伊集院茂夫による逆さ吊り釜茹でと下半身ゼリーの刑
はかいしんぷにかみにかわっておしおきよ
世良「ほう……極めて珍しい。噂の拷問士か」
「奴に必要なのは煉獄の苦しみ。それが実現出来るのは私以外ない。退かぬなら、力ずくで奪う」
「神はとっくにお前を見放している。裁きの時間だ」
「何が神父だ下衆が」
「一旦お前の種断っとくわ」
「私は神など信じない。何故ならば、神は罰など下さぬからだ。だからこそ、この拷問ソムリエが存在する。外道の臓腑に被害者の怒りを……そして無念を兆倍にして刻み付ける為に……」
「鼻から入る熱湯はキツいだろう」
「上がった血を抜けば長生き出来るぞ」
流川「私は神…… めっちゃ全知全能」
流川「子供の声って、美しいよね」
流川「だが、年を重ね、変わっていく事こそ美徳。それが私の考え。お前は全然違う」
流川「だから股間にゴッドスタンプ!!」
流川「お前、地獄行き。閻魔にキツくしろって言うから」
「神もお前を全否定じゃねぇか。地獄がお似合いだってよ」
「テメェは神の名を悪用し、薄汚い欲望を満たしただけだ。神の思し召し通り、壮絶に苦しんで死ね」
標的
我欲の為にイタリアンマフィアと結託して、日本の少年を変態オヤジどもに売り捌いた挙句、それが発覚し咎められるや否や、職場で殺害・放火・児童拉致に走った破戒神父「四島」に執行。
概要
逆さ吊りにした罪人を煮えたぎる熱湯に頭から沈め、引き上げるのを繰り返すと言うシンプルな拷問。
それでは単純すぎるので、頭に形状記憶合金製の有刺鉄線を巻きつけ、熱に反応して収縮するそれで脳天を徐々に締め上げていく仕組みをプラスした。加えて引き上げるたびに下半身のあちこちをハンマーで破壊し、文字通り体中を徹底的に痛めつけていく。
経過
所用で外出中だった伊集院は、「晴れの子園」の火事に出会し、今回の依頼人である望月氏を弟と共に救出。彼女らが連れ込まれた病院まで見舞いに行き、そこで憎悪を託された。
盟友・伍代千隼から情報を仕入れた伊集院と流川は早速外道どものアジトに赴くも、そこにはエルペタスの最精鋭の一人である世良がいた。彼は元よりエルペタスは「晴れの子園」の出資者であり、世良は孤児達の面倒を頻繁に見ていたのだ。
それだけに本件は世良としては到底許せるものではなく、「四島を殺すのは俺だ」と伊集院に圧をかけた。しかし伊集院も譲らず、二人は交戦。途中で世良が今回の依頼人が望月氏であると知ると、「彼女の依頼ならば」と快く伊集院に四島を譲り、無作法を謝罪した。そして三人は同時に四島達のアジトに突入し、世良が四島以外を惨殺して少年達を保護。伊集院は四島を確保した。
拷問部屋に連れ込まれるや喚き散らす四島に、伊集院はハンマーによる金的をプレゼントして両睾丸を破裂させて静かにさせ、「お前がやっている事は神への背信じゃねぇのか?」と問うた。
しかし帰ってきたのは「私の行いは神に愛される行為」「私は神の心を知る者」と言う、かつて「異教徒を殺害するのは善行」と宣った狂信者達と同じ、時代錯誤甚だしい悪魔より醜悪な暴論だった。それを聞き、四島に反省など微塵もないと確信した伊集院達は、神に代わって罰を下すべく拷問を開始。
三日間にわたる壮絶な拷問で、四島はもはや人間の体を成していないほど全身が醜く変形。もう助からないと自らの死を受け入れ、それでも図々しく神の御許に行けると信じて疑わない。
そこへ全知全能の神に変装した流川が登場。明らかな茶番ながら、意識が混濁し最早思考能力の無い四島は、自らが信仰する神がお出でになったと信じ込む。そして逆に好都合と、流川神は四島を全否定すると同時に金的をぶちかました。
絶望する四島に伊集院は「神に見放されたテメェには地獄がお似合い」「テメェは神の名を用いて我欲を満たしただけ。だからテメェが死ぬのは神の思し召し」と言い放った。
今回の登場人物
- 四島(しじま)
今回の断罪対象。聖歌を専門領域としている神父。
元々はイタリアの教会で少年聖歌隊を率いる敬虔なクリスチャンだったが、懺悔にやって来た小児性愛好者の男性と出会ったのをキッカケに金に目が眩み、マフィアと組んで少年を誘拐し、去勢してカストラートにした上で小児愛好者に売り飛ばしていた。
児童養護施設「晴れの子園」に神父として入り、留学と偽って少年を誘拐。さらにその秘密を知った妙子を殺害し、「晴れの子園」に放火した。
元が敬虔なクリスチャンだっただけに十字軍参加者もかくやと言わんばかりの狂信者めいた部分があり、自らの行いを「神の為の善行」と断言し本気で信じていた。
