ベン・ベックマン
べんべっくまん
「甘ェ事言ってんじゃねェ 聖者でも相手にしてるつもりか」
「ウチと一戦やりたきゃ 軍艦でも引っぱって来るんだな」
概要
赤髪海賊団副船長。
少し抜けたところがある船長のシャンクスを的確に補佐するシャンクスの右腕的存在で、彼からは「ベック」と呼ばれている。
単行本8巻時点では作中で最もIQが高い人物であると紹介されていた。
プロフィール
人物
戦闘能力
基礎戦闘力
「おれがやろう………充分だ」
銃を構えただけで海軍本部大将"黄猿”が手を上げて大人しくなる程の実力者。
雑魚相手には弾丸を使わないようで、ヒグマの手下たちと戦う際は咥えていたタバコを相手の顔に押し付けたり、ライフル銃を鈍器代わりにしていた。
覇気
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基本的な2色の覇気(武装色・見聞色)を修得しており、高水準に鍛えられている。
しかし、描写が非常に少ないということもあり、不明点が非常に多い。
武装色の覇気
内容 |
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武装色の覇気は、その硬度は放たれた銃弾を覇気を纏った手でキャッチできる程頑強。
また、強敵との戦闘ではライフルの弾丸に覇気を纏うことで貫通力を高める模様。
見聞色の覇気
内容 |
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光速での移動や攻撃を可能とする大将“黄猿”が、あっさりと手を上げて大人しくすることを考えると、相当な見聞色を有していると考えられる。
活躍
過去
本作の冒頭、ルフィの少年期編でルフィの憧れの海賊団として登場。
ヒグマ率いる山賊団にルフィが攫われた際、シャンクスに代わってヒグマの手下たちをあっという間に蹴散らす活躍を見せた。
有名な「聖者でも相手にしてるつもりか」とはこのときのセリフで、ラッキー・ルウが山賊の一人を射ち倒した際に「やりやがった…なんて卑怯なやつらだ!」という山賊たちに対して(ヤソップの「卑怯?」という反応に続けて)言い放った。ちなみに「ウチとやりたきゃ軍艦でも引っ張ってくるんだな」というのはそうしたやり取りの後に逃げ帰る山賊たちに向けたものである。
第1部 サバイバルの海 超新星編
頂上戦争編
マリンフォード頂上戦争では赤髪海賊団総出で戦場に乗り込み、戦争を終結に導いた。
この際追撃しようとする黄猿に対して銃を突きつけ「何もするな 黄猿…!!」と制止しており、その黄猿も「お~とっと……ベン・ベックマン……!!」と動きを止めている。
さすがに分が悪いと判断したとも、あえてベックマンの言う通りにして余裕を見せたともつかないが、少なくとも黄猿に警戒心を抱かせたことには違いない。これによってルフィとジンベエは逃げ切ることができた。
余談
- 上述のように作中で登場したキャラではIQが高いと評されているが、現在は単行本が100巻を越える長寿作品になった事で作中では素性を隠して犯罪組織を経営していた元七武海や想定外の事態に遭遇しても瞬時に対応する神など次々と頭が切れるキャラが登場しているため現在、IQが高いキャラでベックマンはどの位置に属するのか気になっている読者も少なくないと思われる。ちなみに、第1079話”「四皇」赤髪海賊団”では、キッド海賊団が自分たちの傘下の海賊団にとんでもないことをしでかすと踏み、一人飛び出していったシャンクスの行動の意味を、他のメンバーよりもいち早く理解するということもしているため、IQに見合う洞察力はあると見られる。流石はシャンクスの右腕である。
- アニメ1029話では、ウタがいなくなったことで心にポッカリと穴が空いて落ち込んでいたルフィを励ましてウタが船を降りた理由について何も言わないシャンクスを許すように頼むシーンと山賊の手下に襲われたルフィを助けるシーンが追加されており、ファンの間では、ベックマンの評価が上昇すると共に、ルフィの「他人の過去を詮索せず、辛そうに話している際は止めるように勧める」という性格はベックマンのこの行動が元になってのではないかと考察されている。なお、FILM REDにて、ウタワールドに捕らわれていた皆の意識の帰還をシャンクスやウタと確認した後、彼の表情は半泣きしているかのように一瞬歪んでいる。いつも冷静沈着である彼の親心や慈愛のような感情が見えた瞬間かもしれない。