概要
『Among Us』とは、InnerSloth社によって開発されたオンラインSF殺人ミステリーゲーム。
2018年6月15日にiOS/Android用アプリとして開発・リリースされた後、2018年8月18日にPC向けにSteamで配信された。
2020年12月16日に日本語対応のNintendo Switch版が配信。
2021年12月14日にXboxOneおよびXboxSeriesX(廉価版のSを含む)版が配信された。
リリース当初はあまり注目されていなかったが、2020年に韓国とブラジルを中心に静かな人気を博し、感染症による巣ごもり需要の高まりがあり2020年7月から8月にかけてゲーム実況の配信者やYouTuberの間で話題となり人気が爆発的に急上昇。9月には同時接続数10万人を突破するという快挙となった。
InnerSloth社は続編となる『Among Us 2』の開発を計画していたが、プレイヤーの爆発的な上昇を見て開発を中止し、今後はリリース済みの無印『Among Us』を順次アップデートする形で運営していくと発表した。
日本における読み方は「アモングアス」「アマングアス」「アモンガス」「アマンガス」など、当初はユーザーの間でも読み方が割れていたが、Switch版リリースが発表された際に配信された動画「Indie World 2020.12.16」において「アモングアス」と読まれており、のちにAUTOMATIONの取材により日本語発音で「a-MON-gu a-su」であると明言された。
ニンテンドーストアでSwitch版のソフトを検索した場合は、いずれのカタカナ表記でもヒットする。もっとも海外ではその国々によってさまざまな読み方がされており、正式発表された読み方についてもあくまで「日本語で発音するなら」である。
なお、AppStore(iOS版)のアプリ名表記は「Among Us!」と感嘆符のついたものになっている。
ゲームシステムが「人狼ゲーム」に似ており、宇宙を舞台にしていることから「宇宙人狼」とも呼ばれている。
Among Usというタイトルは「私達の間で…」という意味であり、プレイヤー間で繰り広げられる駆け引きを暗示している。
ゲーム説明
宇宙船内で生き残りをかけたゲーム、クルー(Crewmate)と協力してインポスター(Impostor)を見つけて追放しよう!
クルーは全てのタスクをクリアして勝利し、インポスターはクルーを誤追放又は殺害し同じ人数にして勝利を掴もう!
そして友情も破壊しよう!(冗談抜きで)
プレイヤーはホストが作成した部屋で4人から15人まで集まり、クルー(船員)とインポスター(偽物)のどちらかのチームに分かれる。
クルーの目的は、宇宙船の管理や修理タスクを完遂すること。一方インポスターは、自身がインポスターだとバレないようクルーに紛れ、タスクが完遂される前にミッション全体を妨害することである。
プレイヤーは互いに議論し合い、インポスターと思わしきプレイヤーに投票し追放する。
クルーはタスクを完了する以外にも、全てのインポスターを追放することでも勝利となる。基本的にはインポスターを見つけ出し追放する攻略方法が多い。
ホスト側は議論時間やインポスターの人数の設定(1人から3人まで)、Killのクールダウンの時間、ビジュアルタスクの有無などを詳細に設定することが出来る。
ゲーム開始時に赤いクルーが「SHHHHHHH!」と人差し指を口に当ててるように、下記の緊急会議場面以外は、ゲーム内ではボイスチャットをミュートにするのが礼儀である。
クルー〈Crewmate〉(船員/乗組員)
勝利条件
- クルー全員(死亡者含む)が全てのタスクを完了する
- 紛れ込んでいるインポスターを議論で探し出し、全員追放する
人狼ゲームにおける「村人」ポジション。様々な色の宇宙服に身を包んだ2頭身で、足だけの宇宙服にバックパックをつけただけという非常にシンプルなデザイン(手がないわけではなく、使うときに体から浮いている感じで出てくる。新マップThe Airshipでは梯子を昇り降りする際も手が出てくる)。
地球人と同じく酸素呼吸生物だが、平均身長は3フィート6インチと小柄。
船内のトラブル解決のタスクを遂行しながら、インポスターを探し出し追放するのが主な役目。
インポスターによって殺害された別のクルーの死体を見つけることで通報し、議論を始めることが出来る。
必要なタスクをクリアすることが主な仕事だが、インポスターによる妨害工作があるため、人数が少なくなった最終局面ではタスクよりの妨害工作の対処が多くなり難易度がかなり上がる。
しかし妨害工作中でもタスクは続けられるので、残り人数が少なければそちらを優先した後に対処しても勝利できる。
インポスターによって殺害された後も幽霊として壁もすり抜けて移動することが出来る。
この状態でもタスクを実行できるが味方同士の共有、および妨害工作の対処ができなくなるためもう戦力にはならない。
しかし部屋から退出しない限り残りタスクが反映されてしまうため、ボーッとしていると「生き残りがタスクを全部こなしたのにインポスターを見つけられず、そのまま皆殺しにされてしまった」なんてオチにもなりかねない。
やるべき事はキッチリやるか、会議後にゲームから出ていこう。
幽霊になったクルーができることといえば、タスクを除けば死んだクルー同士でチャットすることだけである。
あとVCをOFFにすることを忘れないように。
クルーのロール
2021年11月9日のアップデートで追加された役職。原則、効果時間やCT等はホストが自由に決められる。
- Guardian Angel (守護天使)
初めにキルされた(役職数を増やせるので、厳密にはキルされた順で昇格する)クルーに与えられる役職。
対象に一定時間シールドを付与し、インポスターのキルから対象を守ることができる。守護天使に誰かが守られると会議でお知らせされる。
インポスターにも付与できるので事故が起こったり、守護にばかり気が向いているとタスクが疎かになるなどの欠点がある。
また、設定でインポスターがシールドを見ることが出来る。
- Engineer (エンジニア)
ベント移動が出来る役職。インポスターとは違い、一度ベント移動した際のクールタイムに加えて潜伏可能時間が存在するが、一方で制約が多い分COがしやすい。
但し、立ち回り方によってはインポスターと誤解される可能性があること、後述のハッチ内掃除タスク中のベントは利用出来ないことに注意が必要。
- Scientist (科学者)
下記のバイタルをいつでも開ける役職。タスクを完了するごとにバッテリー(バイタルを開ける時間)をチャージでき、チャージしたバッテリーを使用している間バイタルを利用できる。
また、タスクを終わらせた後はバッテリーが無くなるたびにクールタイムが発生する。
- Tracker (トラッカー)
ざっくり言うならアドミン版の科学者。誰か一人に発信機をつけて、その人の動向をマップで追跡出来る。
発信機は一定時間で勝手に剥がれる他、任意のタイミングで剥がすことも出来る。利用後はクールタイムが発生するので無闇矢鱈な使い方は出来ない。
- Noisemaker (ノイズメーカー)
自身がキルされると、非常に大きなノイズを鳴らしてマップ上の全員に死んだことを知らせる。さらに自分の死んだ場所を一定時間矢印で表示する。
死なないと効果を発揮しないが、インポスターの特定に大いに役立ってくれる。
使用可能なアビリティ
- Use(使用)
タスクをこなす為に色々な機器を使うことができる。タスクをこなした場合はタスク達成状況を示すゲージが上昇するので、
怪しい人物が居れば遠目から観察しゲージが変化するかで判断しても良いだろう。
- Report(通報)
死体を発見した場合は通報して議論を行うことができる。もたもたしていると別の生存者にインポスターだと誤解される可能性があるので、出来るだけ素早く押そう。
↑インポスターに殺害された哀れなクルーの図
ただしこの通報はインポスターも出来るため、誰がやったか把握しておかないと「マッチポンプで誰かに擦りつけようとした」と誤解されることがある。
とはいえ早めに知らせる事で犯人が特定できる可能性があるので、基本的には見つけ次第即押したほうがよい。
- Emergency(緊急会議)
マップ内の特定のテーブル上にある緊急ボタンを押すことで緊急招集を行い、死体が発見されなくとも会議を行うことが出来る。
1人につきボタンを押せる回数は制限がある上、連続で緊急招集することはできない。ご利用は計画的に。
ただし上記の通報にも言えるが、緊急会議後はインポスターはクールダウンのためすぐにクルーをキル出来ないため、仲間の生存確認や近況報告、インポスターへの妨害のために使うプレイヤーもいる。
とはいえ、ボタンを押すことでマップのどこかに死体がある場合は即座に消えてしまうため、殺害現場の隠蔽のためにインポスターが自らボタンを押すこともある。
また、メルトダウンや酸素などのサボタージュが発生している間は、例外を除いて緊急ボタンを押すことができない(死体発見のレポートは可能)。
ホスト設定で使用禁止にしたり、押せる回数を決められる。
- Admin(管理マップ)
どの部屋に何人いるかをリアルタイムで確認できる。
部屋の経由が不自然な行動を把握できるが、誰が移動したかまでは分からない上、一部の通路は表示されないため早計は禁物である。
- Security(防犯カメラ)
4箇所の通路の様子をリアルタイムで見ることができる。ここでキルが行われればインポスターが判明する上、死体を発見すれば出入りから誰がインポスターか推理しやすい。ただし通路を通ったクルーの色や地図を正確に把握してないと上手く活かせないため注意。
監視カメラ起動時には、通路のカメラ、または壁にある赤いランプが点滅するのが確認できる。些細な変化なので、カメラが起動中である事に気付かずやらかしたインポスターも少なくない。
監視カメラは4ヶ所を同時に観察できるタイプと、複数の映像を切り替えながら1ヵ所ずつ見るタイプの2種類がある。
ただ、カメラを見てばかりいるとその間に後ろから忍び寄ってきたインポスターに殺害されやすいので注意。
- Doorlog(センサーログ)
MIRA HQで使用可能。誰がどの部屋から出たかがログ形式で把握できる。
犯人が扉から出たりした場合などは特定できる可能性がある一方、ベントで移動されると把握できないという欠点もある。
- Vitals(バイタル)
POLUS、Airship、Fungleで使用可能。プレイヤーのバイタル反応(生命反応)をチェックすることが出来る。
誰が死んだかを瞬時に特定できるため、アドミンを見ている人と協力すれば、インポスターを現行犯で特定するのに役立つ。
インポスター〈Impostor〉(偽者/詐欺師)
勝利条件
- キルや議論による追放で、残存インポスターとクルーの人数を同じにする
- クルーが制限時間付きの妨害工作の処理に間に合わず、時間切れになる
人狼ゲームにおける「人狼」ポジション。
公式によると、何人かの乗組員が"Parasitic Shapeshifter" (擬態する寄生生命体) に乗っ取られたという設定。
産業スパイという意味の"Impostor(詐欺師)"ではなく、文字通り怪物が化けた"Impostor(偽者)"という意味なのだが、誤訳の詐欺師で認識しているユーザも少なくない。
