ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
賈詡の編集履歴2024/06/20 15:12:56 版
編集者:takaho
編集内容:記事本文概要を一部修正

概要

後漢末の混乱期から三国時代にかけて活躍した政治家

字は文和。147年(建和元年)~223年(黄初4年)

涼州武威郡出身。

知謀と処世術に定評があり、ファンの間では「賈詡先生の進言無視は敗北フラグ」と言われるほど。

例えば赤壁の戦いの直前には曹操に対して、まず占領して間もない荊州の足場を固め、孫権に対し万全の体制を築いてから、降伏を勧めるように献策している。また曹丕から蜀漢に対する戦略を問われた時も、性急な侵攻の不可を説いている。曹操・曹丕はいずれも賈詡の献策に従わず兵を進めたが、勝利を収めることができなかった(ただし後述の裴松之からは戦略面からすれば曹父子の考えは間違いと言えず、逆に賈詡の方が間違いと批判されている)。

中央に仕える官僚としてキャリアをスタートさせる。当初は董卓政権におり、董卓が殺されるとその配下だった李傕に仕え、彼の政権奪取を助けた。内紛を起こした李傕達が献帝にも見放されて去られたことで彼の元を辞する。やがて董卓政権から独立した群雄の一人である張繍に招かれて仕えた。張繍の下では辣腕を振るい、張繍と激突する曹操を苦しめた。官渡の戦いを前に「今の曹操は味方になれば過去の遺恨を流し、必ず歓迎するはず」と張繍を説得し、見事に的中させてみせた。以降は曹操に仕えることになった。

張繍に仕えていた際に曹操の長男・曹昂と、懐刀である典韋を策(軍の通行許可を得たことを利用した奇襲)を用いて討取り、曹操自身にも命の危険を及ぼしている。それにもかかわらず天寿を全うし、極めつけに後継者問題に決着をつける一言まで発しているあたりに、その処世術に関しては凄さが垣間見える(曹丕曹植とのどちらを後継者にしたものか、と曹操から問われた際に賈詡は即答しなかった。何故、答えないと問う曹操に対し「袁紹劉表の事を考えておりました故、答えに詰まったのです」とだけ口にした。両者は死後に息子達が跡目争いをしたことで曹操に滅ぼされた群雄達であった。これを聞いて曹操は曹丕を正式に跡継ぎとした)。

ちなみに、若かりし頃に役人としての任地から帰る途中、漢王朝に敵対する異民族の賊に捕まったとき「異民族征伐で有名な将軍」の名を出して、彼の親戚だとハッタリをかました上で「処刑後は私を丁寧に葬って欲しい。我が親族がかならず手厚いお礼を貴方達にしてくれるはずだ」と暗に脅迫。震え上がった賊は賈詡を解放したため虎口を脱した、なんてエピソードがあったりする。まさに筋金入りである(その時、他の同行者は殺されたらしい。このことについても裴松之からは批判されている)。

なお、降将という立場をわきまえて常に謙虚な姿勢を崩さず、プライベートでの人付き合いも控え、息子や娘の結婚相手に貴族を選ばず……と、たいへん細やかな人物だったと推測される。

まぁ、日食を「太陽が隠れたのは賈詡のせいだ!」って言われて免官どころか殺されそうになったこともある…

また死後は不遇であり、曹昂や典韋の死の原因になったためか大功臣ながら曹操を祀る廟に一緒に祀られなかった。

ちなみに、三国志の注釈で知られる裴松之からは董卓の死後、李傕たちがのさばりさらなる混乱を招いた元凶として指弾され蛇蝎の如く嫌われており、

「こんな奴が荀彧荀攸と同じ伝に入っているのはおかしい! 一緒に入れるなら程昱郭嘉だろう!」とまで言われている。

……確かに、そっちの方がしっくりくる気がするのは何故だろう。

各作品における賈詡

横山三国志

張繍配下だった南陽戦以降からの登場で散々曹操を振り回すが、降伏後はその智謀を以て貢献する。初期のみ両脇に羽飾りが付いた兜を着用している。

蒼天航路

横山三国志同様、張繍配下時代からの登場。基本的にいつもの賈詡。その一方で董卓時代の混乱を笑顔で懐かしむ馬騰に対して「あの時代は異常な時代だった」と言う等、まともな部分も見られる。ちなみに頭巾の下はハゲ頭である。ちなみに曹操からは中原出身と素で勘違いされていた。

恋姫†無双シリーズ

賈駆表記で真名。リンク先を参照。

SDガンダム三国伝

賈詡アシュタロン。演者は『機動新世紀ガンダムX』のガンダムアシュタロン

張繍ブリトヴァに仕える武将で、幼い外見に見合わぬ冷徹狡猾少年

アニメでは司馬懿サザビーの弟子として登場している(史実的には逆)。

関連タグ

三国志 曹魏

曹操 張繍

賈駆

藤堂高虎:日本における、何度も主君を変えた世渡り上手な武将。

賈詡の編集履歴2024/06/20 15:12:56 版
編集者:takaho
編集内容:記事本文概要を一部修正
賈詡の編集履歴2024/06/20 15:12:56 版