いちげきひっさつ!
いちげきひっさつ
概要
一撃必殺技が命中することでこのメッセージが流れる。
厳密には「いちげき ひっさつ!」あるいは「一撃必殺!」のどちらかである。
なお、PPは一律5の最大8。
「一撃必殺」だけあって当たった場合はHP量問わず相手を一撃で倒すことが出来る。
但し、がんじょう持ちには残りHPに関係なく効果が無い他、ばけのかわでも無効化されてしまう。
また、厳密には「一撃で倒す効果」ではなく相手に「残りHP分のダメージを与える固定ダメージ」である為、物凄い読みになってしまうものの、きあいのタスキ等で耐えたターンにカウンター・ミラーコートで返す事が可能。若しくは「がむしゃら」や「じたばた」「きしかいせい」で次のターンに反撃するという手もある。相手よりもこちらの方が素早さで上回っているのであればほぼ確実に決まるため、こちらの方が割とお手軽。
命中率は30%+(使用者のLv-相手のLv)であり、相手が使用者より弱ければ弱い程命中率が上がり、70以上差があると命中率は100になる。最もそこまでレベル差があるなら普通に攻撃した方が早いであろう。なお自分よりレベルの高い相手には一切効かないので、「ぜんぜんきいてない!」と表記される。
命中率の計算は特殊で、上記の式以外ではノーガード・ロックオン・こころのめ以外の一切の補正が掛からない。
因みに第一世代はレベル差でなく、「素早さの差」に依存しており、カビゴンのような強くても素早さが低いポケモンは的にされていた。
言い換えれば素早さをスピーダーで増強してヨクアタールで技を必中にすれば捕まえたばかりのその辺の適当な野生ポケモンですら四天王戦で暴れさせることができた。
バトルフロンティア等の施設ではそんな命中率など知ったことかというレベルでガンガン当ててくるので、ある意味恐怖の対象である。
例・せんせいのツメ発動!→サイドンのつのドリル!→一撃必殺!→最初に戻る
なお、この手のひたすら一撃必殺を狙う戦術は「1度でも負ければ終わり」な施設での連戦ルールだからこそ厄介なのであり、後述する通信対戦では正直なところ有効な場面はかなり限られてくる。
通信対戦の際は基本同レベル対戦となるので命中率は30と言う事で問題ない。
とは言え30%というのは中々引けるものでは無く、アタッカー同士なら高威力の技を使えば確定一発というのが普通な環境のため、通常は普通に高威力技を撃ったほうがよい。
そのため、やはり試行回数が増やせる耐久型への採用が主。稀にごり押しの為にアタッカーにも採用される事も(当たらない時は本当に当たらないので依存は禁物である)。
だが、自身の命中率や相手の回避率に依存しない為、ちいさくなる等を使ってくるポケモンも30%の確率で倒す事が出来る。そして、5回使えば88%、8回使えば95%程度の確率で一発は命中するため、先述のちいさくなるや再生回復等で泥沼化を狙ってくる相手には一番の有効打となり、耐久型同士がぶつかってしまった場合はこれを持っている方が勝つことになる。
確実な対策法は実は無い。だからこそ施設ではこの一撃技持ちを連打してくるギャンブラー等が障壁になってくる。
どうしても対応したい場合は上述の特性「がんじょう」持ちやミミッキュの採用が妥当だろう。但しいずれの場合も特性「かたやぶり」で軽く破られてしまう点に注意したい。
みがわりやまもるで透かしつつ、少ないPPを削る戦法も使えなくは無いが、みがわりを壊しに他の技で攻めてくる上、こちらが先手を取れないと相手に一撃技を挟む余裕が出来る為、あまり有効な一手とは言えない。
『ポケモンスタジアム2』では、ウルトラカップでトレーナーの「ギャンブラー」がスーパーボールカップから一撃必殺技を持つポケモンを多用する(使わない場合は「ゆびをふる」を駆使する)。
実況からも声色が「ああーっと!!(技名)だ!」、「おおーっ!!」、「ああーっ!!」と大声になり、効果対象のポケモンは食らうので、緊張とトラウマが走る。一方でミュウツーをたおせでは、ミュウツーを一匹倒せばエンディングという特性上、とにかく一撃必殺技を出しまくるという攻略法も存在した。
第7世代では、こおりタイプではないポケモンが使うぜったいれいどの命中率が低下した。
また、こおりタイプにはぜったいれいどが通じなくなった。これにより、全ての一撃必殺技に無効タイプが設定された。
因みに第8世代の『ソード・シールド』のダイマックスは発動している間、一撃必殺技を受けない仕様となっている。
ただし、マックスレイドバトルではダイマックスしているレイドボスが「不思議なバリア」を展開している間だけは一撃必殺技を当てることができる。この場合、ダイマックス技と同様バリアの耐久を2手分一気に削ることができ、「強烈な 一撃! 不思議なバリアに 大きな 損傷を 与えた!」という特殊なメッセージが表示される。
もちろん通常のバトルと同様、絶対に当てることができるわけではないので、確実性をできるだけ高めておきたいのであれば使用するポケモンのレベルを最大の100まで上げておこう。
主な一撃必殺技
・じわれ
因みにラプラスは「つのドリル」・「じわれ」・「ぜったいれいど」と、現在3つの一撃必殺技を覚えられるという非常に恐ろしい事になっている。弱点こそ多いが耐久が高いため、何度も撃てる機会が多く、大半のがんじょう持ちに強い水タイプというのも曲者。但し、いわタイプが弱点でもある為こういった際に限ってがんじょうのもう一つの効果で反撃されやすいというのもあるが…