クルーに紛れ込み、残存インポスターとクルーの人数を同じにすることが勝利条件。妨害工作を仕掛けてタスククリアを妨害するのと、誰にも気付かれずにクルーを殺害するのが主な仕事になり、疑われないように自分も緊急タスクをこなす、あるいはこなすフリをするのが主な立ち回りである。
クルー同様、追放されて死亡した後も幽霊として行動可能(ただし他にインポスターがいる場合のみ)。この状態でも妨害工作のみを仕掛けることが出来るため、諦めずに残った仲間を援助しよう。
インポスターのロール
- Shapeshifter(シェイプシフター)
選択したクルーの姿に一定時間変装する。解除も自由に行える。
変装する時と解除時は専用の1秒程度のモーションが存在し、変身終了後のクールダウンがある上、設定で変装の証拠を残すことができるためかなりリスキーな役職。
上手くハマれば殺害の容疑者を誤認させられる。
- Phantom (亡霊)
一定時間透明になれる役職。透明の間はクルーに一切視認されなくなる(インポスターからは半透明に見える)。
ただし透明化中にキルは不可能で、透明になる時と解除時は煙で身を纏うモーションが入るため、注意点も多い役職。
使用可能なアビリティ
- Kill(殺害)
文字通りクルーを殺害して退場させる。
ただしクールダウンがあるので連続で殺害することは不可能。
インポスター側視点では一瞬で標的の上半身を消し飛ばし、骨付き肉めいた下半身だけの死体に変えてしまうが、被害者側視点では壮絶な殺害シーンを見られる。
その殺害方法はさまざまで、背後から首をへし折ったり、ナイフでメッタ刺しにしたり、殴り飛ばしてから拳銃で頭を撃ち抜いたり、腹に開いた大口から鋭い舌で頭をブスリと突き刺したり、サイクロップスのオプティックブラストのように目からビームで上半身を消し飛ばすなんてのも。
ただし、他のクルーに殺害現場を目撃されると、一発でインポスターとバレてしまうので周囲の警戒は必須。
目撃者が1人だった場合やクルーの集団に紛れ込んでいる場合、他のクルーに罪を擦り付けて追放して貰おうとする上級者もいる。特に役職非表示だったり、クルーの残り人数がわずかだったりの時に仕掛けてくることがある。
- Sabotage(妨害工作)
施設内の機器に妨害工作を仕掛け、様々な異常を引き起こす。例外を除き、発動中は緊急会議ボタンを押すことが出来ない。死体発見による緊急会議は可能。
- Reactor(原子炉)【高緊急度】
文字通り施設にある原子炉(Polusでは地震安定装置)を暴走させる。時間切れになると原子炉はメルトダウンし、クルー側の即敗北となる。
そうなる前に、原子炉室のパネルを二人で協力して操作しメルトダウンを無効化しなければならない。
- O2(酸素)【高緊急度】
施設内の酸素が徐々に減少していく。時間切れで酸素が完全に失われ、最終的にクルー達は窒息死し、即敗北となる。
これを止めるためには、制限時間内に2箇所あるパネルにパスコードを入力する必要がある。
- Door(ドアロック)
様々な部屋のドアをロックして10秒間開けられなくする。クルーを部屋に閉じ込めてその隙に殺害したり、逆に部屋から閉め出してタスクの遂行を遅らせることが出来る。
手動で解除出来るマップと出来ないマップがあり、前者の場合はロックが解除するまで待たなければならない。
ロックするには近くにいる必要はないため、場合によっては別のプレイヤーに容疑を向ける事ができる。
なおドアロック中でも、緊急会議ボタンを押せる。
また一部のマップでは、他の妨害と同時使用は出来ない。
- Light(ライト)
照明を停止させて停電を起こし、クルーの視野を大幅に狭くする。こうなるとクルー側は本当にすぐ近くのプレイヤーしか見れなくなってしまう。
インポスターにとっては殺害現場が見られにくくなったり、標的に気付かれないまま犯行に及びやすくなる。
ただし、管理マップや監視カメラは問題なく起動するので、過信は禁物。更には電気室周辺に待機し、停電が起こるや否や、即座に復旧させるプレイヤーもいたりする。
- Communication(通信機能)
タスクリストを隠してしまう他、アドミンなどの監視設備や監視カメラなども一切使用不可にする。
クルーに残りのタスクを確認出来なくさせる他、インポスター側の行動を察知しにくくできる。
- Crash Course(衝突コース)【高緊急度】
The Airshipのみ、リアクターや酸素の代わりに使用できる。
どこかで見たような軍事ヘリが徐々に向かって来て最終的に衝突するというもの。ただし、マークはリアクターのものと同じ。
昇降機エリアの左右にある端末を暗証番号を入力することで衝突を回避できる。しかし、一方の端末を起動して数秒の間にもう1つの端末に番号を入力しなければならないため、1人より2人で行う方が良い。
- Mushroom Mixup(キノコカオス)
The Fungleのみ、停電の代わりに使用できる。
キノコを模したマークを押すと、一定時間全てのクルーの見た目(色やスキン)がランダムなものに変化し、さらにクルーの視点からは名前も表示されなくなる(インポスター及び幽霊は全員の名前が分かる)。
ただし、キノコカオス使用中も緊急会議を開けるため注意。
また、使用中はシェイプシフターは変装できず、さらに変装後にキノコカオスが発動した場合はキノコカオス終了後に自動的に本来の姿に戻る。
妨害工作を解決する緊急タスクだけは、インポスター側も遂行可能。信用を得るために自作自演で実施するもよし、やっているふりをして時間稼ぎをするのもよし。
- Vent(通気孔に隠れる)
