バギムーチョ
ばぎむーちょ
概要
『ドラゴンクエスト』シリーズのバギ系(真空波)の呪文で、『ドラゴンクエストモンスターズジョーカー』で新設された最上位の攻撃呪文の1つ。
『ドラゴンクエストⅢ』以降、18年間最上位の呪文は固定されており(バギ系ならバギクロス)馴染み深くなっており、加えてバギムーチョという名前はどうにも語感が間抜けに感じる人も多く、最初は反発が強かったようだ。
また、下記の通り、バギ系特有のダメージのバラつきが大きい上にナンバリング作品の味方側でこの呪文が活躍できるような適切な場があまり用意されておらず、更に攻撃呪文の専門外のキャラが使うことが多いため、汚名返上にまでは至っていない。「○○のコツ」や「○○ブレイク」のあるモンズターズジョーカー2以降なら有効活用できる場面があるだろう。
ダンビラムーチョという似た名前のモンスターが先に登場しているが、関連性は無い。
ちなみに「ムーチョ」はスペイン語で「沢山」の意。なのでバギクロスより上位という意味を込めてつけられたと思われる。
そんなバギムーチョだが、今や登場から10年を越え、2024年にはバギクロスが最上位呪文だった期間である"18年の節目"を迎えることになる。
にもかかわらず未だにGoogleのサジェストに「ダサい」という言葉が並ぶほどであり、それほど強烈な違和感を与えたということがうかがい知れる。
作品別
ドラゴンクエストモンスターズジョーカー
初登場作品。バギ系の例に漏れず、ダメージの振り幅が最低と最大で100と非常に大きい。消費MPも36と高く、最大ダメージが出れば美味しいものの、安定感に欠ける。
ドラゴンクエストⅨ
ナンバリングタイトル初登場作品。スーパースターがLv58で覚えるのだが、消費MPは50と非常に高い上にスーパースターのこうげき魔力が低いため使う機会は皆無。スーパースターがクリア後にしか転職出来ないという点もマイナス。
敵ではデスタムーアが使って来る。
ドラゴンクエストⅩ
スーパースターのオーラスキルで習得出来る他、海賊がLv69で習得できる。チャージタイムというⅩ独自のシステムがあるため、消費MPは16と少ないものの連発は不可能。こうげき魔力とかいふく魔力を参照して威力が増加する。また、スーパースターの場合は鎌スキルを習得することで威力が倍になり、射程範囲も広がる。
ドラゴンクエストⅪ
セーニャが使用出来るのだが、クリア後のイベントでヤリスキルを習得出来るようになってからということで非常に遅い。消費MPは50と非常に高い上に下手すればダメージが倍近く違うというくらいに振り幅が大きい。一応こうげき魔力の上昇に伴い1.5倍くらいの差に収まるようになるが、セーニャは設定上の理由からかレベル99でもこうげき魔力が0であり、普通にプレイしていると一切威力が上昇しない。
上記の仕様から威力が上昇するために必要な魔力が0からとなっており、魔力が1でもあれば増やした分だけ威力が上昇していく。このため、装備での補正やまりょくのたねでドーピングすればその分だけ威力を上げることは可能だが、この魔法のためだけにそんな特異なプレイをする人は少数だろう。
とまぁ味方では非常に不遇なのだが、なんと敵ではラスボスの邪神ニズゼルファが使用するという厚遇。しかしラスボスの唱える呪文にしては上述の名前の理由もあり、威厳が微妙と捉える人もいる。
ドラゴンクエストモンスターバトルロードビクトリー
チャモロのとどめの一撃として採用されている。瞑想から巨大な竜巻を発生させるシーンは圧巻。