「行き場のない怒り、確かに受け取りました。この凶行を起こした外道どもには、必ず地獄を超える地獄を見せましょう」
香鈴「テメェらの大嫌いな女だよ。殺してみな」
さゆり「全員撲殺だよ。脳みそブチ撒けなさい」
流川「君達に内臓があるなんて、僕は納得出来ない!!」
「逃げれるワケねぇだろうが下衆野郎」
「テメェは地獄行きすら許さねぇ。もっとエグイところだ」
「黙れゴミ野郎」
「不用品を処理させて貰ったぞ…… なに、礼は要らん」
「淘汰されるべきは、タマ無しのテメェだろうが……」
「撃たれるのは焼けるような痛みがある。お前はそれを地で行け」
「本来無用の長物だ。食ってくれるだけ感謝しろ」
「お前も失恋が辛かったのだろう。心を入れ替えるなら、ネズミを引っ込めてやる」
「振られた事に嘆くだけでなく、振った女性の気持ちも理解しろ。男女の仲なのだ。選ばれないと言う事も当然ある」
流川「とても魅力的な人です…… 拷問されてる姿に惚れました。私と付き合ってください」
流川「女が嫌いって聞いたから、勇気を出して告白したのに……」
流川「絶対に許せない!!」
流川「酷い! 生きる資格ない! 男なんて嫌い!」
流川「刺してやる! 刺してやる!」
「何を言っている? お前が今までやってきた事じゃねぇか」
「自らの魅力を磨こうとせず、振られたならば相手を憎む…… 獣でも諦めるぞ、クソ野郎」
「振られて狂い散らかしたテメェに、他人を拒否する権利などあるか」
「貴様には、誰かを好きになる資格も、好かれる資格もない。クソはクソらしく、ネズミのクソになれ」
標的
学生時代に女性に振られた事を逆恨みし、女性を「下等生物」(男性アイドルに対しては「下賤」)呼ばわりして殺戮したミソジニスト集団「男尊の会」の創始者でありボス「三菱」に執行。
概要
今回はターゲットの「性差別の極み」と言える思想・非道への意趣返しとして、様々な手段を用い、男性の象徴たる股間・男性器を徹底的に破壊してゆく拷問を実施。
まず吊り下げて無防備になった股間を金属バットで破壊。更に渾身のアッパーで追い討ちをかけた後、銃殺された女性達の苦痛を味わせるべく(顔と)股間に焼鏝を何度も押し当てる。
最後は飢えたネズミ達を全身を貪らせ、初めはチーズを塗りたくった手足に群がるが、次第に上記拷問で血まみれとなった股間の臭いに誘われ、そこを重点的に食い荒らしていく。
経過
ある日、買い出しに出かけた帰り、伊集院はチンピラがアイドルライブを襲撃しているところに鉢合わせた。持ち前の演技力を活かして人質になり、チンピラどもが油断したところでその内の一人である島本の両睾丸を「そこじゃ距離が近過ぎるんだよ」と後ろから蹴り上げて破裂させた。残りのチンピラ二人は伊集院に銃を向けるも、伊集院は島本を肉盾にして蜂の巣にした後、島本から奪った銃でチンピラ二人の頭を撃ち抜いて瞬殺。しかし、第二ステージがある事も知らされると、そちらに駆けつけたが最早手遅れであった。友人や家族を殺され咽び泣く女性達の怨嗟の叫びを伊集院は依頼と解釈し、その憎悪を引き受けた。
盟友・伍代千隼の調査で犯人がミソジニスト集団「男尊の会」と理解した伊集院は流川を連れて早速襲撃をかけた。そこに株式会社モーリー所属の暗殺者である香鈴とさゆりが現れた。伊集院は「全員惨殺しろ」と二人に圧を掛け、同行を許した。そして突入すると首魁の三菱以外を全員惨殺。三菱を確保した。
拷問室に連れ込んで吊るした三菱は、何をせずとも飛び起きて喚き始めた為、伊集院は前座&準備も兼ねて三菱の睾丸をバットでホームランして破裂させ、ショック死を防ぐ為に強心剤を打った。そして例の如く悔恨の念を問うたが、三菱の答えは「社会や男に寄生して都合が悪くなれば被害者ヅラして喚き散らすくせに、言葉の暴力と見下しだけはやめない下等生物は淘汰されて当然」と言う反省など微塵もない暴言だった。キレた伊集院は三菱の股間に強烈なアッパーカットをブチかまし、本番に入った。