部屋の中にあるベントや穴に隠れることが出来る。そしてベントが繋がっている別の部屋までショートカットもでき、そのまま不意打ちも可。
ただし、出入りをクルーに見られれば成功失敗問わず、インポスターかエンジニアに絞られてしまうため、出入りする前はしっかりと確認しよう。
また、影に隠れて姿が見られなくてもハッチが開く事は確認できるため、たとえ影に隠れてたり停電中であっても注意は必要。
さらに追加アップデートによって、ハッチの中を掃除するタスクが追加されたため、ハッチが開く音がしても通気孔に出入りする者を目視するまでは早合点になりかねなくなった。
- Use
インポスターは通常のタスクが実行できないため、機器の近くにいてタスクを実行するフリをして誤魔化すしかない。タスク画面を開くと偽のタスク表を開く事ができ、それを参考にするのも手である。
しかし、所詮フリなのでタスクゲージが上がらないのと、本来早く終わるタスクの前で長時間止まっていると疑われるので注意。
ただし、幽霊になったクルーがタスクをこなしてゲージが上がり、監視していた人がそれを目撃して勘違いしてしまう事がある。
- Report
- Emergency
- Admin
- Security
- Doorlog
- Vitals
原則としてその他クルーが使用できる機能はインポスターも使用可能。
特にボタンなどを上手く使えば次の標的決定や誤追放への誘導も出来る。
例えばボタンのある部屋でVent使用が見つかっても先に押して嘘を素早くつければ、逆に目撃者に疑いの目を向けさせられる。
マップ
現在は5つのマップがプレイ可能。マップによって追放アニメーションが異なるが、どれも凝っているので見ものである。
時系列的にはPolus→The Skeld→MIRA HQと予想されている。(プロローグメッセージを見ればどこからのメッセージかをある程度予想された結果このように言われている。)
また、12月11日に新たな飛行船のマップが発表され、アメリカ時間2021年3月31日に新マップ「The Airship」が正式に解禁される事が発表され、日本時間の4月1日午前3時にて実装された。
さらに2023年9月14日、海外の「Nintendo Direct」内にて第5のマップ「The Fungle」が同年10月に実装されることが発表され、日本時間の10月25日午前2時にプレイ可能となった。
The Skeld(宇宙船 スケルド号)
ローンチ時からプレイ可能だったマップで、クルー達の乗る大型の宇宙船。
部屋同士が通路でつながれている非常にオーソドックスなマップで、基本的な立ち回りを学習するにもうってつけ。
2021年4月1日には、エイプリールフール企画として当ステージを反転させた「Dleks」も期間限定で開放された。
追放アニメーション
宇宙空間に生身で追放される。
MIRA HQ(宇宙ステーション MIRA社本部)
2番目に公開されたマップで、クルー達が所属するMIRA社の本部。
スケルド号での長い船旅の末、大気圏のはるか上空に位置する宇宙ステーション内にある本社へと帰還したという設定。
およそスケルド号と同じ大きさと言われているが、ほぼ一本道の廊下に幾多もの部屋がくっついていて比較的窮屈に感じるかもしれない。
他のマップと違う点としてドアが無い。さらに監視カメラも無いが、代わりに部屋の行き来を記録するセンサーログが存在する。
インポスター側にとっては狭くて長い通路ばかりでそのままでの殺害にはかなり無理がある。
幸いすべての通気孔が繋がっているため、妨害を駆使して不意打ちで始末していきたい。
原子炉にたどり着くのに通過ごとに待たされる"除染室"の経由が必須なため、一度原子炉の妨害が起こると行きと帰りで非常に手間がかかる(それを利用して、原子炉で孤立したクルーを殺害するインポスターもいる)。
追放アニメーション
ステーションから突き出され、上空から落下する。
途中で画面が暗転するためその後は描写されないが、雲よりも遥か上の高さから突き落とされればまず助からない…はず。
Polus(惑星基地 ポーラス)
3番目に公開されたマップ。寒冷の惑星Polusにある探検隊の前哨基地。
地上マップということでMIRA本部と比べ逆に広く、初見では道に迷いやすい。
地表のところどころに空いた穴は通気孔の代わりとなっており、当然ながらインポスターの隠れ移動場所になる。
本マップでのドアロック妨害は自動では解除されず、手動で解除しないといけない。
追放アニメーション
基地の東部に流れている溶岩湖に突き落とされる。設定や追放者の役職によってアニメーションが追加されるのが特徴。
- クルーの場合:手を伸ばして助けを求めながら沈んでいく。
- インポスターの場合:親指を立てながら溶岩の底に沈んでいく。
- 役職非表示設定の場合:溶岩の中にぽちゃんと落ちるだけ。
The Airship(飛行船)
2021年4月1日に解禁。Innersloth/PuffballUnitedの過去作である「HenryStickmin」に登場する、トップパットクラン(敵組織)の飛行船を模したステージ。
Polus以上の広大なマップであり、梯子や一人用の昇降機が追加されてさらに複雑になった。
更にはゲーム開始、または緊急会議後に、ランダムで抽選された3つの部屋から各自が選択した場所へ配置される。すなわち、自分のタスクへ急行しやすくなった反面、他のクルーの動向を把握しにくいという一長一短な仕様になっている。
そのため、アドミンはエリアほぼ全体が範囲内になっている。さらにアドミン自体も2つ存在する。
サボタージュにおいては、ドア閉めはPolusと同様に手動で開けなければならず、しかも人によって得意苦手が分かれるカードスラッシュ式であるため、苦手な人にはドアを開けるにも一苦労。
