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アニメ版

あにめばん

複数のメディアで展開されている作品の内、何らかの形で映像アニメーション化されたものを指す単語。
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概要

具体的には漫画ラノベ含む各種小説、そしてゲームなどの二次媒体作品(以下原作)の中から映像アニメーション作品として派生製作されたものを指し、その原作と区別する意味で“アニメ版”と呼ばれる。
主に分けてテレビアニメOVAOADなどがあり、近年ではWebアニメというのも存在している。

Pixivではアニメ化された作品でキャラクターデザインなどの設定が異なる場合、原作を含む他媒体のと分けるために付けられる、もしくは原作に登場しないアニメ版のみのキャラクターなどに付けられるタグとなっている。

アニメ化の項目にもある通り、アニメ化されるということは“その原作となる作品の人気が非常に高い”ということの証明でもあり、その事実は原作(とそれを含むシリーズ全体)にとってはステータスであると言って良く、いざアニメが放送されるとそれ自体が原作シリーズの宣伝代わりとなり、これをきっかけとしてさらにその作品全体の人気性を加速させる要因となりうる。

基本的に原作→アニメという形で作られることが多いが、中には最初からアニメ化されることが決まっており、それを念頭に置いて先に他の媒体でのメディア展開がなされる作品もある。

アニメ化に伴う内容の改変

なお、明確な原作のある作品のアニメ版と言っても、アニメ化の際にキャラクターデザイン、世界観設定、そしてストーリーそのものを微妙にあるいは大幅に改変、修正する場合も少なくはない。

漫画や小説が原作の場合、基本的には最初の方こそ原作通りのシナリオ展開となるが後述の理由から途中か終盤でアニメオリジナルの展開および要素(※1)を挟むことがあり、最終的に原作とは微妙に、もしくは大きくかけ離れた展開や結末を迎えるケースも多く見られ、逆にストーリー性の乏しい作品が原作の場合、基礎的な世界観設定に基づきつつも最初から独自のストーリー展開を構築することとなり、全体的なシナリオ自体はほとんどアニメオリジナルで進められることも多くなりがちである。
他にも各キャラクターデザインおよび作品内世界の雰囲気も原画・作画段階で原作のそれとは微妙に変わってしまうことも珍しくはなかったりする。

ただ、その大きな改変の結果としてストーリー内で重要とされた場面や台詞が変更および削除されていたり、アニメ版の設定と原作の設定との間に矛盾や破綻が生まれていたり、特定のキャラクターの扱いが原作と比べて悪いように見えてしまったり、あまつさえ原作そのもののコンセプトもメッセージ性も変えられてしまったりといった様々な要因によりアニメ作品全体が原作とはファンから見て悪い意味で別物同然と化してしまっていると受け取られるケースも往々にしてありうるのも事実で、その改変の度合いが原作ファンにとって受け入れ難い、期待に満たないものだと見なされるとそんなファンからはいわゆる原作レイプだの黒歴史だのと揶揄され、最悪アニメ版の存在自体がシリーズの中の汚点として扱われるようになってしまうこととなる。

他には改変とは少し違うが作品全体の描画においても半数話以上で作画崩壊作画ミスが頻発し、作品自体の完成度が原作と比較して低くなっているというケースもまれにだが見られ、その辺も原作ファンは非常に気にしがちだったりする。

アニメ化におけるストーリーの改変においてはTVアニメなら30分、映画でも最大2時間ほどで話に区切りをつけないといけないこと、アニメシナリオの元となる原作のストーリーが尽きかけていること、原作の原作での表現がアニメだと社会的に不適当だったりする可能性があること、そして監督をはじめとするメインスタッフの何らかの意向などの様々な事情が考えられ、特に最近ではたったの1クール~2クール(だいたい全12話から全25話ほど)の短期シリーズとしてのアニメ化も増えており、そういう短い期間の中で一定の物語を作らなければならないという理由も関係している。

特にまだ原作が継続中の状態でアニメが先に終了することになると、とりあえず適当な山場を最終回に持ってくるか、終盤から最終話にかけてほぼアニメオリジナルの展開で〆なければならなくなったりもする。

