し、自らの身勝手な行動の末に起こしてしまった悲劇を痛感した箒は、消えてしまいたいという想いに駆られるが、「逃げるなよ」という言葉と共に自身を救った一夏の説得を受け、それを見届けた『赤月』は消滅。かくして、『紅椿事件(あかつばきじけん)』と称される事件は幕を下ろした。
事件後、専用機を失い一般生徒の一人に戻りながらも、自分の「罪」から逃げない事を決意していた箒はかつての陰りも見せない様子となり、自身を気遣う鈴との会話を経て自分がもう一人では無い事を悟り、新たな強さへの出発点から進もうとする。
しかしその後、一夏の身にある出来事が起きようとしていた。