股間を重点的に破壊され尽くした三菱は命乞いをした。伊集院は「心を入れ替えるならば許す」と言い放ち、三菱は一応反省した。その時、女装した流川が現れ、三菱に惚れ告白する演技をした。しかし三菱は困惑していたのもあり拒絶。流川は嘘泣きし三菱を殴り潰すとハイヒールで腹と股間を刺しまくった。息も絶え絶えの三菱が「何で……」とほざいたが、伊集院は「テメェがやってきた事だろ」と言い放ち、更に「自分磨きもせず振られれば相手を逆恨みするなど、獣でもしない」「振られて狂ったテメェに他者を拒否する権利も、愛し愛される資格もない」「クソ野郎らしくネズミのクソになれ」と言い放って三菱を完全に絶望させ、拷問を続行。最終的に三菱は全身の肉をネズミに食い尽くされ、薄汚ぇ白骨と成り果てた。
今回の登場人物
- 三菱(みつびし)
今回の断罪対象。女性嫌悪者を集めたミソジニスト集団「男尊の会」のリーダー。ガリ勉風の男。
高校時代、女性にフラれたのをキッカケに女性を見下すようになり、自分と同じ女性嫌悪者を集め、密輸業者から銃火器を手に入れ、無差別に女性を殺害している。
韓国アイドルのライブ会場で無差別殺人を起こし、韓国アイドルや観客の女性達35人を殺害した。
最終的には伊集院の拷問でネズミに食われ、薄汚れた骨になった。
余談ではあるが容姿がメガネに黄色いシャツから某国民的アニメのキャラクターを連想する視聴者もいるため、(失礼極まる話だが)闇落ちのび太や邪悪なのび太とあだ名する視聴者がいるとかいないとか……
- 男尊の会のメンバー
女性に振られたり、捨てられた事に対して憎悪を抱いて女性嫌悪になり、三菱に唆されるまま凶行を重ねた外道ミソジニスト集団。仲間意識は高かった模様。
- ライブの観客達
今回の被害者達。韓国アイドルのライブに来ていたが、三菱や男尊の会の襲撃に遭い、凶行を止めようとしたアイドルを含む35人が亡くなった(その中には幼女もいた)。
Aステージで島本達に撃たれそうになった黄色い服の女性や、人質にされたオレンジの服の女性は伊集院に助けられた。
株式会社モーリーに所属する元CODE-ELの女アサシンでクリスタルナイフを得物とする投剣の達人。「うりゅうのメロンパン」の看板娘(自称)。さゆりと共に女性を無差別に殺害する男尊の会を壊滅させる際、伊集院や流川と遭遇し、彼らとの共闘で「男尊の会」をぶっ潰した。
香鈴は過去に2回登場しておりしているが連続で伊集院シリーズにゲスト登場した他シリーズのサブキャラは彼女が初めてと思われる。また「殺し屋死龍」の主人公である瓜生龍臣が二回しか登場していないのを差し置いて三回目の登場となったが、当シリーズに三回以上出演したサブキャラで主人公以上に登場回数が多いのは「華の天羽組」の須永陽咲也、「京極の轍」の佐古大和に次いで三人目となった。
香鈴と同じくモーリー所属の女アサシンで鋼鉄製トンファーを用いて敵対者を殴り潰す狂犬。「氷誕屋バース」の店員で裏方担当。
香鈴や伊集院達と共に「男尊の会」をぶっ潰した。
カチコミ前に伊集院の圧を受けるも怖気づく香鈴と異なり、彼女は『色仕掛けが通じない』と飄々としていた。
香鈴と違って今回がシリーズ初登場だが2024年の初登場回となった。尚、さゆりが登場したことで氷誕屋で伊集院シリーズ未登場なのは店主である日本刀のバースのみ(但し、小湊粛清回では小湊の言及のみで登場した)となった。
事件の元ネタ
過去の出来事がきっかけで女性を憎む点、犯人が男尊の会と同じくミソジニストである点などから小田急線刺傷事件、そして多数の女性を銃撃して殺害する点であればモントリオール理工科大学虐殺事件が元ネタと思われる。
