ギャラクシーロボ
ぎゃらくしーろぼ
スーツアクター:日下秀昭
スペック
全長 | 52.6m(ランド) |
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全高 | 48.5m(ロボ) |
重量 | 440t |
最高速度 | 260km/h(ランド) |
概要
第21話から登場。とある事情で(後述)山奥で眠りについていたがマスクマンのオーラに反応し復活した。
ランドギャラクシーから「ギャラクシーチェンジ!」の掛け声と共に巨大ロボット・ギャラクシーロボに変形する。姿長官の親友・山形博士が製作した超AIによる意志と、修行の末に身につけたオーラパワーを持つロボットだが、しゃべる機能は搭載されていない。
なぜ無機質で生命体でもないギャラクシーロボがオーラを身に着けることができたのかは劇中でははっきりと描かれていないが、山形博士の娘・由美がタケルの「科学と正義の心」という言葉と光戦隊の人機一体の象徴「ハイテク曼荼羅」の掛け軸(偶然にも墓参りに行った時に見たビジョンと同じもの)を見て、「この象徴が父の心であり、ギャラクシーロボの心でもある」という結論から想定すると、山形博士は「機械でも心が宿ればオーラを引き出すことができる(つまり全ての物に魂は宿るという理論)」と信じてAI搭載型のギャラクシーロボを製作したとされる。
武装
二挺の銃(ランドバルカン、ランドキャノン)とそれを合体させて撃つギャラクシーバズーカ、ヨーヨー状のカッターであるギャラクシーアンカー、胸のトレーラー時マフラーから放つダブルバルカンなどの武器を持つ。空は飛べないがホバーでの高速移動(スパルタンダッシュ)でそれを補う。
なお、劇中未使用の武器として右腕に装着するドリル、ギャラクシードリルがある。武器選択画面にもそれっぽい武器が表示されはするものの、実際に制作された小道具のギャラクシードリルとは形状が異なっている(当時の写真にドリルを装着したギャラクシーロボが確認できる)。
必殺技
必殺技はランドギャラクシーに変形し「オーラロードスパート!」の掛け声で発生したオーラロードの上を加速、オーラロードから降りた後ロボに再変形し、1回転しながらオーラを込めた手刀(チョップ)の一撃を浴びせる、「鉄拳オーラギャラクシー」である(鉄拳じゃなくて手刀じゃん、というツッコミはなし)。
オーラを蓄積して放つ大技であるためなのか発動させてから決まるまでに時間のかかるのが難点といえる。技が決まって敵を倒した後には合掌をする。
登場初期は手刀を繰り出すカットはなく、第27話から正式なものになった。
最終決戦では右手刀にオーラを集中させた「ギャラクシーアロー」を使用、そこからオーラギャラクシーにつなげて倒している(このときのみ片手が拳のままであるため最後は合掌していない)。
経緯
当初は光戦隊のロボットコンペで候補に選ばれていたが最終審査でグレートファイブが採用され敗れている。その後奥深い山へ山形博士と共に姿を消していたが完成後の最終調整時、落雷によるAI暴走事故で山形博士が死亡し主がいないまま彷徨っていた。
しかしグレートファイブが敵の手によって持ち去られる事態が起きたため、ギャラクシーロボは急遽必要となった。苦難の末、正義のオーラに目覚めたギャラクシーロボはマスクマンと共にチューブと戦うこととなる。
玩具
DX玩具は超合金指定はされていないもののフレームの一部にダイキャストを使用、付属のギャラクシーアンカーの鎖にもダイキャストを使用している。また、変形プロセスを重視した事により構造的な理由で手首部分の強度が非常に低く、店頭で展示品の製品が転倒すると手首が折れるという事は日常茶飯事であった。ちなみにPL法の施行は平成6年である。
現在は3Dプリンターを使用することで当時品よりも強固な素材で該当部分のパーツを作れるため、修理の問題は解決しているだろう。
余談
グレートファイブと同じく、パイロットであるマスクマンが1人でも欠けていると全力を出せないが、グレートファイブと異なり、全員揃っていなくてもメイン必殺技を使うことは可能。そのためなのか、ほかの戦隊と異なり同時出撃は行われていない。
ロボットでありながら、座禅を組んで瞑想する姿は、戦隊ロボのみならず、ロボット登場作品全般を見ても非常に珍しいといえる。
鉄拳オーラギャラクシー発動の際には必殺技BGMがかかるが、1号ロボのグレートファイブには専用BGMがなく2号ロボだけが専用BGMを持っている戦隊が本作のみなのも特異さを象徴している。ゴーカイジャー第49話でもマスクマンの大いなる力を受けたゴーカイオーが「ゴーカイオーラギャラクシー」という前転して両手の手刀を叩きつける技を炸裂させているが、これも1号ロボではなく、2号ロボの必殺技が使われた特異例である。