概要
1980年代に世界中で同時多発的に誕生した天才児たちによって設立された科学者ネットワーク。主人公の高山我夢と藤宮博也の二人もここの所属であるが、藤宮は我夢の参加と前後して脱退した。
彼らが開発した光量子コンピュータ・クリシスが根源的破滅招来体の襲来を予測したことからG.U.A.R.D.及びXIGが設立されることとなる。
組織名であるAlchemy Starsは「錬金術の花形達」の意。
劇中に登場したメンバー
ダニエル・マクフィー
演:ジョン・オコーナー
24歳。G.U.A.R.D.アメリカ支部所属のアルケミー・スターズの議長であり、議長として全体をまとめ、エリアルベースとの通信を通してXIGと交渉の窓口を務める。
クリシスやワームホールの研究も行っている。
人柄は温厚である。
最終決戦では、G.U.A.R.D.アメリカから地球怪獣達の力を使いガイアとアグルの力を取り戻す作戦をXIGに連絡した。
浅野未来
演:今村雅美
20歳。第44話では22歳。古代生物の専門家で、大沼ダムの近くに周辺にバリアを張り巡らせている浅野古代生物研究所を構えている。我夢とは知人。両親も古生物学者だったが、モンゴルで行方不明になっている。この経験がきっかけで「研究のために両親に見捨てられた」と認識した彼女は「母なる地球に見捨てられた古代生物」に理解を示すようになる。終盤に破滅招来体と宇宙怪獣達の本質を示唆し、とある計画に反対する我夢を後押ししている。
キャサリン・ライアン
演:デビー・リギアー
自然循環保護システム・エントの開発者。20歳。
我夢とはかなり親密であり、彼からは「キャス」と呼ばれている。藤宮と石室以外の人物で我夢がウルトラマンガイアであることに気付いている人物。頭脳明細なだけでなく行動力もあり、戦闘センスも肉体派チームのハーキュリーズから「我夢より頼りになる」と評されるほど。
第42話「我夢VS我夢」では、クラウスを探しに来た我夢と合流し、クラウスが消えてしまったという話を我夢に教える。また、我夢をデートに誘い、手を繋がせるという積極さも見せる。今までデートをしたことがいなかった自分のことを「つまらない女の子だった」と思っていた。キャスというあだ名は自分から我夢に教えた。
最終回で「ミッション・ガイア」を提案し、アルケミー・スターズの指揮をとった。
当初はウルトラマンになる女性キャラという設定案もあった。プロデューサーによると、初登場した第33話の脚本を担当した長谷川圭一からその件の提案があったが、シリーズ構成・小中千昭に「ポジション的にアグルV2の役割を喰ってしまう」と判断されたために却下されたという。この案は『ウルトラマンR/B』の湊アサヒが実現した。
クラウス・エッカルト
演:アルバート・スミス
初期から携わっているメンバーで、クリシスの集積回路設計者の一員にしてエントの開発にも関わっている。キャサリンが持っている写真に、藤宮とダニエルと一緒に写真に写っている。だが精神寄生体ビゾームに憑りつかれて光量子コンピューター「クリシス」に細工をし、ガイアとアグル対決の遠因を作った張本人にして「裏切り者」になってしまう。
黒い我夢に化けて自身を我夢の心の姿と告げ、さらにサタンビゾーに変身して我夢を苦しめた。
その後はドイツにて大量の精神寄生体と「遥かなる星の叡智」と称して融合し、ビゾームとなった。自分のことを才能を持って生まれたと評価し、精神寄生体から強大な力を託されたと思っている。また、自分に力を与えた存在は、人類に破滅をもたらす力ではなく、進化をもたらす存在だと考え、そのためにアルケミー・スターズから姿を消した。
準備稿での名前はケイン・マコーリーだった。
その他のメンバー
アラン
(演:ベンジャミン・ロトラ)
アル
ナタリー
スーパーコンピューターを持っており、アンチマター変換システムを制作した。
ミッシェル
我夢にエリアルベースの構図を請求したフランス支部メンバー。
メリンダ
ミッション・ガイアに参加した少女。梶尾をハンサムと称し、彼の顔を引きつらせた。
アジフ
ワームジャンプミサイル開発に携わったパキスタンのメンバー。
独特の手ぐせがある。