概要
ガヴ、ヴァレンバスターにブシュエルゴチゾウをセットすることで変身する仮面ライダーガヴと仮面ライダーヴァレンの派生形態。
そしてついに劇中で解禁された、クリスマスを強く反映したフォーム（一応メリークリスマスフォームも存在しているが、実際に劇中で変身に用いられたのはこれが初。）であり、モチーフになったブッシュドノエルや胸元のセイヨウヒイラギがそれを如実に語っている。頭部の飾りも含めるとトナカイにも見えると語る視聴者も。
ブッシュドノエルは丸太や切り株などをモチーフにしたケーキであり、後述の丸太の攻撃や大型の斧を武器にしているところを見るに、おそらく木こりもコンセプトに含まれていると思われる。
ガヴ版は第13話、ヴァレン版は第16話から登場（後者は第15話で一度変身しようとしたが、ロジョーとエージェントに妨害されている）。
ガヴ
ブシュエルゴチゾウ「ブシュ、ブシュ」
「…分かった！」
『ケーキ！』
『EATケーキ！EATケーキ！』
『ガヴ……ガヴ……』
『ブシュエル！ふわふわ～』
「幸果さんが作った、ブッシュドノエルの力だ！」
容姿
ホイップクリームを多めに使ったホワイトブッシュドノエルをモチーフにしたカラーリングであり、上部には所々カカオパウダーらしき茶色い模様も見られる。
両肩と胸部にはカットしたブッシュドノエルを模した装甲を纏い、2本のブッシュドノエルが頭頂部についているのが特徴。
頭部の形状とカラーリングからトナカイというよりも、ウサギを思わせる。
スペック
| 身長 | 195.8cm |
|---|---|
| 体重 | 86.6kg |
| パンチ力 | 1.1t |
| キック力 | 2.1t |
| ジャンプ力 | 2.1m（ひと跳び） |
| 走力 | 8.6秒（100m） |
見た目やその武器通り鈍重さと引き換えに強烈なパワーを持つ形態。胸の「ブシュエルラング」はブシュエルゴチゾウの力で豊富なエネルギー量を一定方向に巻き上げることで高トルクを発生させる特性を持っており、これを全身に供給することでパワフルな活躍を可能としている。
戦斧・クリスマックスを運用することを前提としたフォームであるため、腕部・脚部両面でクリスマックスを安定的に使用するための怪力や耐久性を確保している他、両脚を通して地面から丸太型の攻撃効果を発生させる能力を持ち、拘束・攻撃に利用できる。
ヴァレン
『ケーキ』
『SETケーキ』
『SETケーキ』
『Wow! Wow Wow!』
『ブシュエル フワフワ』
「こいつでかち割ってやる…！」
容姿
全体的にはガヴと同型で基本はチョコドンフォームと変わらずだが、両眼・胸部・両肩・両腕がチョコ味のブッシュ・ド・ノエルをイメージした姿になる。粉砂糖よろしく白い模様が上部に見受けられる。
カラーリングや頭部の枝状の突起など、こちらの方がトナカイを想起させる。
スペック
| 身長 | 194.0cm |
|---|---|
| 体重 | 94.2kg |
| パンチ力 | 0.7t |
| キック力 | 1.0t |
| ジャンプ力 | 0.8m（ひと跳び） |
| 走力 | 9.1秒（100m） |
数値的なスペックは総じてガヴ版のマイナーチェンジだが、クリスマックスをヴァレンバスターと併用できるという長所がある。近接戦闘に秀でた形態のためか、元々銃撃よりも近接戦闘を得意としてた絆斗にも気に入られている。
ガヴ版と同様にクリスマックスを用いた近接攻撃や丸太状攻撃効果を用いることに加え、ヴァレンのクリスマックスはガヴ版のものに加えて粉砂糖にも似た起爆性の粒子を拡散する効果があり、ヴァレンバスターの銃撃と組み合わせた連鎖爆発を用いることも可能。
使用アイテム
ブシュエルゴチゾウ
ゴチゾウの一種。
ショウマが幸果が作ったブッシュ・ド・ノエルを食べたことで誕生した。
名前の由来はおそらく「ブッシュ・ド・ノエル」の略。クリスマスはキリスト教から伝わった行事であるため、天使の名前に用いられる「◯◯エル」とも掛けたのだろうか。
