概要
『ルーニー・テューンズ』内のオムニバスの一編『ワイリー・コヨーテとロード・ランナー』に登場するキャラクター。
1949年から半世紀以上、ロード・ランナーを付け狙い続けているコヨーテ。ナレーターの通訳によると一人称は「俺」
超駿足のロード・ランナーにはどう頑張っても追いつけないため、あらゆる手段や策略を張り巡らせてロード・ランナーの生け捕りを企み、あらゆる学名を持っている。
最終目標はロード・ランナーの捕食であるため、ナイフとフォークを持参しての直接的な襲撃や武器を使った殺傷を狙うこともある。
文字通りの撒き餌でロード・ランナーをおびき寄せ、立ち止まって食べている所を襲うのが基本的な作戦だが、いつもギリギリの所で逃げられ、自滅するのがお約束。
崖からの転落やダイナマイトによる自爆はコヨーテの十八番と言えるほど多用されている。
失敗の原因は主にコヨーテ自身の不注意、予期せぬ不運、使用した道具の不備等であるが、時にはロード・ランナーの度を越した幸運と身体能力に振り切られたり、策略を見破られて返されることもある。
酷い時にはロード・ランナーが全く画面に映らないまま、一から十までコヨーテの失態で終わることも。
アクメ社の製品を多用しているが、欠陥品をつかまされたり高すぎる性能に振り回されることも多い。
「一羽の鳥を捕食する」という目的と手段のつり合いが明らかに取れていないため、作中で自虐ネタとして突っ込んだことすらある。
長年追い続けているロード・ランナーとはある種の友情が生まれている描写もあり『バッグスバニー・ショー』の楽屋や『ロジャー・ラビット』などのプライベートでは肩を組むほど仲良し。『スペース・プレイヤーズ』でも恐怖で抱き合うほど。
普段は叫び声以外は口にせずプラカードで意思疎通をするが、バッグス・バニーと共演した時や『タイニートゥーン』では普通に喋っており、饒舌でエリート意識が高く、IQ207を自称する気取り屋だがここでも持ち前の不運と発明の欠陥で酷い目に遭っている。ちなみにこちらでの一人称は「私」である。
ちなみに狼のラルフ・ウルフというそっくりさんがいる。
関連イラスト
関連動画
Coyote catches Road Runner
コヨーテ 天才の証明
関連タグ
ケモノ ダイナマイト 無口 不運 / 不憫 天才 / 残念な天才
ワイリ:ヨルムンガンド(漫画)の登場人物で「ワイリー・コヨーテ」の異名を持つ。