概要
第26話に登場した小さなシュゴッド。その姿はゴッドタランチュラそっくりだが体色は黒く、ギラの両手に乗るほどに小さい。
バグナラクの瓦礫の山に生息しており、その見た目通り力は弱いが100年の間、デズナラク8世に守られて今日まで生きていた。
デズナラクの唯一の「友」と呼べる存在だが、シュゴッドソウルの過剰摂取で死にかけの体となった彼にすり寄った際にもデズナラクはアビスを捕食せず、「立ち去れ」と振り絞るように叫んだのを聞いて彼の前から去って行った。
そしてデズナラクが塵の後となったシュゴッダムの市街地に、たった1匹でマーガレットと呼ばれる花を手向けに来た。マーガレットの花言葉は「信頼」「真実の愛」「私を忘れないで」「優しい思い出」。この事からどれだけアビスがデズナラクとの思い出を大事にしていたかが分かるものであり、手向けた後にどこかへと去って行ったのであった。
その後、第46話で再登場。
2年半後の世界においても大きさは変わらず、出番も一瞬であったが、バグナラク国内に建立されたデズナラクの墓を訪れ、その死を弔っていた。
最終話ではハーカバーカからの援軍で唯一残ったデズナラクと連携し、巨大な脚のエネルギーに彼の触手を纏わせ昆虫最終奥義・デステンタクルズを強化した擬似的な王鎧武装・凌牙一閃にも見える合体技でカメジムを打倒。
そのままカメジムを道連れにハーカバーカへ戻ろうとしたデズナラクについて行こうとするが「お前はまだ早い」と制止を受け、彼の帰還を見届けた(この時どこか寂しげな鳴き声を上げている)。
記事冒頭に力は弱いとあるが、最終話からするに友であるデズナラクの思いに応えて(あるいは自身の友の命を奪ったカメジムへのお返しか)一時的に強大な力を見せた*かあるいは「一寸の虫にも五分の魂」を体現するかのように、見た目に対して実力がかなりあるのかもしれない。
立体化
DX版
DX版がプレミアムバンダイで受注開始。所々に金メッキが施されており、金色のガーディアンシケイダーとガーディアンピードが付属する。
また、ゴッドタランチュラの色違いであるため、タランチュラナイトへの変形やエクストリームキングオージャーへの合体が可能(受注ページではDXキングオージャーZEROと三大守護神を使用した、所謂「エクストリームキングオージャーZERO」と呼ぶべき合体形態の写真が掲載されている)。
ただし、ゴッドキングオージャーへの合体においてはタランチュラの爪をキングコーカサスカブトの窪みへ差し込み物理的なロックをするという工程があり、その爪部分がタランチュラナイトと違いメッキ加工がされているため非推奨であるらしく、商品ページにも『※メッキ塗装部分は、無理に合体・変形・可動を行うと傷や剥がれ等が発生する場合があります。取り扱いに注意してください。※本商品は、別売りのキングオージャーZERO・3大シュゴット以外の商品との合体は保証しておりません。予めご了承ください。』という二つの注意書きが記されている。
ちなみにメッキを気にせず合体させたとしてもゴッドキングオージャーの顔部分はゴッドコーカサスカブトの他の部分に収納されており、キングオージャーZEROと合体させた場合カラーリングがチグハグとなってしまう。
ミニプラ版
ミニプラ・シュゴッド合体シリーズPB「タランチュラアビス&キングコーカサスカブト&ガーディアンズウエポンズ」でも立体化。
こちらでもタランチュラナイトへの変形とエクストリームキングオージャーZERO(ブログでは黒金エクストリームキングオージャー表記)への合体が可能。
更にはゴッドキングオージャーZERO(ブログでは黒金ゴッドキングオージャー表記)への合体がDX版と違って無理なく行う事ができ、更には頭部パーツの彩色がキングオージャーZERO仕様になっている(オプションとして通常版ゴッドキングオージャーの彩色仕様頭部パーツも付属)
余談
- X(旧名Twitter)にて、スーパー戦隊のおもちゃ広報アカウントからキングオージャーZERO宣伝をする際の写真に黒いタランチュラナイトが写っており、本編に登場、もしくは平成作品によくあったブラックシリーズのように、おもちゃのみの販売が示唆されていたが本編第26話にて満を持して登場した。
- 他のシュゴッドより小型の為、一部シーンではDX版のタランチュラナイトをリペイントしたものが使われている(実際のDX版と違って金メッキが使われていない)。
- 名前の「アビス(Abyss)」は英語で「奈落」「深淵」を意味する言葉である。
- 黒と金といったカラーリングが、シュゴッドZEROに似ている。その為、劇中に登場するまでは「ゴッドタランチュラZEROなのでは?」*『と考察されていたが、シュゴッドZEROは、ハスティー王家が長年開発していた人工シュゴッドであるため、普通のシュゴッドであるタランチュラアビスとは出生が異なる。
- というか、後に宇蟲王ダグデドが連れてきた無数のシュゴッドはどれもカラーリングが黒く、2000年以上前からの現存シュゴッド=三角守護神+ゴッドコーカサスカブトも黒く、ハスティー家の悲願である失われたシュゴッドの再生産機体がみんな黒く、デミクラスでは無い野生種らしきアビスも黒い事から、シュゴッドとは本来黒いカラーリングで宇蟲王が創造した種族であって、2000年以上前に地球から避難してきた一団が解析・生産した個体は色がついているのならば、宇蟲王が連れてきたシュゴッドが黒い理由が通り、三大守護神およびゴッドコーカサスカブトは解析出来ずに、オリジナルの野生個体を直接改造した個体の可能性も出る。
関連タグ
ゴッドタランチュラ:ある意味モデル及び大先輩。但し、彼との共演は無い。
デズナラク8世:唯一の友達(ある意味相棒)。