立体物
2024年11月23日より開始したキャンペーンの限定品。「DX変身ベルトガヴ」または「DXガヴホイッピア＆ケーキングゴチゾウ」のいずれかの購入で貰える。
クリスマックス
ブシュエルフォームに変身すると召喚される斧型武材。重い刃「グロースレード」は斬撃と同時に重層的な衝撃波を送り込むことができるほか、刃だけを高速回転させて斬撃波を飛ばすことが可能で、「ブシュエルフィニッシュ」などの必殺技発生時にもこの能力が使われる。
ヴァレン版は名称部位に「ブラウ」が追加される。
必殺技
ガヴ
- ブシュエルフィニッシュ
『ガヴ……ガヴ……』
『CHARGE ME CHARGE ME』
『ブシュエル！フィニッシュ！！』
地面から大量の丸太型攻撃効果を生やして相手を拘束し、そこからクリスマックスで一刀両断する。
また、シータ&ジープ戦（初戦）では丸太を生やして進路を塞いだ後にブッシュドノエルの断面を模した斬撃波を飛ばすバージョンも披露したが、両者の動きが速かったため丸太の隙間を通り抜けられる形であっさり突破され、斬撃波も合体攻撃によって押し切られてしまった。
ヴァレン
- 名称不明
『ブーシューエールー！！』
ヴァレンバスターを開閉した後トラクショントリガーを引いて発動。
相手を丸太型攻撃効果で拘束した後、クリスマックスからブッシュドノエルの断面を模した斬撃波を飛ばす。
余談
- 上述通り初となるケーキモチーフかつクリスマスモチーフのライダー。変身音をよく聞くと何となく、ガヴのものには鐘の音、ヴァレンのものには「♪クリスマス〜」という歌が聞こえるまたは脳内再生されるよう仕込まれている風になっている。
- スーツは手甲がモンスターフォームのリペイント、クリスマックスはシンムグルンの武器ディムブの改造と思われる。
- また、ガヴの脚部はチョコダンフォームと同形状であるが、第13話ではどちらも登場しているため、おそらく金型流用で複製したものだと思われる。
- 初出としてはガヴが13話で、初登場フォームでありながら2度変身。1度目はシータ&ジープのエージェントを一蹴したが、本番となる2度目ではこれまで出たフォームが全く効かないシータ&ジープ本人に対してであり、事前のダメージも災いして上記のように完敗を喫してしまった。その結果公式の振り返り動画「ぱくっとガヴ」でも、このフォームの（2度目の）登場前の前半戦がフィーチャーされているという、優遇か不遇か分からない微妙な扱いを受ける羽目に（これまでは初出したフォームが必ずフィーチャーされていた）。だがその後、16話でヴァレンの物が初登場し、こちらはガヴとの共闘で活躍。「ぱくっとガヴ」でも改めてフィーチャーされている。
- ガヴが中間フォームを手に入れた事や、ブッシュ・ド・ノエルはチョコ味がポピュラーと言う事なども踏まえると、本来ヴァレン専用のフォームの扱いが本番で、ガヴの変身はそれに先行したイレギュラーな変身と言う扱いであったと考えられる。
- そのため、ガヴのブシュエルフォーム登場後スーツはヴァレンのブシュエルフォームへと流用され、残ったガヴのブシュエルフォームの頭部はシールドスナックフォームへと流用・リペイントされた。
- 粉塵爆発を攻撃に使うライダーは非常に稀有。その為、放送終了後には「粉塵爆発」がトレンド入りし話題になった。
- なおリアルでも粉塵爆発とケーキは全くの無縁ではなく小麦粉は僅かな衝撃で爆発しやすいこともあり、ケーキの材料の小麦粉を製粉している際粉塵爆発で事故が起き粉挽き小屋が倒壊したり怪我人が出るといった事例が多く起きている。その為、どこかブラックな部分を感じる能力である。
- 嫌な余談だが、モチーフとなったブッシュ・ド・ノエルはショウマの実父と名前が似ていたりする。
関連動画
仮面ライダーヴァレンver.
関連タグ
ケーキングフォーム：こちらもケーキ形態。
