概要
ワーナーブラザーズのアニメ「ルーニー・テューンズ」で放映された「ワイリー・コヨーテとロード・ランナー」シリーズなどに登場する鳥。
アメリカの野鳥「G・ロードランナー」ことオオミチバシリがモデル。
実在のオオミチバシリの体長は50-60cmほどだが、ロード・ランナーは小さめのエミューかダチョウ並みの大きさで描かれる。ナレーションの翻訳によると一人称は「僕」
「稲妻のごとく」と称される超駿足で荒野を駆けまわり、いつも捕食しようと襲い掛かるワイリー・コヨーテをあしらい、逃げ回る。
車のクラクションのような「ミッ、ミッ(Beep Beep)」という声が特徴で、またコヨーテの仕掛けたネタを避けたときにはたまに高速ベロを披露する。
ただの足の速さのみならず、公式サイトに「どんな不利な状況に置かれても幸運を呼ぶ無限のエネルギーで切り抜け、必ず勝利者となる」と表記されている通りに、幸運(と言うかコヨーテの不運)によって逃れる事も多々ある。時には物理法則すら超越し、例えば壁に描かれたダミーの道に入り込む事も(そしてコヨーテが追いかけようとすると壁に激突する)。
ただ逃げ回るのみならず、コヨーテを煽ったり、罠を逆利用して反撃する事も。時には車や電車を運転して直接轢く事すらある。曰く「意外と容赦しない主義」。一方で一部の回では流石に可哀想だと思い、とどめを刺さずに去った回もある。
過激なダメージ描写に定評のあるルーニー・テューンズ作品の中でも珍しく無傷であり続ける無敵の鳥ではあるが、一応何度か捕まった事は有る。もちろんその場合も、結局は無事に逃れているが。
またゲーム出演も何回か果たしており、流石にその場合は無傷ではいられない。
なお、ロードランナーの一連の作品には10箇条のルールなるものが存在し、スタッフはこの厳格なルールに従っているとされている(出典:ルーニー・テューンズ旧公式(web archives)。のだが実際にはこのルールを守っていない作品も多く登場する。
上記リンクの通り公式HPの記述なのだが、一体何故こんな事を言いだしたのだろうか……。