ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

旅の恥は掻き捨ての編集履歴

2024-06-27 18:15:15 バージョン

旅の恥は掻き捨て

たびのはじはかきすて

ことわざの一種。「旅先で恥ずかしい言動を取ってしまう」という内容を基本とするが、細部の意味合いは時代によって変化している。

概要

  • 先では知り合いがおらず、長く留まるわけでもないので普段しないような恥ずかしい言動を行いがちだが、それはその場限りであるという意味のことわざ
  • 転じて、恥知らずな言動を行った者自身が使う開き直り、あるいはそれを垣間見た第三者からの皮肉

現在では後者の用法の方が多くなっている。


事例

日本

長らく団体旅行が主流だったということもあり、行楽シーズンになると温泉などの観光地で身内ノリ全開の乱痴気騒ぎを繰り広げる集団がそこかしこに見られていた。

下手に金を持ってしまったバブル期には、その調子で海外旅行にも繰り出すようになり世界各地に恥を振り撒いたほか、ブランド品を買い漁るなど絵に描いたような成金も現れて一層横暴に振舞ったと伝わる。


中国

日清戦争の前夜である明治時代、当時「東洋一の堅艦」と畏怖された戦艦「定遠」「鎮遠」が修理のために長崎に寄港(ドイツから輸入したはいいが、艦だけで整備できるドックが国内に無かった)した際に、無断で上陸した数百人の水兵棍棒や刀剣を片手に市内で窃盗暴行に走って警官や地元住民と衝突し、死傷者多数を出すという事件を起こしている(長崎事件)。

恩を仇で返す」とはこのことである。


時は流れて現代、経済成長を遂げて裕福な民間人が増えると、かつての日本人の後追いをするかのように世界中に繰り出し狼藉を働くようになっている。

爆買い」というワードが広まったのもこの頃。文化の違い(?)からか、日用品なども大量に買い占めたり、下手をするとそれを元手に商売を始める(事実上の「転売ヤー」)といった、よりアグレッシブな輩も現れ、「ありがた迷惑」にも程がある状況を呈した。

ついでに、「小便座で大をする」とか「『金欠になったから』とホテルのロビーに居座り寝起きしようとする」といった奇行と言える域の言動も一時期はかなり報告されていた。


イギリス

時は幕末、「大名行列が通る際には下馬して道を譲らねばならない」という日本の常識を理解しないイギリス人4人が、薩摩藩の一行に掻き捨てならぬ切り捨てにされた一件が有名である(生麦事件)。

この件は二国間の武力衝突の引き金にまでなっており、「滞在先の人間を怒らせるととどうなるか」の反面教師として現在まで語り継がれている。


十字軍

そもそもが宗教戦争の名を借りた侵略という側面が色濃くあるのだが、聖地エルサレムの各遺跡には遠征軍の残した落書きが壁一面に残されており、その大義名分すら碌に信じられていなかったことを後世に伝えている。


関連タグ

ことわざ 忘却 鳥頭 生き恥

調子に乗る 人間は愚か バカッター インスタ蝿 迷惑系YouTuber

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました