曖昧さ回避
- 特撮番組『仮面ライダーギーツ』に登場する武器の一つ。本記事で詳述。
- 漫画『破壊魔定光』に登場する流刑体(宇宙犯罪者)の一体。
概要
特殊なレイズバックル「ブジンソードバックル」の拡張武装。
仮面ライダータイクーン専用の刀型武器。
ブジンソードはこの刀を用いた戦闘を前提とした仕様となっており、達人級の多彩な剣技から繰り出す攻撃の要と言える。
対応バックルに造詣されている・操作箇所がない・レイズバックルホルダーに対応していない等、どちらかと言えば小型バックルの拡張武装に近い特徴を持っており、大型バックルの武装としては異質な存在である(ブジンソードバックルの特異さを踏まえれば当然だが)。
メタ的に考えると商品化する予定自体がそもそも無いからだと考えられる。
なおマグナムシューター40Xのように変身前でも使用可能であり、45話や冬映画にて変身していない状態で使用している。
実際の刀は相当な重さを持っているが、景和は平気なのだろうか(戦いの中で自然と鍛えられた可能性や武刃の場合は軽い可能性もある)。ちなみに45話で変身前に使用したときは結構しなっていたりする。
機能・外見
武刃本体は白と黒の日本刀そのもの。鞘は両端が白・中央が緑・その間が黒い。
「刃文」や「刀装」と言った模様・装飾が殆どなく、現実の刀より簡素ですらある。
「カルディベイトスカバード」と呼ばれる鞘は保守機構を搭載しており、武刃が収納され次第速やかに冷却やスキャニング検査、研磨作業などのメンテナンスを実行する。抜刀と納刀をこまめに挟めば斬れ味を常に保つことができる。
武刃の刀身「リヅキ」は直接的な切断に加え、グリップ「ブジンヘルブ」を介してドライバーから供給されるエネルギーを超圧縮して纏う事で物質の結合を切り離す事が可能。これにより分解に近い形であらゆる物体を両断する事ができる。
この際発するエネルギーは使用者にも影響を及ぼすため、鍔の「ディフェンシブバイザー」が限定的な防御シールドを展開し、タイクーンへの被害(自傷ダメージ)を未然に防いでいる。
必殺技
ブジンソードストライク・ブジンソードビクトリー
操作箇所や別バックルを装填するスロットは存在しないため、ブジンソードバックルのトリガーを操作して発動。回転斬撃や居合い切り、光刃を放って切り捨てる。
並のライダーであれば一撃で変身解除に追い込み、一般バックル形態の必殺技であれば一方的に競り勝つ威力を誇る。
立体物
最初はマグナムシューター40X同様ビッグスケール武器として中国バンダイ限定で商品化。全長81cmで、景和の台詞を多数収録している。
その後、中国版の金型をベースにPREMIUM DXへと一部仕様変更の上で日本でも発売された。塗装が大幅に追加されている。
余談
- 2号ライダーの最強フォーム専用武器ではジカンジャックロー以来であり、令和では初。
- 仮面ライダー滅亡迅雷も刀を使用するが、あちらは変身前からの所持品の流用であり、ライダーの強化形態専用装備としての刀は珍しい。
- 刀剣型武器は毎度登場するが、純粋な鞘が存在するのは上記の「滅の刀」以来でようやくの2例目。TV本編に限れば初である。
- 一応「事実上の鞘」として機能するものはダークバイザーツバイやプリズムシールド、アップルリフレクターが存在する他、変身ベルトとしての趣が強いがソード/ブレードライバー(&必冊ホルダー)が存在してはいる。
- 変則的な所では、剣の一部が鞘として機能するイクサカリバーがある。また、ファイズエッジはオートバジンの一部であるため鞘みたいなものである。
- 『ギーツ』本編にもある日本刀型の玩具が登場しており、ある種の伏線となっていた可能性がある。
- 勘違いされがちだが武刃は直刀ではなく湾刀(曲刀)である。
- 事実、武刃の刀身は微妙に湾曲しており、反りが小さい所謂忍者刀である。
- ただ、よく見ないと判別できないほど反りが小さいため勘違いが多かったのも無理はない。
- ちなみに、ブジンソードバックルをよく見ると反りの付いた鞘パーツになっている。
関連タグ
レイジングソード ギガントソード:同作品に登場する刀剣型拡張武装。いずれも特殊なバックルの武装であり、前者はタイクーンも使用した。
ジカンジャックロー←武刃