のちに伊集院に捕縛され、我欲の為に神の名を悪用して少年を食い物にした破戒神父に相応しい凄惨な末路を迎えた。
- リチャード
イタリアンマフィアのボスで、四島の協力者。四島と結託して少年を誘拐している。
今回の件にブチギレた世良の手で極めて惨たらしく殺された。
- 望月千代(もちづき ちよ)
今回の被害者かつ依頼人。児童養護施設「晴れの子園」の職員兼シスターを務めていた。
施設育ちであり養母・妙子と子供たちとともに幸せに暮らしており妙子のことを心から敬愛していた。
しかし、四島が神父として赴任し男児たちを聖歌隊として斡旋してきたことを機にその平穏が崩れた。ある日、妙子とともに四島とリチャードが人身売買の末にカストラートをやっていることを立ち聞きしてしまい、捨て身の覚悟で行った妙子に赤ん坊である弟を連れて逃げるよう言われても躊躇してしまったため、四島に肩を撃たれてしまう。
妙子が四島を抑えてくれた隙に、避難したクローゼットの中に気を失うも、そこで救助に入った伊集院に弟とともに助けられた。
妙子を殺し、施設の子供たちを私腹を肥やすために海外へ売りさばいた四島たちに憎悪と慟哭を伊集院に漏らす。
その言葉に伊集院は自身が拷問ソムリエであることを打ち明け「罪の片棒を担ぐ覚悟はあるか?」と問うと、その言葉に「この怒りをぶつけられるなら地獄に落ちる」と覚悟を決めて頷き、依頼を申し込んだ。依頼完了後は、無事子供たちが戻ってきて安堵し、妙子の遺志を引き継いで施設の再建を目指すことを決めた。
- 妙子(たえこ)
今回の被害者その1。千代の養母で、児童養護施設「晴れの子園」の園長。
熱心なクリスチャンであり、子供たちを分け隔てなく育てる慈愛にあふれる性格から千代からは敬愛されていた。男児たちを聖歌隊に入れるという四島の斡旋に難色を示すも四島を信じて見送ったが、四島とリチャードのやり取りを千代とともに立ち聞きしてしまう。
胸の中にいた千代の弟がぐずったことで四島に立ち聞きがばれてしまい、千代に弟を託し非常ベルを鳴らした後に自分を犠牲にして四島を取り押さえ、四島の拳銃で胸を撃ち抜かれて死亡してしまう。
- 千代の弟(仮名)
今回の被害者その2。千代の胸にいた赤ん坊。血のつながりはないが、千代からは実の弟のように可愛がられている。
千代たちが四島たちの話を立ち聞きしていたところを妙子の胸にいた彼がぐずってしまったことで四島に立ち聞きしてしまったことがバレてしまい、妙子が千代に彼を託して逃げるよう促し千代とともに隠れたため、四島たちからの追跡から逃れた。
千代とともにクローゼットに隠れていた彼の声が救助に向かった伊集院の耳に届き、発見され妙子とともに救助されることとなった。
- 施設にいた男児たち
今回の被害者その3。聖歌隊のメンバーとして四島から斡旋されたが、その本質は去勢されてカストラートにされた後に海外の人身売買で変態に売りさばかれるというものでリチャード達に買い手がつくまで監禁されていた。伊集院と世良がリチャードの率いる組織を壊滅させ世良に救助されたため、無事千代のもとに帰された。
今回のゲストキャラ、闇の暗殺組織「エルペタス」の「世良班」のトップ。
千代がシスターとして勤めていた指導養護施設に顔を出しており、「子供は宝」と子供たちを可愛がっていた。
神父でありながら人身売買に身を染めた四島に怒り心頭でリチャードの組織のアジトに乗り込もうとしたところを伊集院と鉢合わせた。
一時は戦闘になったが、伊集院が生きていた千代の依頼で四島を狩りに来たことを知ると千代が無事だったことを安堵し伊集院に彼女を助けてくれた礼と、噛みついたことへの謝罪をした。
四島は譲ることを約束した後にリチャードとそれ以外の構成員は全員始末し、施設の子供たちを保護した。後日、千代のもとに子供たちが帰れたところを見届けていた。
余談
- 今回も前回のハイパー金的処刑と同様、野外からのスタート及び成り行き的に事件に巻き込まれて死にかけていた女性を助けて依頼を受けることとなった。また拷問の内容もハンマーで外道の股間を潰す、変装した流川が追い打ちをかける、その時に股間を踏みつける……と、一部類似している。
関連タグ
ハイパー金的処刑→神罰代理執行→[[]]
伊集院茂夫による生皮剥ぎと氷室による腐乱牛皮移植、伊集院茂夫による糞尿拷問の満漢全席:エルペタスに所属するメンバーが伊集院と邂逅した回。
伊集院茂夫によるアドバンスドファラリスの雄牛:外道が少年を誘拐する上に神を盾に自らの悪行を正当化する、拷問終盤に仮装した流川によって外道が絶望に落ちるというところが共通。