データ
初出 | 第7世代 |
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タイプ | むし |
威力 | 90 |
命中 | 100 |
PP | 15 |
分類 | 特殊 |
直接攻撃 | × |
範囲 | 単体 |
効果 | 味方にも使用できる。味方に使用した場合は最大HPの半分を回復する |
英語名 | Pollen Puff |
概要
第7世代から存在する技。
アレルギー反応をもたらす花粉の団子を作り出し、それを投げつけて攻撃する。
威力は何と90と「むしのさざめき」と同威力であり、むしタイプ特殊技ではトップタイの威力を誇る。一体何が入っているんだ……。
習得者の比率からしても名前からしても説明からしても投げてるものを考えたらどう考えても実質的には草技なのだが、最初に覚えたのがアブリボンなのでむしタイプの技。
くさタイプのポケモンが自分で撃っても虫の技というのはおかしいと思われるかもしれないが、「メガホーン」の様な例もあるので問題ない。
なんと、キノコ系のポケモンまで覚える。多分それはもう花粉の団子ですらないような…。
そしてこの技は、味方に使うと一転回復技に変化すると言う変わった特徴があり、その際に使われる団子は癒し効果を持った花粉と蜜の混合である。
ダブルでは攻撃も味方のサポートも行える、攻防一体の優秀な技と言える。
元は「アブリボン」の専用技だったが、第8世代ではわざレコードに、第9世代ではわざマシンに内蔵され、他のむしタイプや一部のくさタイプのポケモン等が覚えられるようになった。
なお、特性・ぼうだんでのみ無効化される。
意外な事にぼうじんでは無効にされない。しっかり固められた団子だからだろうか。
そしてぼうじんと同じく粉技を無効化できるくさタイプは、自身が受けると無効化どころかむし技なので抜群でくらう。今となってはくさタイプでの習得者の方が圧倒的に多いのに……。同タイプのミラー対決での打点になるとポジティブに考えよう。
ちなみに、味方に使う場合でも、扱いとしては特殊の攻撃技のままである。
補助技ではないため、ちょうはつやとつげきチョッキで封じられず、特性おうごんのからだに無効化されず、マジックコート状態による反射も発生しない。
一方で攻撃技であるため、ちいさくなるなどで回避率が上がっていると避けられたり、攻撃技のみを防ぐ技(キングシールドなど)に防がれたり、ふいうちの成功条件を満たしてしまったり、特性テレパシーで無効化されたりもする。
余談
アニメ『サン&ムーン』では、幼少時代のマオとスイレンがアブリボンに花輪をプレゼントしたお礼として貰い、その美味しさに感激した過去が描かれている。
反面、それを聞いたムサシは強引に要求した結果、攻撃用のものを食わされ昏倒した。
元ネタは蜂(特にミツバチ)が食用に作り出す同名の「花粉団子」と呼ばれる物体。蜂たちにとって、花粉も大事な食糧かつ栄養源として巣に収集・備蓄されている。
味方に使用して回復するのは、本来これが蜂たちの食糧であることに由来するのだろう。
なお、ミツハニーやビークイン、スピアーといった蜂ポケモン達はこの技を覚えない。
このうちビークインは第9世代で無事習得可能になった。進化前のミツハニーでは使えず、スピアーはそもそも未登場である。