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概要編集

いつでもどこでもトゥイーティーを狙っているが捕まえられたことはまだない(ただし、ネズミを食べたことはある)。


自分より狙われているトゥイーティーの方が一枚上手で不運な目にあうというパターンばかりが続いている。


その為、悪役っぽい立ち位置だがかわいそうで憎めない性格として人気があり、出番も多いため主人公といってもいいかもしれない。


本来はトゥイーティーを狙うことが多いが、作品によってはポーキー・ピッグと共演したり、スピーディー・ゴンザレスダフィー・ダックと対決していたりしている。


彼も”ワイリー・コヨーテ”と同じく、実に”多才”である。そのコヨーテとは「勝利は誰の手に」で一緒に共演し、スピーディー・ゴンザレス&ロード・ランナーを捕まえようとするも、結局お互い共に不運な目にあっている。


備考編集

彼が出演した短編アニメの内、実に3本がアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しているが、これはルーニー・テューンズのキャラクターの中では最多の受賞キャラクターであり、アメリカン・アニメーション界のお祭り男である。それに加えて、アカデミー短編アニメーション賞をノミネートされた短編アニメも4本存在している。

短編アニメ受賞orノミネート備考
1945年Life with Feathersノミネートシルベスターが初登場した話。ちなみにアカデミー短編アニメーション賞を受賞したのはトムとジェリーの『ただいまお昼寝中』。
1947年Tweetie Pie(部屋の中で大バトル)受賞トゥイーティーと初共演した話。
1954年ネコの海岸物語ノミネートちなみに、アカデミー短編アニメーション賞を受賞した作品は近眼のマグーの『When Magoo Flew』。
1955年チーズはいただき受賞スピーディー・ゴンザレスと初共演した話。
1957年鳥中毒撲滅協会受賞シルベスターが登場している話の中では最後にアカデミー短編アニメーションを受賞した話である。
1960年Mouse and Garden(仲良しはライバル!?)ノミネートちなみに、短編アニメーション賞を受賞した作品は、後にトムとジェリーの話を制作したジーン・ダイッチが監督を務めた作品である『Munro』。
1961年The Pied Piper of Guadalupe(グアダルーペの笛吹き男)ノミネートシルベスターが登場している話の中では最後にアカデミー短編アニメーション賞にノミネートされた話である。ちなみにアカデミー短編アニメーション賞を受賞したのは、ザグレブ・フィルム制作の『Ersatz』。

前述の『部屋の中で大バトル』だけ、シルベスターを「トーマス」と呼ばれていたことがある(ただ、トムとジェリーのトム・キャットも「トーマス」という名前で呼ばれていたため、この名前で使われることは無くなった)。


前述したように、トゥイーティーを捕まえたことは殆ど無いが、1961年の『戦場のメッセンジャー』では、変装をしてトゥイーティーを騙した後、そのままトゥイーティーを捕まえるという珍しい展開があった。

また、2023年の『アクメ・フールズ』(『オズの魔法使い』とのマッシュアップ回)では、本当にトゥイーティーを食べていたことがある。(以下の動画も参照)


本来はトゥイーティーを狙うことが多いシルベスターだが、「雪の日の出来事」では、意外にも(序盤だけであるが)トゥイーティーと一緒に仲良く過ごしているシーンが存在している。「良心のささやき」では、とある出来事がきっかけで罪悪感を感じたシルベスターが、トゥイーティーがいた場所へ戻った際に、トゥイーティーが無事である(シルベスターに襲われそうになった際に別の場所へ逃げていただけだが)ことを知って、何度もトゥイーティーにキスする場面もある(その後にすぐにトゥイーティーを食べようとしていたが)。『シルベスター&トゥイーティー ミステリー』では、なんとピンチになってしまったトゥイーティー(と犬のへクター)を、迷った挙句助ける展開もあった。また、『アクメ・フールズ』の『原始家族フリントストーン』とのマッシュアップ回でも、ダフィー・ダックの発言を聞いてキャラと一緒に、仲良く(ダフィーに向けて)呆れた顔で見ているという珍しい光景を見ることが出来る。


「ブルドッグにご用心」などに登場するブルドックと出会った際には何度も酷い目を遭わされることが多い。しかし、1954年制作の「変身の館」では、二匹の犬(一匹が大柄なブルドック、もう一匹が子犬)に追いかけられた際に、ジキル博士(ハイド氏)の研究室に逃げ込み、その中にあった赤い薬(その際に、シルベスターがソーダ水だ!」と言っている。明らかにソーダ水ではないが…)を飲んだ結果、シルベスターが怪物に変身し、ブルドックに襲い掛かったこともある。なお、子犬に襲い掛かった際には元の姿に戻ってしまい、そのまま反撃された。


息子にシルベスターJr.がいる。


『バッグス・バニーのぶっちぎりステージ』以降、日本語版吹き替えの声優は江原正士が担当している。但し、現在と『ぶっちぎりステージ』とは喋り方が異なり、前者は「スルメも逆立ち」、後者は「ウシシー」「ウシシでのー」が口癖になっていた。ちなみに、『ぶっちぎりステージ』では、江原正士はダフィー・ダックの声優も担当していた。


余談編集

  • ピクシブ上でイラストを探す際は、「シルベスター」で検索した方が該当イラストが見つかりやすい。

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ルーニー・テューンズ トゥイーティー

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