海外アニメ『ルーニー・テューンズ』に登場する黒い鴨のキャラクター。(一部の作品ではアヒルとして扱われている)スピンオフ作品『ダック・ドジャース』では主役を務めた。趣味はテニス。意外にも散髪の才能の持ち主。
基本的に粗暴な話し方でたまにツバを飛ばしながら妙な丁寧語を話すのが特徴。(旧作ではチャラ男のような話し方である)
元々のダフィーは、陽気な性格をしたお調子者で、観客の笑いを誘う役、いわゆる"スクリューボール・キャラクター"の一躍を担っていた。
しかし、1951年に放送された『標的は誰だ(原題:Rabbit Fire)』以降は、それまでとは打って変わって、現在の自己中心的で金にがめつい上にどケチで、虚栄心も強く、自己保身の為なら平然と他人を犠牲にする事も厭わないという悪辣なキャラクターへと変貌。似たポジションキャラクターであるディズニーのドナルド・ダックとは悪い意味でアクの強い存在となった。
自らがルーニー・テューンズのNo.1であると信じて疑わず、本来のNo.1であるバックス・バニーの事は格下であると決め付けているが、実際は彼に対する並外れた嫉妬心と対抗心を抱いており、隙あらば彼をエルマー・ファッドに射殺させたり、猟銃や爆弾、ダイナマイトを使って本気で殺そうとする事さえも厭わないのだが、自らの悪行による報いやバックス自身の強運、そして自分自身の間抜け振りもあってか、大抵は酷い目に遭うオチで終わっている。
近年では『ルーニー・テューンズショー』ではバッグスを見下すようなことはしなくなり、現在では『Daffy's Rhapsody』を皮切りに『新ルーニー・テューンズ』、『Looney Tunes Cartoon(HBO Max配信アニメ)』では元のスクリューボール・キャラクター時代の性格に戻っており、このキャラと現在の自己中心なキャラを作品によって使い分けられている。その為バッグスの80周年の誕生日でもバッグスを見下すことなく普通に祝っていた。最近ではワーナーブラザーズアニメーションのロゴなどで登場する際でもスクリューボールの性格で登場することが多くなっている。