停電は3つの配電盤のどれかから直す事ができるようになったが、この3つの配電盤は連動されており、別の配電盤から修復を遠隔で妨害する事も可能である。
このマップではリアクターや酸素異常の代わりに、「衝突コース」という新たなサボタージュが行う事ができ、こちらはエリア左右側の端末を2つとも暗証番号を入力する事で回避できる。ただし、エリアを横断するために必要な昇降機が片道1つだけなので、昇降機が反対側にあって遠回りを余儀なくされる場面もある。
他には、配線タスクやゴミ捨てタスクに似たただの背景も置いてある場所もあるため、うっかりタスクがない場所でフェイクタスクを行い、足がついてしまう場合もある。
追放アニメーション
「Fleeing the Complex」のとあるエンディングよろしく、空を掴むような体勢で突き落とされる。
手を出して助けを求めている。
The Fungle(無人島)
2023年10月25日に解禁された第5のマップ。スケルド号がキノコに侵食されて爆発し、クルー達はドロップシップで脱出したが無人島に不時着。その無人島でのサバイバル生活を模したステージとなっている。マップの所々に墜落したスケルド号の残骸が見られ、回収された残骸の一部はクルー達によって活用されている模様。
マップ全体の形はPolusに近く、かなり広い。
The Airshipのような梯子に加え、新たな移動手段にジップラインが追加された。
また、ミーティングの緊急招集はボタンではなく法螺貝となっている。
バイタルは研究室内にあるが、その周囲が非常に入り組んだ構造となっており、さらに研究室内にベントがあるためキルされやすい可能性がある。
そして特筆すべきことはマップ内にアドミンが無いことである。その代わりに監視範囲が非常に広い監視用の双眼鏡が設置されており、さらに通信妨害サボタージュの影響を受けないというかなり強力な仕様となっている。
ただしこちらも近くにベントがあるため注意。そのベントであるがこのマップでは植物のようなものが通気孔の代わりとなっており、ベントに入る時と出る時でモーションとSEが異なっている。
また、マップの密林エリアにはあちこちにキノコが設置されており、踏むと一定時間他のプレイヤーが見えなくなる煙が発生する。このキノコはサボタージュではなく常設ギミックであり、踏んだ後は一定時間消滅した後、復活する。
サボタージュについて、ドア閉めは手動で開ける必要があり、キノコの原木のような扉から次々と生えてくるキノコを6個叩くことで開く。そのため扉を開けるのに若干時間がかかる。
このマップには停電が存在しないが、新たにキノコカオスという、使用すると一定時間全てのクルーの見た目をランダムなものに変化させ、クルーの視点からは名前も表示されなくなるサボタージュがある。
通信妨害はダイヤルを回す方式ではなく、MIRA HQの通信妨害やThe Airshipの衝突コース回避と同じタイプの暗証番号入力式であり、2箇所で解除する必要がある。そしてThe Skeld と同じ原子炉メルトダウンもある。
追放アニメーション
誰も追放されない場合はクルー達が海に沈む夕日を眺めるというエモい演出となっているが、
誰かが追放される場合は、追放するクルーをイカダで海に流して島流し…と見せかけて着火し、クルーが焼かれている姿を他のクルー達が眺めるという非常に残酷な演出となる。
高度な生存/殺戮戦略
ガチでやりたい人に向けていくつか有効な戦略を紹介する。
尚、本作はほかの人狼ゲームと比べて比較的クルー側が有利な仕様となっており、身内同士で以下のように固まることを積極的にしてしまうと、インポスター側がかなり不利になってしまい面白味がなくなってしまうため、親しい仲で以下を提案することはあまりお勧めできない。野良で参加しているときにだけ提案することをおすすめする。
クルー側
- 常に誰かと行動
バディ行動をすれば殺害された場合、組んだ相手は確実にインポスターと言う情報を他のメンバーに間接的にではあるが共有できるので、心配な人は単独行動はしない方がいい。ただし早期に単独行動して自分のタスクを全てこなしてしまえば、別行動を取る必要がなくなり客観的に状況を見ることができる。
しかし、大多数で重なって密集していると、その中に紛れ込んでいたインポスターが殺害しても、誰がやったのかわからなくなる。そのため少し距離を開けて、不審な動きをしている人がいないか観察することも必要である。
また、3~4人で行動しようとしたらどちらもインポスターだったなんて事もあったりする。4人時のダブルキルが離れた位置で決まると相当なクルー不利になる。
- 自己証明
単独行動してばかりいると、何かあった時にアリバイがなくて疑われる事がある。
疑われないためにも他の人に自身がインポスターじゃないことを見せるようにしよう。検証してインポスターではない味方に付いていけば死亡率もぐっと減り生存率も大幅に上がる。ただし組んだ相手が終盤まで誤魔化すつもりのインポスターである可能性も忘れずに…。
他のプレイヤーに自分がスキャン送信をしているのを見てもらいシールド準備をしたり自分のタスクが該当する場合は小惑星を撃ったりするところを見せるといい。特にMedbayでVitalを使用するタスクはクルーのみがやっている所を見せられる為、できる限り人が近くにいる状況でやる事をお勧めする。
また、メルトダウンや酸素異常で逆走したり、不必要に他プレイヤーを追いかけ回したりするとインポスターだと疑われかねないので注意。
- 最後の数人は必ずバディを
インポスターは全員を個々に分けようと必死になるので、強くバディを組むことを提言しよう、組めなければ死が待っている。