さらにいえば漫画や小説といった非映像媒体の原作を映像化することの難しさとして“作品形式における認識の違い”というものも挙げられる。
例えば台詞だと漫画や小説では台詞は文字で書かれているため、見てすぐに認識することができるが、アニメではどうしてもキャラが台詞を声に出して読み上げなければならないことから内容を認識するのにタイムラグが生じ、その結果原作での台詞や描写をいちいち拾っていると“原作で想像してたよりもテンポが悪い”という感触が発生してしまうことになる。
また、原作が漫画や小説という形式そのものをフルに活かした作品である場合、アニメ化して時間と視覚的な空間を与えられたために、原作に忠実に描写しようとすると齟齬や矛盾が生まれてしまうこともある。

また、ファンごとに原作全体やそのキャラクターに抱いているイメージとアニメ化に際して期待していた部分が異なっていることも少なくなく、同じ作品のファンの間でもそのアニメ版に対する細かい評価が割れた状態に陥るケースもよくある話だったりする。

ただし、一応言っておくとアニメ化において原作を100%完全に再現しているアニメなんてほとんど存在していないと言っても良く、例えいかに全体的には原作にほぼ忠実に作ってあるような作品でも細かい部分では多少の改変や修正が行われているものである。
中には最初から原作とは大部分が違う展開・設定で作ることを前提にしたアニメ作品も多く、例えそんな作品であっても視聴者からは傑作、名作と認知されているものも少なからず存在しており、いくらアニメの内容が原作とは違う形で改変されていたからといってすぐに駄作、失敗作扱いするのはそれはそれで早計でもある。

※1:時に原作では描かれなかった部分を補完する情報を追加したり、あるいは原作では明らかに不自然だった描写を修正することもある。

作品ごとのアニメ放送の期間

今までのアニメはだいたい1年ほどの期間(約50話前後)で放送されるものが多かったが、最近では上述の通り1~2クールくらいの短期間放送のアニメが主流と言える状況であり、それゆえ近年においては各季節ごとのアニメ番組の移り変わりは非常に激しくなっている。

しかも作品によっては途中で何らかの区切りを付けて一旦終わらせてしばらく経った後にその続きを放送するいわゆるシーズン分け方式を取っており、その放送分割アニメの場合、最初から第一部(1期)と第二部(2期)を分けて作ることを前提とした構成で進めていたか、あるいはまず第一部を放送して全体的な反響およびBDやDVDなどの関連商品の売上げを鑑みてから第二部以降を作ることを決めているかのどちらかで、評判が良ければさらに第三部から第四部まで作られることもある。

ちなみにその第二部が何時製作、開始されるかは作品ごとにまちまちで、第一部終了から1年足らずで第二部が始まることもあれば、かれこれ第一部が終わってから数年以上経っているのに第二部が放送されない、そもそも第二部が作られるのかすらわからないなんてケースも割とザラ、というより上の条件を満たしていないと見なされたり、最初から関連商品の売上に関係なく第一部だけの放送予定だったりすると、そのままアニメシリーズはそこで完全終了ということになる。
こうなるとそのファンはアニメの続きが始まるまで長いお預けを食うか、展開終了の場合はそれ以上先のストーリーをアニメで楽しむことが出来ないという絶望を味わうハメになる(※2)。

現在の所、一年以上放送が継続するようなアニメ作品となると既に何年も続いているようなビッグコンテンツ(※3)を原作としているものか、そのアニメに関連したグッズ(玩具やゲーム)を大量に売り出している企業がスポンサーとして付いている比較的低年齢層向けのアニメが大半である。
ただし、例えそんなコンテンツのシリーズがベースであったとしても、尺の引き伸ばし、スポンサーの出す関連グッズを売る為の強引な話の作り方、スポンサーの要望に合わせた唐突な路線変更など露骨な商業戦略的な内容と見なされると批判されやすい。

※2:一応、作品によっては直接的な放送はせずOVAなどOADとしてその後のストーリーを描いていくというケースもあるにはある。
※3:そういうアニメはこれらの漫画雑誌が原作となっているものが多い。

関連タグ

原作版 漫画版 小説版 ドラマ版 TV版 映画版 舞台版

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