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第34回エリザベス女王杯の編集履歴

2024-12-11 08:08:08 バージョン

第34回エリザベス女王杯

これがけいばだこれがけいばのおそろしさ

2頭が大逃げ。人気どころは互いに牽制。果たして届くのか。

出馬表

年齢騎手調教師
1ウェディングフジコ5菊沢隆徳(美浦)戸田博文(美浦)
2メイショウベルーガ4池添謙一(栗東)池添兼雄(栗東)
3チェレブリタ4岩田康誠(栗東)荒川義之(栗東)
4ジェルミナル3福永祐一(栗東)藤原英昭(栗東)
5リトルアマポーラ4C.スミヨン(FR)長浜博之(栗東)
6ピエナビーナス5古川吉洋(栗東)南井克巳(栗東)
7クィーンスプマンテ5田中博康(美浦)小島茂之(美浦)
8カワカミプリンセス6横山典弘(美浦)西浦勝一(栗東)
9ブラボーデイジー4生野賢一音無秀孝(栗東)
10シャラナヤ3C.ルメール(FR)M.デルザングル(FR)
11テイエムプリキュア6柴田善臣(美浦)五十嵐忠男(栗東)
12ブロードストリート3藤田伸二(栗東)藤原英昭(栗東)
13サンレイジャスパー7難波剛健高橋成忠(栗東)
14ニシノブルームーン5北村宏司(美浦)鈴木伸尋(美浦)
15ミクロコスモス3武豊(栗東)角居勝彦(栗東)
16ブエナビスタ3安藤勝己(栗東)松田博資(栗東)
17ムードインディゴ4田中勝春(美浦)友道康夫(栗東)
18レインダンス5藤岡康太(栗東)宮徹(栗東)

事前オッズ

人気オッズ
1ブエナビスタ1.6
2ブロードストリート7.7
3シャラナヤ10.4
4リトルアマポーラ12.4
5カワカミプリンセス15.1

ブエナビスタが断然の1番人気に支持され、2番人気にはブエナビスタの降着によって、秋華賞で先着したブロードストリート。3番人気にはオペラ賞を勝利した外国馬シャラナヤが入った。


レース展開

レースはクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの2頭による逃げとなり、1番人気ブエナビスタは後方待機。事前通りの展開となったのだが、ここで予想外の展開が発生する。

2頭は他馬を離した逃げにもかかわらず、1000m通過は1:00.5。この時点で10馬身近く離した逃げになっており、一時期は20馬身以上の差にもなっていた。そして、直線。ここまでに付いた差が致命的だったか、2頭の押し切りムード。唯一ブエナビスタが3F32.9の末脚で猛追するもテイエムプリキュアを差し切れず3着まで。クィーンスプマンテが押し切り、鞍上の田中博康騎手と共に人馬初のG1タイトルを獲得した。


レース結果

着順タイム/着差
1クィーンスプマンテ2:13:6
2テイエムプリキュア
3ブエナビスタクビ
4シャラナヤ
5メイショウベルーガ½

なぜこうなったか

まず、そもそも2頭とも人気薄になるのは明白であり、クィーンスプマンテは主な勝ち鞍が格上挑戦のOP、テイエムプリキュアはもともと引退予定であったがその引退レースとなるはずだった日経新春杯で復活、現役続行もその後惨敗続き。しかも、この2頭は大逃げからの惨敗という過去があった。そうなれば人気薄になるのも当然。そして、ブエナビスタの鞍上安藤勝己騎手の仕掛け遅れ(逃げた馬の存在に気づけなかった)もあり、このような大波乱を招いた。また、リトルアマポーラに騎乗していたスミヨン騎手が前2頭をラビット(本命を勝たせるための大逃げ。言ってしまえば「自滅前提の鉄砲玉」)と勘違いして無理に行かずに抑えていた説も挙げられている。



その後

クィーンスプマンテはその後、香港カップに挑むも惨敗し引退。テイエムプリキュアも燃え尽きたかのように惨敗が続き、翌年のエリザベス女王杯17着を最後に引退。また、これまでブエナビスタの主戦だった安藤勝己騎手もこのレースを最後に主戦から降ろされた。

当時、クィーンスプマンテに騎乗していた田中博康騎手はこのレースが最初で最後のG1タイトルとなった。その後は調教師に転身している。


動画


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