概要
Looney Tunesは、ワーナーブラザーズブランドの短編カートゥーンシリーズ。
1930年から1969年までの約40年間にわたり制作された。
動物を擬人化したキャラクターが登場する作品で、キャラクター単体としての人気も高い。
1970年以降も派生作品が制作され続け、現在でもワーナーブラザーズの看板キャラクターとなっている。
メリー・メロディーズ
Merrie Melodiesは、ルーニー・テューンズと並行して1931年から製作された短編カートゥーンシリーズ。
当初は、ディズニーのカートゥーンシリーズやメトロ・ゴールドウィン・メイヤーのカートゥーンシリーズと同様に、コミカルなキャラクターがドタバタ劇を繰り広げるルーニー・テューンズに対して、メリー・メロディーズは様々な楽曲を用いた、ミュージカル仕立ての作品を志向した。カラー化もメリー・メロディーズの方が先だった。
しかし、ルーニー・テューンズのカラー化が完了する頃からはほとんど差異のない姉妹シリーズとなった。
オープニングのタイトルカードもルーニー・テューンズのフォーマット(同心円に囲まれた黒い円の中心部から、ワーナー・ブラザーズのロゴが飛び出してくる)に合わせる形になり(その代わり、ルーニー・テューンズもエンディングにあったメインキャラの「さあ、さあ、それでは皆さん!」のシーンがなくなる)、両者の差異はタイトルカードのロゴと、楽曲がルーニー・テューンズの『ザ・メリーゴーランド・ブローク・ダウン』か、メリー・メロディーズの『メリリー・ウィー・ロール・アロング』(アレンジ版) かの違いになった。
現在ルーニー・テューンズのキャラクターとして知られるうち、バッグスはもともとメリー・メロディーズ、ダフィーとポーキーがルーニー・テューンズのキャラクターである。だが、1944年8月にルーニー・テューンズのレーベルでバッグスの作品が製作されると、その差異も1945年までにほとんどなくなった。
1964年にワーナー・ブラザーズのCI変更の際してのOP・ED一新では、ついに楽曲も『ザ・メリーゴーランド・ブローク・ダウン』で統一されてしまい、スタッフでさえ自分達の作品がどちらの名義で公開されるのか解らない状態になったという。
どちらも劇場向けショート・カートゥーンとしての製作は1969年に終了。
その後、メリー・メロディーズとルーニー・テューンズのIPを取り扱う際には、1972年に既存作品をテレビ放送にする際に『メリー・メロディーズ・ショー』のタイトルが使われたが、1979年以降のテレビ向け新作の制作にあたってはルーニー・テューンズのフランチャイズ名で統合された。メリー・メロディーズ名義では『The Night of the Living Duck』と、『(Blooper) Bunny』(意訳すると「バッグス・バニーNG集」)でのみ使われた。
主なキャラクター
- バッグス・バニー
- ダフィー・ダック
- ポーキー・ピッグ
- トゥイーティー
- シルベスター・キャット
- ロード・ランナー
- ワイリー・コヨーテ
- ローラ・バニー
- フォグホーン・レグホーン
- スピーディー・ゴンザレス
- エルマー・ファッド
- タズマニアン・デビル
- ヨセミテ・サム
- マービン・ザ・マーシャン
日本での放送
日本では、バッグス・バニーを冠としてタイトルで放送されることが多く(バッグス・バニーのぶっちぎりステージ、バッグス・バニーショー)、本来のタイトルであるルーニー・テューンズの名の知名度は低いかもしれない(スヌーピーの本来のタイトルピーナッツと同様)。
現在ではカートゥーンネットワークで主に放送。
余談
キャラクターのモチーフになった動物
比較的マイナーな動物が動物する事で有名で、ワイリー・コヨーテが狼、ロード・ランナーがダチョウ、タズマニアン・デビルがイヌ科動物と勘違いされる事があるが、正しくはコヨーテ(食肉目イヌ科)、オオミチバシリ(カッコウ目カッコウ科)、タスマニアデビル(有袋目フクロネコ科)がモチーフ。よく見るとみんなモチーフの動物を捩ったネーミングである。
関連イラスト
関連動画
オープニング・エンディングまとめ
ルーニー・テューンズ
メリー・メロディーズ
表記揺れ
関連タグ
カートゥーンネットワーク カートゥーン 海外アニメ 懐かしアニメ
ルーニー・テューンズ50users入り ルーニー・テューンズ100users入り