概要
2004年16号から27号に連載。ギャグ漫画のラインナップが少なかった当時のジャンプでは久々のギャグ連載であり、漫画やアニメ、ゲームなどを元にした数々のパロディネタや下ネタを駆使したギャグを展開したが、11話で打ち切りとなる。単行本全1巻。
作者の次回作太臓もて王サーガでは、本作の主要人物がレギュラー出演しており、本作の1年後にあたる共通の世界であるというクロスオーバー化が図られている。
主な登場人物
スピン
博士を想う素直な幼児体型の自律思考型ロボット。目からビームを発したり体内に(いもうと)ミサイルを装備する。透瑠曰く、「コンバトラー並みに武器が多い」。オプションパーツとして消火機能やビデオカメラ(一緒の盗撮目的)を備える事も。元々は一緒が自分の野望をつっぱねた上クビにしたペガサスモーターに対する復讐(逆恨み)の為の戦闘ロボットだった。
部井透瑠
ビューナス女学院高等部に入学した一緒の孫娘。過保護すぎる父から逃れるようにレンタルロボットVに居候になった。一緒の度を越したスケベ具合や、それに従うスピンに呆れながらも、スピンに対して暖かく見守っている眼鏡っ娘かつツッコミ担当。一緒の優性遺伝のせいか特徴的な癖毛で、その為髪をゴムで止めている。声が低く「洗濯板」と形容されるくらい貧乳(顔の造作も髪の色も母親似なのにここだけ全く似ていない)。
部井一緒
男の夢であるどんなエッチな要求にも応えてくれる美少女ロボット「エロボット」の開発製作に情熱を燃やす博士。スピンを創り出した人物。ロボット工学に関してだけは天才的だが、ドスケベで自己中心的で非常識で生活能力皆無の駄目人間。かつてはペガサスモーターに勤務していたが、会社でエロボットを開発しようとしたのに加え、社内での度重なるセクハラ行為により、クビになった。エロボット製作のために多大な借金をしてしまい、デビルローンというヤミ金にまで手を出してしまった。透瑠の祖父で透瑠は再会当初は「おじいちゃん」と呼んでいたが、一緒の本性を知りすぐさま承太郎よろしく「じじい」に変わった。上述の性格から、妻(つまり透瑠の祖母)にも逃げられている。
ペロットちゃん(ペロたん)
スピンのウサギのバックパックを一緒が改造したウサギ型ロボット。かわいらしい外見とは裏腹に両刀使いかつ腹黒でしかもエネルギー吸収装置を装備し、他のペットロボットのエネルギーを吸収する性質の悪いペットロボット。耳を翼にしてジェット機のように空を飛ぶ事が可能。