中央林間駅
ちゅうおうりんかんえき
概要
神奈川県大和市中央林間にある、小田急電鉄江ノ島線と東急電鉄田園都市線の駅。
1929年4月 小田急江ノ島線の中央林間都市駅として開業。
1941年10月 中央林間駅に改称される。
この駅名の由来は近隣の「南林間駅」・「東林間駅」と同じく当時の小田急が計画していた「林間都市計画」の名残である。
1984年4月 東急田園都市線がつきみ野駅から当駅まで延伸する形で開業し、乗換駅となる。
戦後も長らくの間は単独駅として過ごしてきたが、昭和59年の東急線の開業以降は大和市北部のターミナル駅としても機能しており、江ノ島線においては当駅→南林間駅が最も混雑率が高い区間となった。
西口にはサンマルクカフェとゴルフ場、東口は中央林間東急スクエアとロータリーがある。中央林間東急スクエアには大和市図書館がある。また駅構内にはQBハウスがある。
尚、新横浜駅のアクセスは相鉄新横浜線・東急新横浜線が開業した現在でも、長津田駅乗り換えして横浜線で向かう経路が最短、最安経路となる。
小田急電鉄(OE02)
相対式2面2線の地上駅・途中駅。
急行・快速急行の停車駅。
改札口は田園都市線乗り換え連絡改札・上り新宿方面にある改札の2つが存在している他、新たに2021年(令和3年)11月27日に交通系ICカード専用改札の東口改札が使用開始された。
尚、下り線から交通系ICカードで田園都市線を使う場合は東側改札を利用したほうが早い場合もある。ホームドアが2032年度までに整備予定であり、現在基礎部分になるホーム下の盛り土を補強ずる準備工事に入っている。
東急電鉄(DT27)
田園都市線の終点。東急電鉄最西端の駅であると共に、当駅と隣のつきみ野駅の2駅しかない、神奈川県下にある田園都市線の駅ともなっている。
終端駅なので当然だが急行・準急列車も含めて始発列車が多い。そのため「あの」田園都市線に座って通勤できるという快適性などから延伸後には当駅周辺の宅地開発が急激に進んだという。
頭端式1面2線の地下駅。こちらは2019年12月にホームドアが導入されている。
利用状況
近況
- 2018年(平成30年)度の小田急複々線開業による輸送改善により双方とも利用者が減少していたが、2019年(令和元年)に小田急は新宿や千代田線方面。東急は渋谷や品川方面へのアクセスが向上した事で利用者が共に大幅に増加している。
小田急電鉄
- 2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は、89,178人である。
- 江ノ島線の駅では藤沢駅・相模大野駅・大和駅に次いで4位で小田急全体では12位。
- 西武所沢駅や京王橋本駅と同程度の利用客である。
- 余談だが、快速急行藤沢行きに乗っている場合、本線の小田原方面に行く場合は相模大野駅で乗り換える必要があるが、そこで降りそこねて江ノ島線に入ってしまうと中央林間駅まで停まらず降車する事ができない。それもあり寝過ごした学生や会社員が慌てて逆方向に向かう姿が良く見られるそうな。
東急電鉄
年度別利用者数比較表
事業者名 | 小田急電鉄 | 東急電鉄 |
---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 90,066人 | 97,532人 |
2009年(平成21年)度 | 89,565人 | 97,352人 |
2010年(平成22年)度 | 89,892人 | 98,235人 |
2011年(平成23年)度 | 89,577人 | 97,512人 |
2012年(平成24年)度 | 92,533人 | 100,525人 |
2013年(平成25年)度 | 95,950人 | 104,318人 |
2014年(平成26年)度 | 95,598人 | 103,679人 |
2015年(平成27年)度 | 97,382人 | 105,743人 |
2016年(平成28年)度 | 97,637人 | 106,500人 |
2017年(平成29年)度 | 97,608人 | 105,786人 |
2018年(平成30年)度 | 97,215人 | 105,121人 |
2019年(令和元年)度 | 99,122人 | 107,086人 |
2020年(令和2年)度 | 73,239人 | 76,162人 |
2021年(令和3年)度 | 80,446人 | 85,472人 |
2022年(令和4年)度 | 89,178人 | 93,412人 |
2023年(令和5年)度 | 94,391人 |