「私達アルケミー・スターズが、なぜこの地球に生まれたと思う?」
演:デビー・リギアー
概要
特撮作品『ウルトラマンガイア』第33話「伝説との戦い」から登場した女性で長く美しい金髪の美女でシリーズ後半のサブヒロイン。年齢は20歳で高山我夢や藤宮博也と同じアルケミー・スターズに所属している。自然循環保護システム・エントの開発者でもある。一人称は「私」。愛称は「キャス」。
頭脳も明晰な上に銃器の使い方にも慣れ、自然育ちの為に肉体も鍛えられている。これについてはXIGのチーム・ハーキュリーズから絶賛されている。
両親がいたが、森中の事故で失った悲しい過去を持つ。自らが育った故郷の森が森林伐採により活気を失っていたために自らの才能を使って生み出したエントで活気を取り戻すように活動していた。
しかしその活動が「シャザックを怒らせる」という理由で祖父や地元の人間達に理解されず、計画を中止を防ぐためにシャザックを倒す事で自分の計画の正当性を認めさせようとしていた。
このように自分の計画の為だけにシャザックを退治しようと暴走気味になっていた一方で、科学者らしく地元の人間達の「両親はシャザックにより殺された」という噂も「あれは事故」と否定しており科学者としては冷静さを失ってはいない。
カナダの森で我夢と出会った当初は小バカにしていたが、後に認めていく。森と自然を愛する我夢と同じ優しい心の持ち主でシャザックの暴れる理由が自分の子供を守る為の行為だと知りシャザックを倒そうとするガイアにシャザックの助命を嘆願した。
第42話「我夢VS我夢」で再登場、ドイツでアルケミー・スターズを脱退していたクラウス・エッカルトを探す我夢と再会し、人生初めてのデートを楽しんだ。かつて人間だったビゾームを倒した我夢の悲しみを理解し、以降は藤宮達と同様に我夢のかけがえのない親友となった。
第46話「新緑の森」では、我夢がアルケミー・スターズに自然コントロールマシーンのデータを送信、分析した結果自分が開発したエントと内部構造が同じであると判明、作戦に同行し我夢と内部に突入する。
TVシリーズ最終章(「天使降臨」「地球の叫び」「地球はウルトラマンの星」)ではXIGの選抜メンバー達との連携によりガイアとアグルを復活(彼女曰く「貴方達に光を戻してあげる」)させる「ミッションガイア」を指揮した。また、石室コマンダーや藤宮以外で我夢がガイアであることを初めて知った人物である。実際には自分から白状したようなものだが。
余談
次回予告では「キュートなワイルドな少女が君のハートを射止めるぞ」と独特な紹介がされていた。
本来はユリアンのようにガイア、アグルに次ぐ3人目の女性ウルトラマンになる予定であったが、復活したウルトラマンアグルV2と活躍が被る為にキャンセルされたという経緯がある。この案は『ウルトラマンR/B』の兄弟主人公の妹が実現した。
名前の由来はキャサリン王女と声優のキャス・スーシーからである。