- 自分が狙われていることを示す
もし相手がVentから出るのを目撃して口封じされそうになったら、相手から何とか逃げる事を優先しすることだ。
緊急会議ボタンが最適解とは限らないので、何とか仲間がタスク作業中の部屋に逃げ込むのが一番の手。
他の人に目撃されて別の人に緊急会議を開かせれば確実に追放でき、インポスターが一人の場合勝利は確実ともいえる。
- クールタイムを利用する
ゲーム開始、または緊急会議後はインポスターはクールタイムでしばらくはKillできない。この間にデータ転送のような時間のかかるタスクや、死体があっても気付かれにくい場所のタスクを終わらせよう。
また、クールタイムを数えて、終了の瞬間に死体を発見した相手をインポスターだと見抜いたり、クールタイム終了と同時に緊急ボタンを押してKillさせにくくする上級者もいる。
もちろんインポスター側もその事は百も承知であり、緊急会議後に扉を閉めたり、メルトダウンや酸素異常で時間を稼ぐ時がある。
- 狂人にならないように
このゲームには、MODを使用しない場合人狼ゲームにおける狂人の役職は存在しない。
しかし、勘違いや推理ミス、判断ミスにより、無自覚にインポスターを助けてしまう事もある。実際、インポスターが確定して吊る流れになった時、1人のクルーの迷推理によって場が混乱し、インポスターが逆転勝利する事例もある。
一度や二度、たまに程度ならともかく、何度も勘違いや判断ミスで状況の悪化を招いたクルーは狂人枠として白い目で見られかねないので、注意されたし。
一方、時にはインポスターによいしょされ、無実のクルー達を追放してしまい、敗北してしまう例もある。こちらの場合はインポスターの手腕に舌を巻く事が多く、騙された側が狂人枠にされる事は少ない。
インポスター側
- 死体を隠す
スケルド号の電気室の裏側・角の隅など、部屋の前で素通りした程度では見つからない場所でKillする事で、死体を発見されにくくし、犯行時間を隠蔽する事ができる。ステージによってはVentで奇襲できるところもある。
- 標的の選別の仕方
このゲームは対人戦であるため、闇雲にKillすれば勝利できるわけではない。
特に、インポスターだと疑われたクルーを余程の事がない限りKillする事はおすすめしない。インポスターからすれば自分の犯行を擦り付ける絶好の囮であり、容疑者が他のクルーと行動していた時は、同行者をKillして擦り付ける事もできる。
また、乗組員と確定したクルーもKillの標的になりやすいが、そのクルーから信用を得れば終盤まで弁護を得て生き残りやすい。
- 集団行動中
一本道の場合、先行しているクルーではなく、後ろにいるクルーをKillすること。先行者をKillすると、後続者に死体を見られて「死体が転がっているのに素通りした。怪しい」と疑われてしまう。もちろん、後続者をKillする時は、更なる後続者がいないことを確認しよう。
または、停電の復旧などで多人数が重なった時も狙い目。
ただし、いくつか組に分かれて行動する時は、クルーの人数に余裕がある場合は同じ組のクルーをKillするのは望ましくない。Killが発生した組側にインポスターがいる事が突き止められ、ローラー作戦で追放されてしまうからである。
- Killのクールタイムに注意
Ventの使用中や、Lightの復旧ボタン動作、Airshipの梯子や昇降機などを使用している間は、Killのクールタイムのカウントが停止する。そのため、よく考えずにクールタイムを伸ばしてしまい、肝心な時にKillできない事もある。また、クルー側に上級者がいるとインポスターのKillのクールタイムを想定してくるようになるため、クールタイム明けにKillすると犯人を特定される場合があるため注意。
一方、インポスターが複数の場合、相方がKillするとKillのアイコンに一瞬変化がある事があるため、これを目印にダブルキルを試みる上級者もいる。
- 密室殺人
部屋の中で単独行動しているクルーを見かけたら、少し離れてドアをロックして閉じ込める。別の場所からVentで侵入してKillしたら、Ventで脱出し、なに食わぬ顔で他の人と合流する。
推理物の犯人みたいなムーブである。
- 時には仲間を見捨てる
インポスターが2人以上の場合、現場を見られたり、Ventの出入りを目撃されたりした仲間は、下手に庇うより見捨てた方が賢明である。たとえ役職非表示でも、怪しいプレイヤーを庇うと容疑者として疑われるため、共倒れを防ぐために見捨てる事も大事である。
むしろ、インポスターを積極的に見つけようとしたと見なされて、容疑者から外れる事もある。
もし、自分がヘマをして吊られそうになった際は、相方に後を託し、相方への疑いを反らしてあげよう。見捨てられたからといって相方を貶めるような事はすべきではない。
- 妨害工作を使いこなす
終盤になると減ったクルー同士で集団行動し、Killの機会が少なくなる。こうなると妨害工作でクルー達を分断することも必要である。特に酸素やリアクターは2手に分かれないと即敗北を強いることができるため非常に有効な誘導しやすい。
または停電を起こしてパートナーとはぐれた体を装い、別行動中のグループを襲撃して擦り付ける手もある。
また、相方が酸素異常やメルトダウンを起こしたときに扉を閉めまくり、時間を稼ぐ事もできる。
- 誤爆に注意
ハッチの近くでサボタージュやレポートを使おうとして、うっかりVentしてしまうというポンコツミスをしかねない場合があった。現在はアイコンが切り替わりではなくなったためそうそう起こらなくはなったが、誤操作には注意。
両側共通
- マップの見過ぎにご用心