余談
新鮮さと久々尽くし
- 伊集院の助手である流川隆雄が外道を強烈にボコボコにするのが伊集院茂夫による冷凍拷問における堂馬利信以来久しぶり。
- 伊集院が明らかに弱そうな人物を外道の前で演じたのが大鳥が登場した伊集院茂夫による断腸草以来久しぶり。ちなみに、このときの伊集院の命乞いに対し動画タイトルでは「最低の」と表記されているが、視聴者の多くは(フリとは言えど)普段見せない伊集院の涙や弱々しい様子に最低どころか最高といった感じの声を上げていた。
- 香鈴演じる猫島さゆり氏、観客で無差別殺人に巻き込まれたモブ女性らやさゆり演じるmayo氏が出演したが、2人以上の女性声優が出ながら伊集院シリーズでメインの女性声優である末次由布子氏が出てこなかったのが初めて。
- mayo氏が演じるサブキャラは西田朋恵以来二人目。
- 伊集院が一個人の依頼ではなく、阿鼻叫喚となった現場の悲痛な叫び声を聞いて外道の捕縛・拷問に動いたのが初めて。
- 裏社会において歴戦の女性アサシンである香鈴とさゆりに(演技込みにしても、)好意を持たれたのは瓜生以来二人目。
- ネズミを使った処刑パターンは、氷室による臓器全摘と鼠の餌以来久しぶり。
- 依頼完了後に伊集院と流川が夜の野外で会話をしてストーリーが終わるのは伊集院茂夫による猛毒鍋、伊集院茂夫による地獄の玉入れ以来3度目となる。
と初めての事や久々な事例ができたりと、また新鮮な気持ちで見れるだろう話となった。
なお、流川が女装して外道を絶望させたのはプレス海老責め回依頼となる。とはいえその時はヅラに口紅だけと言う雑な女装だったのだが、今回は女性ものの服を着てハイヒールまで履いている徹底ぶりである。ただ、ハイヒールに関しては拷問時には高く固い踵の部分で痛めつけるためと言う見解もある。
今回は京極組の亡き構成員たちのオマージュも見受けられた。京炎戦争で戦死した野島翔は流川と声やキャラクターなどが似ていると言われていたが、流川が外道に腹バット攻撃を加えている時の声やセリフから野島を連想した視聴者もいた。腹バットしている場面では天京戦争で戦死した相良颯誠を、女性たちを守ろうとしたアイドルの容姿から京羅戦争で戦死した鷹橋修也を連想した視聴者もいた。なお、野島・相良・鷹橋の三人は伊集院シリーズ未登場のまま死亡退場している。
その中での懸念
この様に初物や久しぶり尽くしであったが、今回の話は批判されてめっきり減った「女尊男卑的な話」にあたるのではないかという懸念もある。とはいえ、今回のカリンとさゆりの過激な発言についてはターゲットへの挑発の意味合いが強く、普段外道に一切容赦の無い伊集院すら二人の言動に呆れるという形で一応のフォローが成されている。
更に、今回の外道は先述通り海外の著名人、しかも韓流アイドルを射殺するという、もしこれが現実の事件ならば確実に国内外のファンを悲観・激怒させるだけでなく下手をしたら国家間の関係が悪化しかねない所業をやらかしている。しかもヒューマンバグ大学の世界はマッド・カルテルや裏神といった国内外のマフィアにエルペタスの様な過激なアサシンギルドが跋扈しており、本編中でも今回の事件が報道されている以上これらの組織が大なり小なり暴走する事態が起きる可能性が極めて高い。尚、何気に外道に芸能人が殺害されるのも外国人が殺害されるのもこれで2例目である。
関連タグ
差別 男尊女卑 女性嫌悪 ミソジニスト インセル 酸っぱい葡萄 チー牛
伊集院茂夫による虫とファルコマン、伊集院茂夫による極寒野うさぎ責め:瓜生や香鈴達と同じく、株式会社モーリーに所属するメンバーが登場した回。前者は「金鳳石鹸」店主の金鳳智、後者はさゆりと同じ「氷誕屋バース」の店員である智也(鵺)。