「ミッションネームは……ガイア!」
プロフィール
年齢: | 45歳 |
---|---|
所属: | XIG |
演: | 渡辺裕之 |
解説
ウルトラマンガイアに登場する防衛組織XIGのコマンダー(司令官)であり、主にエリアル・ベースのコマンドルームでXIG全体の指揮を執っている。
第1話では、「ファイターの操縦が間違ってる」と通信してきた我夢のことを邪険にせず、発言の意図を汲み取ろうとしたほか、続く第2話では、彼の類い稀なる素質を見抜き入隊を許可した。
我夢に対しては、彼が入隊した当初から他の誰よりも強く信頼しており、「化学分析ならジオ・ベースのラボに行かせた方がいい」と諭す千葉参謀に対しても、「アルケミー・スターズの1人がエリアル・ベースにいるのは決して無駄ではない」と述べている。
茶道を趣味としており、千葉参謀や隊員たちに振る舞うことがあるほか、テンカイやエンザンといった自然コントロールマシーンに刻まれていた篆書体にすぐ気づくなど、東洋文化に嗜みがある場面が見られる。
ガイアの正体にはいち早く気づいており、我夢の単独行動を黙認しているほか、ミーモスが化けたニセガイアが出現した際には変身せずに目の前にいる我夢(本物のガイア)をさりげなく確認しているシーンがある。この後「ファイターをサポートしろ」と出撃命令を出すが、おそらくこれは名目上で、「『本物の力』を見せてやれ」と言わんばかりの意を込めて出撃命令を出したと思われる。
また、ニセガイアが登場する前話の「決着の日」では、アグルとの光線の撃ち合いでダメージを負って変身が解けた我夢の元に先に駆けつけた際、我夢が「コマンダーは、僕のこと……」と言いかけたシーンがあるため、上述のように本物を知っているうえで出撃命令を出したというのは間違いないだろう。我夢がΣズイグルに捕えられた際は心の中で「対ガイア用の兵器ということか…」と呟くという露骨な描写もみられた。
こうして見てみると指揮官らしい中々の切れ者であるのだが、我夢がゴキグモンを千葉参謀の「ゴキブリと毒蜘蛛が合わさったような……」というセリフから命名した際には千葉参謀や堤チーフや敦子の不評をよそに「それでいこう」と、あっさりと承諾してしまうという一周回ってお茶目なところもある。
余談
演者の渡辺氏曰く、「石室も若いころにウルトラマンとして戦っていたことがあり、それ故我夢がガイアであることを知っていて行動を黙認している」という脳内設定があるらしい。
第20話から制服が変更されており、そのデザインは『謎の円盤UFO』ストレイカー司令官のファッションをモチーフに演じた渡辺氏自らがデザインしたという談話と、『スタートレック』のエンタープライズクルーをイメージしたという談話がある。