クルー側はタスクマップ、インポスター側はサボタージュマップを開いていて、近くに死体が転がっていたり、目撃者がいるのに気付かない事がある。
その場合、緊急会議で真っ先に疑われる上に、「マップを開いていて死体があるなんて気付かなかった」と言い訳しても聞き入れられずに追放されるのがオチである。よそ見も論外である。
同様に、タスク画面を開いていて近くを通る人を見落とし、そのせいで冤罪が発生する事もある。タスク中は画面端を注視し、誰が通っていたか見ておく必要がある。苦し紛れの策として、タスクしていて死体に気付かないフリをするインポスターもいるが、場所によっては「他に通行人いないから、Killできるのお前しかいないじゃん!」と論破される。
- タスクの種類を把握する
初見の場合は仕方ないが、何度かプレイするとどこにどんなタスクがあるか覚えるようになるだろう。
1クリックで終わるタスクや記憶力が求められるタスク、時間を置いて再度行わなければならないタスクなど、種類は様々である。
インポスターがタスクをするフリをする時も、短時間で終わるタスクなのに長時間立ち続けたり、逆に短時間で終わるはずのないタスクを「終わらせた」と伝えたり、電力供給など1ヵ所しかやらないタスクを別の場所で行っていたり、スタート前の設定によって行わないはずのタスクをする素振りをしたりすると、フェイクだと見破られる危険性がある。
また、緊急会議の直前にタスクゲージを見て、他プレイヤーの残りのタスク数を聞き、インポスターを見破るという上級テクニックもある(幽霊になったクルーがサボっていなければの話だが)。
- フェイクタスクの見破り
上級者の中にはタスクの種類やプレイヤーの動きによって、そのクルーがフェイクタスクを行っているインポスターであると見破るものもいる。
ゲーム開始早々にそのことを提示すると、見破った当人は嬉しいのだろうが、序盤でインポスターが1人追放され、残りのインポスターはその後の長い時間を不利なまま過ごさなければならずつまらないゲームになりかねない。
そのため、気付いてもあえて言わずに本人の中だけで警戒しておいたり、クルーの残り人数が少なくなってからや、そのインポスターの追放後にその情報を提示したりと、ゲームを面白く進行するための工夫も時には求められるかもしれない(もっとも、複数人に目撃されたり、一度や二度ならともかく何度も繰り返したりして、最早言い逃れできない場合は話は別)。
一度や二度程度なら、もしかしたら初心者だったり、クルーがタスクの位置を勘違いした場合もあるかもしれない。
- 他のクルーの証言に耳を傾けよう
緊急会議は、他のクルーの行動や目撃証言を聞ける機会である。インポスターを見つける、もしくはクルーのフリをするためにも、他のクルーの証言をちゃんと聞こう。
インポスターの嘘の証言にしても、他のクルーと証言が矛盾したり、曖昧な証言をして疑われる事もある。また、監視カメラやアドミンで見張り、他のクルーの証言を聞いた後で証言の真否を推理するクルーもいる。
もっともインポスター側もそれを承知している者もおり、アドミンや監視カメラを警戒して、極力Ventしないで立ち回る者もいる。また、容疑者にされても、Ventの可能性を述べて容疑者を増やすことでしのぎ、容疑者候補に疑いを向けるように仕向けて回避する者もいる(特に役職非表示時)。更に、口が回るインポスターは、他のクルーを上手く誘導し、終盤まで生き残る可能性がある。
勝ちに焦って他人の証言を疎かにした結果、敗北してしまう事例はクルー側やインポスター側にも起こりうる事である。冷静さを失って足元を掬われないように気を付けよう。
- 対人戦である事を念頭に
人狼ゲームと同じく、推理ミスや判断ミスをするのは仕方のない事である。とはいえ、迷惑をかけたり相手を不快にさせたら、ちゃんと謝りましょう。
また、言うまでもなく、パーティゲームやオンラインゲームで迷惑行為するプレイヤーは嫌われる。チートや沼プレイは論外である。不必要に他人を煽るような事もやめましょう。
また、初心者故に上手く立ち回れないプレイヤーもいるので、たとえそのせいで負けても、あまり強く責めないようにしよう。
- キル・追放されたからといって切断するのはやめましょう
キルや追放されそうになると回線を切断して逃げる者がいる。身内ならまずないが、所謂野良ではこの行為が横行しているのが現状である。
しかし、切断してもタスクの量が減るだけのクルー側ならともかく、インポスターの場合は死んでもサボタージュで残った仲間をサポートできる。そのため、切断して逃げると残されたインポスターは仲間からのサポートを受けられず、孤軍奮闘する羽目になる。
また、たとえクルーでも他のクルーに追いかけられ、キルされる前に回線を切って逃げる者もいる。キルされてタスク終わらせる自信がなくて抜けるならともかく、もし追いかけてきたのがインポスターでなかった場合、無駄にクルーの数を減らしてしまい、クルー側が不利になってしまう。せめて抜けるなら、キルされて死亡が確認された後にしよう。流石に少ないだろうが、緊急会議で他のプレイヤーを煽り、即座に切断するような幼稚な行いは論外である。
ともかく、意図的に回線を切断して逃げるような自己中心的なプレイヤーは嫌われる傾向があるので、マナーは守ろう。なお、2021年11月9日のアップデートよりゲーム中に回線切断した場合、ペナルティーとして一定時間部屋に入ることが出来なくなる。
なお、通信状況が悪くて意図せずに切断扱いになってしまう場合もあるため、その場合はあしからず。
実況者、配信者によるブーム
上記の通り2020年の新型コロナによる需要の高まりとそれによる人気配信者が相次いでプレイしたことなどの複数の要因が絡んだ結果突然のヒットを引き起こした。見下ろし画面で大人数で語ったりキルされた後や追放後にも犠牲者同士で喋ることができ何もできないという場面が少ない、討論や上手いプレイやパッションなど配信者(vtuber含む)の個性が出やすいという配信向きなゲームであり、ある意味パーティーゲーム的な要素を含んでいた事などが要因とされる。
また配信者サイドにしても多くの人数が参加するというところから「大手の配信、実況者と絡め関係が結べる」という利点があり、実際アモアスのプレイ後もマリカーやマイクラ、TPS系など他ゲームに繋げれるためコミュニケーションツールとしての用途としても使われている。
特にVCを自動調整し、視界内のプレイヤーと話せるようになるMOD(BetterCrewLink,通称「近アモ」。インポスターに死亡プレイヤーの声がうっすら聞こえる機能あり)は配信者プレイヤーに人気であり、さらにこの風潮がより強調されるようになった。クルー同士で大喜利をする、泥酔や語尾などを使って喋る企画などバラエティー的側面も強くなり、2021年度はアモアス関係で人気実況者がTwitterのトレンドに乗る事がしばしばあった。
HIDE AND SEEK
2022年12月9日のアップデートで実装された新モード。1人がインポスター(鬼)となり、自分以外のクルー全員を制限時間内に見つけてキルしていく。なお、HIDE AND SEEKを直訳すると「かくれんぼ」という意味だが鬼ごっこの要素も組み込まれている。
この時のインポスターの姿は最早インポスターであることを隠そうとしない恐ろしい殺戮者と化している。インポスターに選ばれた人のみが観れる映像はかなりのホラー。
bgmはキラーチューンなので必聴。
クルー側
クラシックモード(普通の人狼)とは違い、ボタンは破壊されている上に死体の通報ができない。
そのかわり通常モードでインポスターしか使えなかったベント隠れ及び移動が、時間制限付きだが可能。
タスクをクリアすれば、制限時間を少し短縮することも出来る。但し、後述する鬼の最大の切り札発動も速める諸刃の剣である。
インポスター(鬼)側
通常モードで出来ていた、ベント機能が使用不可能。
そのかわり一定数のクルーを撃破すると生存者の位置を把握できるシークマップ(Seek)が解放。
最大の切り札は、最初の制限時間が終了すると発動するファイナルハイドタイム(Final Hide)。移動速度が超絶アップし、一定時間が経てば残存クルー1名がいる方向を示す矢印もゲット可能。一気にクルーを狩れる可能性が増す。
クルー側からすれば制限時間が終了して勝利したと思った直後に、絶望のどん底に叩き落とされる初見殺しである。
但し、それが終了してもなおクルーが生き残っていると、今度こそクルーの勝利が確定する文字通りの最後の切り札である。
余談
このゲームの作者(開発者)の1人であるPuffballUnitedは、このゲームを出すかなり前の2010年代からFlashの方でゲームを作成している。
棒人間がはちゃめちゃな冒険をするドラゴンズレアライクなFlashゲーム『HenryStickmin』シリーズが特に有名で、『Stealing the diamond』やYouTuberのポッキーの『刑務所から脱獄するゲーム』と言えばピンとくる人もいるかもしれない。
現在はこのシリーズのリメイク&コレクション版が同じInnersloth社から出ている。
宇宙に捨てるゴミにダイヤや変なリモコンなどが混ざってたり、ペット枠に何故か棒人間がいたり、自販機の中にNrGという変な飲み物が混ざってたり、インポスターのポスターがあったり、謎にスキンにシルクハットが多かったりするのはこのシリーズが元ネタなので気になった人はプレイしてみることを推奨する。また、HIDE AND SEEKモード実装と同時に、連れているペットを「かわいがる」機能も追加されている。
そして2021年4月1日、同作の舞台がモデルのThe Airshipがついにステージ実装される事となった。
2022年4月1日には、エイプリルフール限定で「Horse Mode」が実装された。
2022年9月にはホロライブとコラボし、メンバー(ホロメン)になれるアクセサリーが実装された。
ちなみに、某音ゲーのMODに制作協力してたりする。(リンク先の動画参照。製作責任者が投稿した動画の切り抜きとなります。)
体の構造
あっちとは違った意味でいい勝負してる。
関連イラスト
関連動画
Switch版紹介動画
HIDE AND SEEKモード紹介映像
関連タグ
表記ゆれ
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ふにんがす 高田村 なのそん めめ村 うるさくてすみま船:主に国内実況配信界隈で著名な動画タグ。それぞれふにちか・高田健志・Nano・ めめんともり・なかのっちによって主催されている。「ふにんがす」は「ニコニコアワード2021」でも大勢を占める勢力となった。「なのそん」は「ふにんがす」とも交流がある。
品行崩壊:有名実況者フルコン氏主催による実況動画。元々は「品行方正」だったのが某日の飲酒実況を切っ掛けにこっちの方のタグが主流になった。
グノーシア:宇宙を舞台にした人狼ゲーム繋がり。ただし、こちらは1人プレイ用ADV。
FallGuys:見た目と言いコミカルさはこのゲームと似通っているうえ、海外勢ではよくクロスオーバーしている。
Feign:通称「おバカ人狼」。自らの役職をプレイヤーに誤認させる「バカ」という役職が特徴。
GooseGooseDuck:通称「アヒル人狼」。AmongUsとそのMODの影響をかなり受けており、ゲームシステム上でボイスチャット機能が搭載されている。